ジャンプの見分け方 ルッツ

2006年9月26日

今回はアクセルに次いで難しいとされるルッツについて解説しようと思う。いつものように反時計回りの回転をする選手の場合について述べるので、時計回りの選手の場合は右と左が全て逆になることを念頭に置いて読んでいただきたい。


ルッツは左足のアウトサイドで後ろ向きに滑りながら後ろで右足のトウを突いて跳ぶジャンプである。難度はアクセルに次いで高いとされ、正味の回転数が同じアクセル以外のジャンプの中では最も難しいジャンプである。難しさの理由は助走路が描く曲線にある。左足のアウトサイドということは体の左側に中心を持つ円弧を描くことになる。このカーブの向きが踏み切り後の回転(ここでは反時計回り)とは逆になっていることを確認していただきたい。つまり踏み切った後でそれまで描いていたカーブとは逆の方向に回転しなければならないのだ。こうした助走路をとるジャンプはルッツだけである。

またトウループが右足が前で左足を後ろにして踏み切るがゆえに易しいとされるのとは逆に、ルッツでは左足が前で右足が後ろになることもルッツが難しい理由の一つである。この足の位置だと実質的に半回転ほど多く回転しなければならなくなることは理解していただけると思う。


トリプルアクセルを跳べる選手が限られている女子ではトリプルルッツが事実上最も難度の高い(プログラムに組み込むことが可能な)ジャンプということになる。普通プログラムの中で最も難度の高いジャンプはスタミナを消費する前に跳んでおく必要があることから、女子選手の多くはプログラムの最初にトリプルルッツからのコンビネーションジャンプを跳ぶ(ただし真央ちゃんのようにトリプルアクセルのような大技をもっている選手はこの限りではない)。これが成功するかどうかが女子のプログラムを鑑賞する際の最大のハイライトになる。このジャンプを安定して成功させられるようになることが世界のトップ選手となるための第一関門といっていいだろう。


見分ける際のポイントはまず、このジャンプはほかの種類よりも後ろ向きのままでの長い助走を必要とするということである。ほかの種類の場合は跳ぶ前にジャンプの回転と同じ方向のターンが入ることが多い。しかしルッツの場合は助走路のカーブがジャンプの回転と逆なので、もしターンを入れるとすればジャンプの回転とは逆方向にしなければならないが、これは負担が大きいのでそうした跳び方をすることはあまりない。男子選手や女子でもジャンプを得意とする選手の場合は跳ぶ直前にステップを入れることがあるが、体の向きを変えるようなターンを入れることは普通はないので、必然的に後ろ向きでの長い助走をとることになる。またその助走路の曲線も大きなカーブを描くことはジャンプの回転への負担を大きくするので、ほぼ直線に近い軌道をとることが多い。

このジャンプについて覚える際には特に女子の試合に注目するといいと思う。男子選手の場合は跳ぶ前にステップを入れるなど難しい跳び方をする選手も多いのに対し、女子選手の多くは左足のアウトサイドに乗ったままほぼまっすぐに後ろ向きに滑るシンプルな助走をとる場合が多いからである。また上にも述べたように女子選手はプログラムの最初にルッツからのコンビネーションを跳ぶことが多いのもわかりやすい理由の一つである。音楽が鳴り始めてすぐに緊張感をはらんだまま後ろ向きのまっすぐな長い助走からジャンプを跳ぼうとしていたら、それはルッツだと見て間違いない。

まとめ:ルッツの見分け方

  1. 左足のアウトサイドで後ろ向きに滑りながら後ろで右足のトウを突いて踏み切る。
  2. 助走路の描くカーブとジャンプの回転の向きが逆になるのはこのジャンプだけ。
  3. 後ろ向きのままで長い助走をとる。直前にステップが入ることはあるが、体の向きを変えるようなターンを入れることはあまりない。
  4. 女子選手は多くの場合プログラムの最初にルッツからのコンビネーションを跳ぶ。
Figure skating_Jumps_Demonstration by Yukina Ota - YouTube
太田由希奈さんによる模範演技
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コメント

そうなんですよね〜〜ルッツ!
私も助走の長さで判断しておりまする。
ルッツが得意な選手と言って思い浮かぶのは、
クワンや村主さんかな〜〜〜
難しいジャンプが得意な人って
意外なジャンプが苦手だったりしますよね。

