スケートアメリカ2007 男子シングル フリー
2007年10月29日
高橋大輔選手:チャイコフスキー ロミオとジュリエット
注目された4回転ジャンプは一つだけ、トリプルアクセルとトリプルルッツで転倒、と彼にしてはやや物足りない印象の演技になった。ジャッジスコアを確認するとスピンやステップでもレベルをとりこぼしている。フリーのみではライザチェク選手に及ばなかったがSPの貯金が生きて優勝した。
全体としては非常に密度の濃い見応えのあるプログラムだと思う。今後はもっと完成された姿を見てみたい。
エヴァン・ライザチェク選手:トスカ
まず上が白い衣装だったので驚いた。そのせいかいつもよりやや体型が太めに見えたような気がする。あるいはもしかすると彼がこれまでずっと黒い衣装にこだわってきたのには恵まれた体型をより際立たせようという意図もあったのだろうか。
得意のフリーはさすがにノーミスでまとめてきた。4回転トウループもスローではやや回転不足気味ながら認定されている。プログラムの印象としては動きが激しすぎて処刑を控えて悲嘆にくれる男の悲しみは伝わってこなかったように思う。
小塚崇彦選手
ジャンプが絶不調で何とも残念な演技。ステップなどはなかなか見応えのあるものを見せていただけにもったいない。こんなにガタガタとジャンプが崩れる選手ではないはずなのだが…。早く調子を取り戻した彼の演技を見てみたい。
カテゴリー:
フィギュアスケート
コメントを投稿