世界チャンピオンを励ました歌

2007年10月16日

先日のWBC世界フライ級タイトルマッチについて述べた際、チャンピオンの内藤大助選手が入場のテーマ曲としてC-C-Bの「Romanticが止まらない」を使用していることに少し言及した。厳密に言うとC-C-Bには「Romantic…」のほかにもヒット曲がないわけではないが、今日彼らの存在は専らこの曲によって記憶されているので実質“一発屋”と見做して差し支えないだろう。それだけに今時彼らの音楽がゴールデンタイムの全国放送で流れたことに不思議な感慨にとらわれた。

この「Romanticが止まらない」と内藤選手を巡るエピソードを夕刊フジが今日付の記事で紹介している。内藤選手がこのような今あらためて聴き直す価値があるとは思えない曲にこだわっている理由がよくわからなかったのだが、これを読んで納得した。音楽には人を励ます力があることを示す、ちょっといい話である。


なお挑戦者の亀田大毅選手は試合前に「アイツはいじめられっ子やろ。オレはいじめっ子や」と内藤選手を挑発している。私は彼ら亀田家兄弟のいわゆる“ビッグマウス”については寛容な考えなのだが、この発言はたとえパフォーマンスの一環だとしても極めて不愉快だ。いじめに苦しんでいる子供たちを励ますことはプロのアスリートの役割りではないのか。こうしたパフォーマンスはあくまで彼の虚勢であって、根は人の心の痛みがわかる優しい青年なのだと信じたいが…。

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コメント

最近ここ数年、『Romanticが止まらない』が、
TVなどで使われるケースってかなり増えてるように思います。
 
数年前のドラマ『電車男』とか、最近では『SMAPxSMAP』の中で、
稲垣吾郎が笠さんに扮して、コントやってますよね。
たしかに「今の時代まで生き残っている」とは、当時思いもしなかった曲ですが、
この曲を聴いてた人には、インパクトが強烈に残っていたのでしょうね。
やはり当時としては最先端を行ってたサウンドだと思いますから・・・。
 
でも自分は、『Lucky Chanceをもう一度』の方が好きなんですけどね・・・。(笑)

ご無沙汰しております。その後、お変わりございませんか?
最近のテレビ放送の内容は、今のこの国をそのまま反映しているようなものばかりで、気が重くなります。
政治にしろ、スポーツ・・・話題の相撲界、ボクシングに関しては、もう目と耳をふさいでしまいたい心情にとらわれます。
自分本位で、自分たちの言い分ばかりを声高に張り上げる・・・
世の中は奇麗事ばかりで済まされるとは思っていないですが、もう少し全ての人が「フェアプレイ」を思い出して欲しいと思ってしまいます。

なんだか愚痴っぽくなってすみません(*~~*)
久しぶりにお伺いしたと言うのに・・・

「ロマンチックが止まらない」はサビの部分しか知らないのですが、内藤選手の雰囲気とその曲は、一見確かに??と思われますね。
人にはそれぞれ、思い入れのある曲があるのですね。

『Romanticが止まらない』は20年以上前のヒット曲だと思います。
記憶が曖昧模糊ですが・・・。

不思議な気持ちですね。
boxingの入場テーマとしてミスマッチに感じました。


-> ボランチさん

この歌最近TVで流れるケースが多かったんですね。知りませんでした。当時十代くらいの年齢でこれを聴いていた世代がTV局の番組制作に携わるようになっていることの表れでしょうかね。

以前松本隆さんがラジオで話しているのを聞いたことがあるのですが、C−C−Bは当時から“一発屋”などと揶揄されていたので筒美京平さんと二人で何とかして上げたいねと話していて、その思いをそのままタイトルにしたのが「Lucky Chance…」だったのだそうです。その甲斐あって「Romantic…」ほどではないもののそこそこ売れて、彼らの延命に成功したとのことでした。でも今となってはほとんどの人が思い出すのは「Romantic…」一曲でしょうね。^ ^


-> ぶるうらぐうんさん

こちらこそご無沙汰しております。このところすっかり亀田家ウォッチャーになってしまっている自分に嫌気がさしつつも変わらず元気に過ごしております。^ ^ 自分のサイトのことで精一杯で、なかなかよそ様のサイトにコメントする余裕がなくなってしまっていますけれども…。

格闘技に関連して嫌な話題が多くて辟易してしまいますね。亀田家の所業の醜悪さは言うに及ばず、派手なパフォーマンスをさらに増幅して垂れ流し続けたメディアやそれに感化されてしまった大衆のことを思うと暗然とした気持ちになります。内藤選手のような本物のヒーローにもっと脚光が当たるといいのですけどね。

「Romantic…」はボクシングのタイトルマッチで聴くには相応しくない曲のような気がしましたけど、いじめられてつらかった時の内藤選手を支えた音楽だったということがわかってすっきりとした気分になりました。音楽にまつわる思い出というのは本当に人それぞれですね。


-> moonさん

「Romanticが止まらない」は1985年の1月25日にリリースされ、TBSドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌に採用されたこともあってビッグヒットになった曲のようです。今またこんな形で、しかもTBSの中継で聴くことになるというのはおもしろいものですね。

「Lucky Chance…」はそんな思いが込められて、作られていたんですね・・・。
そう言われると、他の曲とは何かひとつ趣が違うかもですね・・・。
って言っても、その他の曲はほとんど思い出せないですが・・・。(笑)
 
「Romantic…」は、そういえば何週間前かの「笑っていいとも」の、
昔の曲にスポットを当てて、本人に歌ってもらうコーナーで、
笠さんがひとりで出てきて歌ってたの見ましたよ。
歌声(あのウラ声)は当時とほとんど変わってなかったです。

-> ボランチさん

タイトルに見かけとは違った意味が込められているというのはおもしろいですよね。

最近も「Romantic…」をTVで歌っていたのですか。この歌は想像以上に日本の音楽ファンの間に浸透しているみたいですね。

いじめられっこ発言・・・本当に不愉快でした。大毅さん・・・まだまだ子供染みてます。自分の二十歳前の時を考えると、あまり大きな事は言えない私ですが(大汗)、きっと史郎トレーナーと考えが真逆のトレーナーにつかないと更生?は難しいだろうなぁ〜と漠然にも思います。素質はありそうなので、何年後かに人間的にも素晴らしい世界チャンプになったら素晴らしいですよね。辰吉氏と薬師寺氏との試合・・・あの時は私、号泣した思い出があります。

-> がちゃ子さん

挑発行為にもそれなりの作法というものがあることをわきまえていて欲しかったですね。あの発言で傷ついた人もいただろうと思うと本当に残念です。

あの一家は親離れ・子離れをしないといけないでしょうね。これを機にまた新たな一歩を踏み出して、今度は実力で脚光を浴びるまでの存在になれば、それはそれでまた素晴らしい物語になりそうですね。


「辰吉 vs. 薬師寺」、がちゃ子さん泣きましたか。あれは本当にそういう試合でしたよね。試合前の互いの挑発から試合後に健闘を称え合う姿まで、全てがドラマティックでした。またああいう試合が見たいですね。

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