-> sashaさん

フィギュアスケートに興味を持ち始めた頃はジャンプの種類なんて素人にわかるわけないと思っていました。でもみどりさんの得意技トリプルアクセルを覚えた後に、何だかやけに助走の長いジャンプがあってそれを「ルッツ」と呼ぶらしいということに気づいてから見分け方がわかるようになってきたのでした。

村主さんはルッツは得意で滅多にミスすることがないのに易しいとされているサルコウに四苦八苦していますよね。ループに至ってはプログラムからはずすようになってしまいました。荒川さんもルッツは得意なのにフリップで苦労していました。フィギュアスケートってなかなか奧が深いですよね。

 フィギュアスケートに興味を持ち始めた頃はジャンプの種類といえば、私は、「伊藤みどりのジャンプ」(トリプルアクセル)と「ほかの人のジャンプ」の2種類かと思ってました(^^;
 「ルッツ」といえば、荒川さんに興味を持ち始めた頃、荒川さんがフリーで最初に連続ジャンプするその1発目のジャンプ=ルッツ、という覚え方でした(^o^)。つまり、誰それが何番目にするジャンプは何、みたいな区別でした。「ルッツ」は助走が長いですね。その長い助走を見ているうちに、ハラハラドキドキしてました。
 やがてジャンプ前の動作でジャンプの種類の区別がつくようになってくると、「来るぞ!ルッツ!」、「クルクル@、サルコー!」ってな感じで、もっとエキサイティグになってきます。
 sergeiさんのジャンプ見分け講座、特にジャンプ前の動作で見分けよう!に注目してますよ。私は未だにルッツとフリップは区別が難しいです。

-> やまぼうしさん

女子選手が最初に跳ぶルッツは動きのない長い助走に見ていて緊張させられるんですよね。荒川さんや村主さんくらいになるとまあ安心して見ていられますが、ジャンプにちょっと難のある選手だとあの助走は心臓に悪いです。


ルッツとフリップはエッジがインかアウトかの違いだけですからね。フリップの場合は直前にほとんど必ず回転と同じ方向のターンが入るので私はそこで区別することが多いです。

フリップとトウループの区別が難しいという人もいるようです。ジャーナリストの梅田香子さんも以前ブログでそう仰ってました。プロのスポーツジャーナリストでもそういうことがあるのかと驚きました。

私が判断に迷うことが多いのはサルコウとトウループですね。選手によってはサルコウを跳ぶ時に前に出した右足の方に重心が移ってトウループみたいな跳び方をすることがあるので迷ってしまいます。

それからもう一つ、逆の回転をする選手の演技をそうとは知らずに見ていた時にいきなりルッツを跳ばれると一瞬トウループかと思ってしまいます。実況の方は余計なおしゃべりはなしにして、逆回転の選手の時は事前に言ってくれるといいのですけどね。

>フリップの場合は直前にほとんど必ず回転と同じ方向のターンが入る
 ターンから入ってくるとフリップを飛びやすい?それとも飾りの定番? ともかくルッツじゃないジャンプを次に翔ぶことが、わかるんですね。ありがとうございます。
 村主さんと荒川さんのルッツは違いがあって面白かったです。私は荒川ファンなので、あの深いエッジからえぃ!と飛翔する荒川流に惚れぼれしてましたけど。エッジが深くなければ荒川さんじゃないと思っているので。村主さんはしなやかな軽いルッツですよね。
 区別つかない組み合わせは色々あるんですよ。それはまたあとで。。。

-> やまぼうしさん

私はスケート経験がないのでよくはわかりませんが、フリップの場合左足のインサイドで長い距離を滑るのは却ってバランスがとりにくいのではないかと思います。直前にターンをしてその慣性を利用して跳ぶのが一番やりやすいのだと思います。


荒川さんは華麗で見映えのするルッツですよね。村主さんの助走は本当に動きがなくて同じ姿勢のまま真っ直ぐ滑るから息を呑んで見入ってしまいますね。ルッツは得意だから大丈夫とわかってはいますけど。

