日本代表 オーストラリアに惨敗

2007年9月 9日

フランスなどで開かれているラグビーワールドカップの初戦、日本はオーストラリアに3-91で敗れた。実力差が大きい上に次の試合を見越してサブのメンバーで戦っているので勝敗はもとより関心のほかだった。ただ格上の相手に対しても少しは気骨のあるところを見せて欲しいと思っていたが、結果はいいところのない惨敗だった。若き司令塔、SOの小野選手が周囲との意志の疎通を欠いたキックを何度か蹴っていたのが気にかかる。日本語がまだあまり得意ではないそうで、あるいはほかの選手達とのコミュニケーションがうまくいっていないのだろうか。

次のフィジー戦は先発メンバーを総入れ換えするのでこれほど不様な内容にはならないはず。それでも 決して楽観はできない。ともかく選手達の奮起に期待したい。


実を言うと私はフィギュアスケートのような審美性を競う競技を別にすれば、最もおもしろいスポーツの種目はラグビーだと思っている。ただこれまで一度も記事を書いてこなかったのは、日本のラグビー界の現状に寄せる思いが複雑過ぎて簡単には書くことができないからだった。

しかし何と言っても四年に一度の大きな大会であり、今はとにかく精一杯応援することにしたい。

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コメント

監督をパワーラグビーの国から選んじゃだめです。
ひ弱な体力で対抗する戦術を生み出す土台をもってません。
村田亙を起用しないでSHにオールブラックスの引退選手を起用し続けた大会がございました。
世界的に知られていて何を仕出かすかが判断できて、ビデオ研究にも事欠かない選手より、村田で勝負してみる。
この時の監督は平尾でしたが、な〜にも考えちゃいないことに呆然とします。
ついには観戦に行く気にもなれなくなった。

-> molamola-manbowさん

はじめまして。コメントありがとうございます♪

カーワン招聘はエリサルド解任を受けて苦肉の策だったのでしょうね。私も彼の現役当時のプレースタイルと日本のラグビーが目指すべき方向性があまりにも懸け離れているように感じられて少し違和感がありました。ただ彼は選手としてのみならず指導者としても実績があり、日本でプレーした経験もあって日本のラグビー事情には詳しいですし、日本人の体格に合ったスタイルを構築しようと努力してくれているようですので、その手腕に期待しています。


私が以前ほどラグビーに夢中になれなくなってしまったのにはいくつか理由があるのですが、ご指摘のように平尾監督の時代に村田亙が代表からはずれてしまったことも一つのきっかけでした。世界で戦うための戦略としてそういう選択もあり得たのかも知れないですけど、サポーターとしては代表チームへのシンパシーを感じられなくなってしまいましたよね。宿澤さんも亡くなって、堀越正巳と村田亙が代表の正SHの座を争っていた、日本のラグビーが最も輝いていたあの時代は遠くなってしまいましたね。


今後ともどうぞよろしくお願いします。

自分もサッカー見るようになる前はラグビーをかなり見てましたよ。
今泉や堀越が早稲田に入って 『スーパー1年生』 と呼ばれ、
日本選手権を獲った頃がピークだったかな・・・。
 
W杯も第2回のは、ジンバブエ戦の初勝利を興奮して見ていたのを思い出しました。
調べてみたら、W杯での勝利はあの1勝だけみたいですね・・・。
第3回で “オールブラックス” に3ケタ取られて惨敗したのぐらいまで覚えてます。
それで見なくなっちゃったかも。
ちょうどJリーグも始まって軌道に乗り始めた頃だったし・・・。(笑) 
 
現在、フィジーとの実力差はどのくらいなんですかね?
今回のW杯はちょっと見てみようかな・・・。

-> ボランチさん

日本は第2回大会でジンバブエ戦に勝利したのが唯一の勝星です。ニュージーランド戦で喫した失点は確か今も破られていない大会の最多記録だったと思います。

私も最近の勢力地図はよく把握していないのでフィジーとの力関係はわかりません。かつては独特の幻惑的なパスワークで“フィジアンマジック”と呼ばれて強豪国からも恐れられたチームですが、今は以前ほどの力はないのかも知れません。しかしいずれにしても日本よりは格上と思っておいた方がいいのではないでしょうか。もちろん勝つチャンスはあるでしょうけど…。


私はJリーグが始まる前は一試合に一点入るかどうかわからない退屈な競技なんて見ていられるか、などと思っていました。^ ^ でも今はサッカーを見る機会の方がはるかに多くなっていますね。

もしラグビー界から川淵三郎キャプテンのような人材が輩出していれば日本のスポーツ文化は随分違ったものになっていただろうな、ということをよく考えます。今は人気でサッカーに遠く及ばなくなってしまっているのは何とも残念ですね。

今調べたらフィジーは世界ランク12位で日本(18位)より格上ですね。でも勝つチャンスはあるでしょうから健闘を祈りたいです。

フィジー戦、惜しかったですね。最後まで見ちゃいましたよ。
特に最後ロスタイムに入ってからの攻撃は凄かったですね。
こんな楽しいラグビー見たのはいつ以来かな・・・。
 
昨日から、サッカーのスイス戦、なでしこジャパンのロスタイム同点FKなどなど・・・。
いいもん見せてもらってますよ〜!

-> ボランチさん

うーん、惜しかったというより勝てる試合を勝ち切れなかった、と思ってしまうのは欲張りでしょうかね。最後はもっと密集のサイドにこだわって攻めてもよかったかな、などと思ったり…。

まあでもフィジーを相手に互格の試合ができたというのは収穫でしょうね。カナダも世界ランクではフィジーと変わらないくらいの力なので健闘を期待したいです。

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