蜩の季節

2006年7月15日

昨日は暑さのせいか、それともワールドカップ観戦による不規則な生活のせいか中々寝つくことができす、未明まで目が冴えていた。すると夜が少し白み始めたころになっての鳴き声が聴こえてきた。今年初めて聴く蜩である。

私はこの蝉の鳴き声が好きで、動物界最高の音楽家だと常々思っている。夏の一番の楽しみは蜩の声を聴くことといってもいいかも知れない。夏の夕暮れに聴く哀愁を帯びた鳴き声にはたまらなく郷愁を誘われてしまう。毎年今くらいの時期になるといつ鳴きはじめるかと心待ちにしている。夕方にもまた聴けるかと楽しみにしていたのだけど、残念ながら聴けなかった。今朝聴いたのは少し慌て者の蜩によるフライングだったのだろうか。

それにしてもまた蜩の季節がやってきたわけだ。今年もきっと暑い夏になるんだろうな…。

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コメント

 ひぐらし(辞書で調べました(^_-)-☆)
 藤原正彦先生の著書「国家の品格」に、虫の音にさえもののあわれを感じ、その音色を楽しむ感性を持っているのは世界中で日本人だけである。っと書いてあったと記憶しています。
 僕らにとって当たり前のことが実は素晴らしい感性なのだと知りました。
 今夜のプログに改めてそんなことを思い出しました。
 僕も虫の音に様々を思います。虫の音というどどいつもありましたっけか、ああ……、虫の音にすら感謝する気持を持ち合わせる日本人でよかった……。
 

-> 風の又三郎さん

日本人は虫の音を聞く時、人の言葉を聞くのと同じ脳の場所が反応するのだそうです。虫の音を言葉として聞いているんですね。

これが遺伝によるものなのか、言語などと同じく文化的な要因によるのかはわかりませんが、いずれにしても祖先から受け継いだこうした感受性は大切にしていきたいですね。

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