前田智徳選手 2000本安打達成
2007年9月 2日
広島カープの前田智徳選手が1日のドラゴンズ戦で史上36人目の2000本安打を達成した。あれほど怪我に苦しめられた彼がこのような偉業を達成したことは実に感慨深い。
彼は天才的な打撃センスに恵まれた稀有な野球選手である。足でヒットを稼げるタイプのバッターでないのでヒットの数ではイチローには及ばないが、バットコントロールの技術そのものではむしろイチローを上回ると言っていいのではないかと思う。それほどの才能に恵まれた前田だが、これまでの選手生活は怪我に苦しめられる日々の連続だった。一頃は「前田智徳はもう終わった」などと自嘲気味に話していたことさえあった。その彼がこうした栄誉に輝く日が来るとは想像できなかった。これも彼自身の努力と、彼を信じ続けたファンの声援の賜だろう。素晴らしい栄誉を心から祝福したい。
コメント
天才が認めた天才と称される前田智徳選手の偉大な功績に拍手を送りたいです。
今後の活躍にも期待します。
-> moonさん
才能に恵まれながらも怪我に悩まされ続けた彼がよくここまでたどり着いたものだ、と感慨深いです。素晴らしい快挙ですね。
以前、広島にロペスって外人の一塁手がいまして、
2塁ランナーに前田がいた時に、ロペスがヒットを打った際、
当然、前田は全力疾走ができないため3塁に止まったんですが、
普通なら還ってこれた当たりだったので、これにロペスは激怒、
その後ベンチ裏で前田につかみかかる騒ぎを起こした事がありました。
その話を聞いた時、さすがに巨人ファンである自分でも
「とんでもない野郎だっ!」って怒りましたが、
これはロペスがその年の年棒を、打撃成績に応じて決まる契約も含めており、
極端に言ったら打点1つでも大きく金額が変わる可能性があったので、
思わずそういう行為に及んだらしいですが・・・。
まあこのペナルティで登録抹消され、その後打撃不振になり、
その年の途中で退団という羽目になったので、
結局この行為の方が『とても高く付いた・・・』という形になりましたね・・・。
-> ボランチさん
そういえばそんなことがありましたね〜。カープファンや日本の野球ファンにとって前田選手がどういう存在であるかをわかってなかったんでしょうね。自分がもしカープファンだったら「たとえシーズン100打点を稼いだってそんな選手はいらない!」と息巻いて怒っていたでしょう。満身創痍になりながらカープ一筋で懸命にプレーしてきた彼を愛するファンの心情を害してしまったら広島の街では生きていけないのだということを心得ておくべきでしたね。
>ファンの心情を害してしまったら広島の街では生きていけない
のくだりでちょっと思い出したんですが、(まあかなり意味は違うんですが・・・)
以前、広島出身の友人の地元でやった結婚式に出た際、
ちょうどその晩、広島球場で「広島−巨人」があったので、
友人の父親にチケットを取ってもらったんですよ。(父親は結構エライ人なので)
それで勇んで見に行ったら、席は一塁側ベンチのすぐ後・・・。
かなりいい席だったのはいいんですが、
当然、内野に陣取った広島応援団のすぐ前・・・。
すぐに団の人が、「しゃもじ」を『応援して』って感じで配っていきました。
もちろん、その晩は広島東洋カープを応援させていただきました・・・。(笑)
おかげで、巨人は『サヨナラ負け』という“オチ”まで付いてしまいましたよ・・・。
「郷に入ったら郷に従え」とはよく言ったものです・・・。(爆)
-> ボランチさん
私も広島球場の一塁側席でジャイアンツの応援をする勇気はありません。もしそんなことをしたら生きては帰れないでしょうね。^ ^
広島カープは市民が支えている球団ですので、フランチャイズ制の手本とも言えそうですね。