ロシア大会2007 男子シングル SP
2007年11月24日
小塚崇彦選手
ルッツからのコンビネーションはトウループがダブルに。しかしそのほかの要素は予定した通りきっちりこなしていた。スケートアメリカの時からくらべるとかなり調子を上げてきているようだった。本人も手応えを感じている様子で演技終了後はガッツポーズが出ていたのだが、今シーズンのパトリック・チャン選手の大躍進を思い起こすとこの演技で喜んでいる姿に寂しさも感じてしまう。それからプログラムも彼のスケーティングのよさがあまり生きない選曲のように思える。
ジョニー・ウィアー選手
今シーズンの好調さがそのまま表れたミスのない演技。ストレートラインステップの中ほどで「ダヴァイ! ダヴァイ!」と繰り返し叫んでいたのはズミエフスカヤコーチか、それとも地元のファンだったか。終了後は大歓声でロシアびいきの彼はさぞうれしかっただろう。
ジェフリー・バトル選手
トリプルアクセルで限りなく転倒に近いお手つき(ディダクションはつかなかった)、ルッツはダブル。相変わらず本調子からはほど遠い出来だった。
ステファン・ランビエール選手
中国大会の不振からかなり復調してきたようでいい演技だった。アクセルはダブルだが4回転トウループ–ダブルトウループのコンビネーションを余裕をもって成功させた。プログラムはいかにも彼らしい不思議テイストだが、なかなかおもしろい味わいだと思った。
これは全くどうでもいい余談なのだけど、英語の場内アナウンスの女性が私にはどうしても田中真紀子議員の声に聞こえてしまう。自分だけかな?
カテゴリー:
フィギュアスケート
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