 私はリンクでチョコチョコ歩ける程度で、ジャンプできるのは夢の中だけです(^^)。(夢の中でも飛べるのは楽しいぞ!)
 ルッツのようなトウ系のジャンプは、足先を氷に突いて飛ぶ!と知ってはいても、足先を突した力だけでは、たとえ夢の中でも1回転さえできず、どうして3回転も飛べるんだろう?と不思議でした。それで足の振り、手の振り、体の軸心への絞り、足の曲げ伸ばし。。。いろいろ観察してました。
 村主さんは、ルッツやフリップで特に右足(軸足ではないフリーレッグの方)の振りを上手に使って飛ぶなと私は思いました。なんとも優雅(^^)。ルッツは左足「アウト」エッジで右足トウを突き、フリップは左足「イン」エッジで右足トウを突くの区別も大丈夫。
 それに対して、荒川さんはフリップが苦手???の件。私はトリノ前にフリップの回転不足に苦しんでいると聞いたとき、「ジャンプの天才荒川に苦手なジャンプ???」と驚きました。昔(例えば2004年ワールド優勝時)の映像を見直してもフリップが回転不足とは私には見えないのです。ただ、荒川さんのフリップはルッツっぽい(俗に言う「フリッツ」)、つまりフリップで右足のトウを突くときに左足がインではなくアウトになっているのでは?、とは言われてたようです。それを修正しようとしてフリップではトウを突くタイミングを遅くした(2004-05年)→そしたら今度は回転不足で2回転にダウングレードされるようになった(2005のGPシーズン)→十数年も慣れ親しんできた型の修正に五輪前に右往左往したが、五輪直前に減点なしにこぎつけた。というのが真相じゃないのかな。

↑(俗称訂正)。「リップ」(Lip:LutzっぽいFlip)だそうです。ハハ、俗称なんか紛らわしいので忘れて下さい(^^;
それに、「フリップ」の見分け方を、催促しちゃったみたいで、ごめんなさいね。
 

-> やまぼうしさん

俗称"リップ"ですか。何だか色っぽくていいですね。^ ^

荒川さんのフリップは踏み切る瞬間にエッジがアウトに移ってしまう癖があって、それで苦労していたみたいですね。タラソワさんも自分の元を去っていくと決まった時手紙で繰り返し「フリップの練習をしなさい」とアドバイスしていたそうですし。

フリップよりルッツの方が難度が高いので素人にはこの"リップ"という現象は理解するのが難しいですね。これもジャンプの天才ならではのことなのでしょうか。普通はルッツを跳ぶ時にエッジがインに移ってしまう選手の方が多く、これは"フルッツ"などと呼ばれるようですね。こちらの方が理解しやすいのですが。


夢の中でジャンプが跳べるなんていいですね。私は普段あまりいい夢を見ることがありません。普段の行いが悪いからかな。

「フリップの見分け方」はとりあえず下書き用のエントリーは作ったものの全く書けていません。気長にお待ち下さいね。

「ルッツ」は難度が高いんでしたね。凄いスケーターの見すぎで簡単かと勘違しかけてたど素人は、実は自分、と昨日ブロック大会の結果みて気づかされました。
 >普通はルッツを跳ぶ時にエッジがインに移ってしまう選手の方が多く、これは"フルッツ"などと呼ばれるようですね。
こちらの方が多いですよね。「ルッツ」/「フリップ」を軸足(左)の”エッジのアウト/インで見分ける”こそ、本来の見分け方なのに。プロの解説者も困ってしまって、技の名を言わない時さえある。
 ところで、前回の私の発言は、いい加減な憶測入りで誤解を与えるので、お詫びして訂正します。荒川さんがトリノ五輪前に審判から突きつけられた課題です。
 正確には「フリップの時に軸足(左)がインではなくアウトになってしまう」ことではなく、「回転が足りない(3回転ではなく2回転)」と判定されることでした。スケールが大きい荒川さんは、回転力と浮力を得るために体全体を使うのですが、審判から突きつけられたこの課題は本当に辛かった。3回転して着地するためにトウを突くと同時に素早く回転開始しようとする→回転が早く開始されているので半回転ほど足りないと判定される→回転開始を遅らせると回転力・浮力を得がたい→2回転までしかできない、というジレンマ。虐めに近かったかも。だから正面を向いて回転を開始し且つ3回転を成し遂げるという練習を何度も繰り返したんじゃないかな。トリノのフリーではフリップ成功に拍手が送られました。難題克服は立派。


 

-> やまぼうしさん

確かにトップスケーターの演技ばかり見ているとルッツが難しいジャンプだということを忘れさせられてしまいますね。本当はルッツを苦もなく跳べる選手なんて世界でもほんの一握りしかいないんですよね。


