中野友加里さん 「トレーニングの極意」
2007年2月17日
ネット上のニュースを読んでいたら偶然中野友加里さんのインタビュー記事を見つけた。単に自分が見過ごしてしまっていただけかも知れないけど、あまり話題になっていなかったように思うのでここで紹介しておくことにする。まだの方は一読されるといいと思う。
自分流トレーニングの極意 : nikkansports.com 中野友加里
あの美しい演技は絶え間のない日々の練習の成果なのだということをあらためて思い知らされる。インタビューに答える中野さんの表情がとてもいい。カメラマンの愛情が感じられる写真だと思う。一番気になったのは、大学卒業後もスケートを続けられるうちは続けていきたい、と語っていたこと。大学卒業がタイムリミット、というそれこそシンデレラのような話も聞いていたので、続ける意欲を持っていることを確認できたのはうれしかった。
この記事、今までどこかで紹介されていたのだろうか、と調べてみたらさすがに中野友加里応援ブログ (Yukari Nakano Fan Blog) :Go, Yukarin!では取り上げていた。そのついでに佐藤夫妻についての記事も紹介されているのを発見。
「いつの間にか(選手の心に)溶け込んでいて、気づいたら上達していた、というのが理想」という信夫コーチの指導の極意が語られている。久美子コーチやいしだあゆみさんのお姉さん岡本(旧姓石田)治子さんの現役時代の写真もあり興味深い記事である。
コメント
大変興味深い記事の紹介をありがとうございました!
中野選手は真面目な性格そのままのインタビューの受け答えですね。
やはり地道な努力の積み重ねが、今日の彼女を作り上げたのだな〜
と改めて実感。
私がいいなあ・・・と思ったのは信夫先生の
『練習でも本番と思ってやらなければ、やってきたことが無駄になる』
という言葉です。
まさに信夫先生の生き方そのもののような・・・
日本が世界に誇れる大コーチですね。
この方のスケートは、見ている人の心を暖かくしますね。
真央ちゃんのもそうなのですが、一味違ったよさがあって、私も好きです。スルツカヤ後、私の好みが変わってしまったのか、優しいスケートが好きになってしまいました。
「休む事の大切さ」
この言葉は、今の私にグサッときました。
余裕が無い時ほど、本当は休む事が大切なのかもしれません。分かっていてもなかなか勇気がなくて・・・
-> sashaさん
中野さんがいかに練習の虫であるかがよくわかるインタビューですね(みなさんそうなんでしょうけど)。こういうのを読んでしまうとあれこれと勝手なことをいうのが申し訳なくなってしまいます。
佐藤夫妻の言葉も含蓄がありますね。お弟子さんたちがみなとてもしっかりとした人ばかりなのでかなり厳しく指導するコーチなのだろうと思っていたのですが、「自分の考えを押し付けず、巧みにやる気を引き出す」というところにコーチとしての幅の広さを感じました。これからも素晴らしい選手を育てて欲しいですね。
-> ぶるうらぐうんさん
中野さんの演技は見る人の心に訴えかける優しさがありますよね。少し前までは表現力に欠けるといわれていたのが信じ難いほどです。
人は不安な時ほど休むことが難しくなるのかも知れませんね。「365日スケート靴を履いていないと、なんだか落ちつかなかった」という中野さんが休むことの大切さを認識するようになったのは彼女に自信を持たせた信夫コーチの指導によるところが大きいのでしょう。そういう素晴らしい師匠を持った中野さんは幸せですね。