TVCMの名曲に困惑
2007年4月 6日
このところTVを見ていて喜納昌吉さんの「花」を耳にする機会が多い。統一地方選に合わせた政党のCMでBGMとして使用されているためだ。私は喜納さんを音楽家として尊敬しているのだけど、国会議員になったことについては首肯しかねていた。政治的なイシューに強い関心を抱いているのはわかるが、音楽家にはもっと音楽家に相応しい活動の仕方があるはずだと思うからだ。
彼が議員になってしまったことの帰結として生み出されたのがこのCMである。あの記念碑的な名曲が政党のCMのBGMとして流れるというのはいかにも場違いで、もったいないことのように思われる。ただそうはいってもやはり聴いていると誰によるカヴァーか知らないがうっとりと聴き惚れてしまう。そしてその感動が最高潮に達した頃になってあの人の顔が画面に登場するのである。
このCM、見る度にどう受け止めていいのかわからなくて困惑してしまう。
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