荒川静香さん 『jnude』インタビュー
2006年9月 3日
9月1日発行のフリーペーパー『jnude』に荒川静香さんのインタビュー記事が掲載された。入手できなかった方のために内容を紹介しておこうと思う。ただ明記されてはいないものの、ここでの"フリー"とは"無料"の意味で、無断転載を許容するものではないと思うので、簡単に要約を記すだけにとどめておきたい。
ゆっくりうなずきたっぷりほほ笑む
結婚観については「相手の幸せな姿に自分の幸せを感じるので、"この人を幸せにしたい"と思った時に結婚することになるのでしょう」。
「朝ごはんは食べません、必要な時に食べればいいので。睡眠を多くとりたいので食事は移動中に済ませることが多いですね」。体力的なことだけでなく、「お肌のためにも最低7時間は眠りたいです」。
「プロになっても特に変わったとは思いません。もともと他人と競争するのは苦手だった。優勝しても負けた人のことを思うと感情は表に出せない。一人で挑戦するのはのびのびできるから好き。もともとの性格が今生きているのかな」。
水着姿を披露したCMについては「『わたしじゃないみたい』と思いました。かっこよかったです」。
夢を見失ったり、前向きになれない女性へのアドバイスは「自分で立ち上がるしかないと思います。誰かにどうにかしてほしいって思うかも知れないけど、最後に信じられるのは自分しかない。何かを見つける努力をすべきだと思います。ときには気分転換をして」。荒川さん自身去年どうしても気分が乗らないことがあり、スケート靴を持たない旅に出た。「たった4泊だったけどスケートを忘れられるくらい楽しかった。そのあと、いい結果を出すことができました(sergei註:どの大会のことかは不明)。気持ちが晴れないまま進んでいたら違う結果になっていたかも」。
これからどんな女性になりたいかについては「何事にも余裕を持てる人、いつでも相手を思いやれる人になりたい。自分に余裕がないと他人のことまで考えられないから」。理想の女性像は「かっこいい女性」。ではかっこいいとは「言動やしぐさとか、空気を読めること、機転が利くかどうか。想定外の状況でも、冷静な判断と対応ができるか。やはり余裕を持つということかな」。どうやって余裕を持とうとしているのかは「朝の支度に5分しか時間がないとしても『5分しかない』とあわてると何かを忘れてしまったりする。『5分もある』と思えたら、できることが違ってくると思うんです」。今まであせったことなさそうですね、とたずねると「今朝も遅刻しそうになりました(sergei註:このインタビューは横浜でのアイスショー(おそらくDOI)の後行われた)。電車に乗り損なうところでした。無理だと思ったけどなんとか間に合いました。あせったけどすぐに気持ちを切り替えないとその気分に支配されてしまう。気持ちを切り替えて余裕を持って次のことを迎えないと」。
インタビューの概要は上記の通り。かなり大きめのサイズの紙面(雑誌というより小さめの新聞という感じ)の見開き2面を使っての特集記事。4通りの荒川さんの笑顔の写真が掲載されている。黒い(濃いめの茶色?)服を着て、耳には花の形が3つ縦に連なったイヤリング、首にはネックレスを下げているが先端のデザインは写っていないのでわからない。ファッションモデルに挑戦した時の写真も添えられている。
メディアの性格上あまりスケートについての踏み込んだ話はないものの、随所に荒川さんならではのトークが散りばめられていて、人柄や考え方を窺い知ることのできる、ファンにとっては有り難い特集だと思う。
コメント
はじめまして。
morningdew21さんの「荒川静香最新情報ブログ」から飛んできました。詳細、紹介して下さってありがとうございます。直接、御礼が言いたかったものですから…いきなり書きこんでしまってすみません(笑)
sergeiさんの文章で、荒川さんの魅力がギュッと凝縮されているインタビューなのだということが伝わってきました。明日、フリーペーパー探しに行ってみようかしら…
sergeiさんのブログの話題…盛りだくさんで興味深く、楽しいですね。また、お邪魔させていただきます。更新、楽しみにしています。
-> alan-smiCさん
はじめまして。コメントありがとうございます♪
記事がお役に立てたとしたらうれしいです。スケートの中身にふれた話はありませんが、荒川さんの人柄や考え方が伝わってくるインタビューでした。『jnude』入手できるといいですね。
日頃感じたことをとりとめなく書き付けているブログですが、よかったらまたお越し下さい。お待ちしております。