荒川さんのフリップはエッジが曖昧だということを以前から指摘されていたようですよ。やはりはじめに仰ったようにエッジのことを気にするあまり回転不足という現象が起きてしまったのではないかと思います。トリノでは回転不足は問題ありませんでしたがエッジについては厳しく見るとやはり少し曖昧さがあったようです。

しかし楽なはずのフリップが難しいルッツのようになってしまうというのはジャンプの天才だからこそなんでしょうね。素人には理解し難いです。

 sergeiさんの厳しい目が審判席にあったらどうなっていたか? もしも1回目の3回転ルッツした後で「3回転フリップ」が「3回転ルッツ」と判定されたら、次の3回目の3回転ルッツは0点になってしまうので一大事。そこまで厳しい判定を出さないにしても、エッジが正しくない長い時間があったとして減点される?
 昨シーズンの審判は、回転不足や着氷乱れには辛かったが、エッジの正逆には甘かったよう。荒川さんは「回転不足」を狙われ「回転不足」の解消を優先した。ただ、荒川のフリップは、回転、高さ、着氷とも見事だったのに加点が0だったのは実質的な減点だったかもしれない。
 次の五輪では、エッジの曖昧な選手に辛い判定が出る可能性は十分ある。審判から狙われないように、次世代の天才ジャンパーは今から修正してほしい。

-> やまぼうしさん

私の目が厳しいわけではなくて、そういう厳しい評価を見たことがあるというだけですよ。でもジャンプの判定が事前の選手からの申告などによらずに厳格になされたらザヤックルールと合わせて大変なことになりそうですね。荒川さんのフリップがルッツになり、サーシャのルッツがフリップになり、といった具合に判定されたとしたら。

確かに今は回転不足に厳しい採点がなされていますね。中野さんのトリプルアクセルもなかなか認めてもらえませんし。トップスケーターといえども選手それぞれに癖があったりして、ジャッジの判定との駆け引きは厳しいものになるかも知れませんね。

 エッジが逆に入ったら、新採点方式でどうなるのか、よく調べないで書いてます。違ってたら御免なさい。状況に応じて、(1)減点だけ、(2)実際のエッジに対応するジャンプとして採点+減点、のどちらかになると思いますが、ジャンプの種別を判定する審判員と回転数を判定する審判員は別人だそうなので、実際にどうなるの検討がつきません。
(前発言の訂正:荒川さんの1回目の「3回転ルッツ」は→コンボ)

ジャンプの見分け方に話を戻しましょうか♪

[前置き]私は古典派(氷上に描く図形<フィギュア!>を競ったコンパルソリをかろうじて知るフィギュアファンです。
 で、ルッツといえば、”)”を左足アウトエッジでしっかり描いてからジャンプする、つまり「後ろ向き左足」の長〜い助走でアウトエッジの弧を描いてからジャンプを仕掛けるルッツ(村主さん、荒川さん、恩田さん等)にシンパシーを感じます。
 ところが、スルツカヤさんは、助走の短いキビッキビッしたルッツをやるので見とれてました。
 (左足→)||(←右足)の状態で後ろ向きにちょっとだけ滑り、ジャンプ直前に足をそっと踏みかえ(左足を右足のさらに右側へ移し)、スル!と踏み切る。最近、じっくりと動画を見ててわかりました。キビキビ・ルッツの理由。速いリズムで舞うスケーターはこっちの方が似合う、と思いました。コンパルソリーって何?という感じなんですけど。これもルッツ。

-> やまぼうしさん

新採点方式はややこしいですね。ジャッジの人たちでさえ十分に詳細を把握できてなくて、去年の全日本ではザヤックルールの適用ミスという残念な事態が起こってしまいましたね。

私もコンパルソリーは辛うじて記憶にあるのですが何をやっているのかわかりませんでした。アイスダンスでは今でも残っているんですよね。


私はどちらかというとスルツカヤ型のルッツの方が好みです。やはり直前にステップがあった方がジャンプとその他の踊りの部分とのつながりがスムーズだと思うのです。

ほかの選手でいうと真央ちゃんがきれいなステップからのルッツを跳びますね。昨シーズンのジュニアの世界選手権で見た時はキムユナさんもこの跳び方をしていました。優美な表現が印象的な選手ですが、ジャンプの能力も高いんだな、と思わせられました。それから恩田さんも6分間練習ではこの形のルッツを見せてくれることがあります。でもプログラムの中ではオーソドックスなスタイルが多いですね。

