中澤佑二 代表引退の意向
2006年7月27日
サッカー日本代表のDF中澤佑二がワールドカップドイツ大会を最後に代表引退の意向を固めていることが明らかになった。
昨夜ネットのニュースを見ていて仰天してしまった。中澤は今の日本代表に欠かすことのできない選手。もし本当にこのまま代表を退くことになれば代表チームにとってはヒデの引退以上の痛手となるだろう。
元々中盤のタレントは豊富だが決定力のあるフォワードと屈強なセンターバックの不足が課題だった日本のサッカー界において、中澤は待望久しい貴重な人材だった。実際のところヒデが引退しても代わりをつとめることのできる選手は何人も指を折ることができるが、中澤の代役がつとまる選手は皆無に等しいのが現状だろう。ジーコJAPANでは不動のレギュラーで、腰痛等のために彼が欠場した試合では目に見えてディフェンスの安定感が落ちていた。とくに2004年のアジアカップでの活躍はめざましく、私は今でも彼こそがMVPだったと思っている。
代表引退を考えたのは怪我等のために過密したスケジュールをこなすのが困難と判断したことなどが理由のようだ。しかしまだまだ彼は代表には必要な人材である。しばらくは怪我の状態に配慮したスケジュールにならざるを得ないのは仕方ないにしても、再び代表でチームを牽引する姿を見せてくれることを望みたい。