最近陳露さんの映像を見る機会があったのですが、ルッツの助走が大きなカーブを描いていたのが印象的でした。多くの選手はジャンプへの負担を少なくするために真っ直ぐに近い軌道を描くのですが、ジャンプの回転と逆向きになるきれいな曲線で滑っていました。ほかの選手のお手本になるような完璧なアウトエッジのルッツでした。

 陳露さんの演技、ご覧になったのは名演「バタフライ・ラバーズ」(長野五輪銅)でしょうか?それとも「ラフマニノフのピアノ協奏曲2番」(ワールド優勝)?
陳露のルッツ、美しかったなぁ〜。ただ私はあの時代クワンさんに関心があって陳露さんはよく見てなくて。。。sergeiさんはいろんなルッツをご存知ですね。
 ああいう「美」しいジャンプ、ちゃんと加点してほしいけど。回転不足や着氷乱れに因る減点を恐れると、「ジャンプ回転と逆向きになるきれいな曲線」”)”は死滅するんじゃないだろか。やっぱり、新採点方式で高得点狙うには、まっすぐに近い軌線からジャンプに入るか、スルツカヤ型?のステップからジャンプに入る方が、得点が出やすいと思います。
 ところで、ザヤックルールは、「意図」して同じ種類のジャンプをした場合のみ引っ掛かるようです。だから、例えば「ルッツ」を予定していて「フリップ」を飛ぶ意図はなく結果としてエッジが逆に入って「フリップ」になったとしても、ザヤックルールには引っ掛からないようです。最悪の場合でも「ルッツ」を「フリップ」として採点され且つ減点(最大3点)されるで済むみたいです。私の勇み足でしたね。御免なさい。去年の全日本(男子シングル)では、「意図」して同じ種類のジャンプを規定以上飛んだと判定されたようです。
(参考)http://evergreenblog.seesaa.net/article/11012361.html

 

-> やまぼうしさん

私が見たのはワールド優勝の時のラフマニノフです。陳露さん美しかったです。確かに回転不足の不安があるとああいう助走は取りづらいでしょうね。


そうでした。ザヤックルールは何を跳ぼうと意図していたかが問題なんでしたね。去年の織田選手は三連続の三つ目が二回転と判定されたけれども三回転を意図していたとみなされてザヤックルールに引っかかったのでした。ややこしいですね。選手のみなさんは演技をしながらこうした判断を下していかなければならないのですから大変ですね。

夜中にこんばんは。ステップの種類の見分け方を探していましたら、
思いがけなく、こちらのルッツの見分け方の記事に入ってしまい、
よくみたら、sergeiさんのホームページでした(^^;

10月の記事にレスをするには恐縮ではありますが、私もルッツの
跳び方について同じことを考えていました。特に、以前から
ルー・チェンのルッツは入り方のカーブもエッジも正確だなあ
と感じていたのですが、同じことをsergeiさんも書かれていた
ので驚きました。

実は最近、クワンのルッツの跳び方をネタに記事を書こうとして
おりまして、陳露のルッツ前のカーブにも言及しようかと考えて
いたところだったんです。クワンは昔は陳露のように跳んでいた
のに、いつからかスルツカヤ型?になったような気がします。

そのうち書こうと思っていますので、お暇な時に読みにいらして
くださいませ。それでは。

-> みゅりえさん

こんばんは! 古い記事へのコメントもうれしいです♪

このシリーズ、ループとサルコウを残したままシーズンに突入してしまって未だに完成できずにいるところです。


みゅりえさんは陳露さんのファンだったのでしたね。現役当時からこのことを感じていたのですか、さすがによく見ておられましたね。私は最近気がつきました。あんなにきれいなカーブを描く選手はほかになかなかいませんよね。

クワンのルッツについてはあまり意識して見たことがありませんでした。跳び方に変化があったのですか。クワンというと私はフリップに因縁めいたものを感じています。ソルトレークシティーで転倒したのも、トリノに向けて練習中に怪我をしたのもこのジャンプでした。ルッツはいつも正確に跳んでいたような気がするのですが、みゅりえさんの分析、楽しみに読ませていただきます。

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