グランプリファイナル2007 女子シングル SP
2007年12月15日
ついに始まったグランプリファイナル。この場所に一番いて欲しかった人がいないのが何とも残念だけど、とにかく6人の舞姫たちの演技に酔い痴れたい。
キャロライン・ジャンちゃん
最初のフリップはやや高さがなくて危なく感じたが大きな乱れにはつながらず次にダブルトウループをつけた。ルッツがインサイド踏み切りなのは相変わらず。スパイラルやスピンでは完成度の高い技を見せつけて魅了してくれた。SPを終えて2位に立ち、何とTESではお姉さん選手たちを差し置いてトップだった。ぜひフリーでもこの調子でのびのびと滑って欲しい。
中野友加里さん
同じくフリップがやや危ない感じがしたけど大きなミスにはつながらなかった。ステップはかなり構成を変えてきたそうで、後半にトゥイズルや両方の回転のループなどが入っているのが目についた。本人のインタビューではどこか失敗したところがあったそうなのだけどそれはよくわからなかった。
カロリーナ・コストナーさん
トリプルフリップ–トリプルトウループのコンビネーションもステップからのルッツもきれいに決まった。これまでの2戦はSPで高い点はもらっていてもこの二つのジャンプはやや危なっかしい感じがあったのだが彼女にしてはめずらしいほど安定感のあるジャンプだった。それだけにアクセルがシングルになったのはもったいなかった。しかしジャンプさえ決まれば高得点を叩き出す選手なのでフリーではおもしろい存在になるかも知れない。
キミー・マイスナーさん
トリプルルッツの後にトリプルトウループをつけたがおそらくこれはダウングレード。点数が思いがけず伸びなかったのでほかにも何か減点要因があったのかも知れない。
浅田真央ちゃん
フリップからのコンビネーションジャンプはまたも二つ目のループで手をついてしまった。ここまではある意味想定内だったけど何と次のステップからのルッツではステップでつまずいて踏み切ることができなかった。レイバックスピンでビールマンポジションを短めに切り上げて普通のキャッチフットのポジションに移行していたのは何か理由があったのだろうか。
ともかく要素が一つ抜けてしまってもほかの選手たちと大差のない点が出てしまうのは真央ちゃんの能力の高さの証明でもある。SPで出遅れるのにはもう慣れてしまっただろうから、気を取り直してフリーに臨んで欲しい。真央ちゃんの力なら十分逆転も可能なはず。
キム・ヨナさん
めずらしくフリップで手をついてしまい次のトウループはシングルに。しかしその後は各要素を落ち着いてこなしてSPを終えてトップに立ち、実力者の貫禄を見せつけた。今シーズンの圧倒的な安定感からすればやや意外な出来ではあったが、調子はそう悪くなさそうに見える。フリーでは真央ちゃんとのレベルの高い競り合いを見せて欲しい。
コメント
こんにちは!フリーの結果も出てて、気にはなりますがっ!放送あるまで目をつぶってます(>_ ショートからして、すでに緊張感ビリビリでしたね。そんな中、私もキャロライン(ジヤン)がのびのび演技してて、よかった。PCSが抑えられたから2番だったけど“自分”採点では一番でした。
ゆかりん(中野)は生でみたらもっと感動的だったかなぁ。ノーミス(と思います)、スピンもこれでもかというくらい高速。清涼感ある幻想的な躍動?イタリアの観客を魅了しましたね。得点が出たときのブーイングには正直驚きました。東洋のしかもあまり知らないだろう選手でも、心を揺さぶるファンタジー♪だったんだろうな。シンプルな?気品ある佐藤久美子振りつけが、ゆかりんにはあってる、と思いました。
安藤さん、見たかったですね(私は荒川さんもみたかった)。
-> やまぼうしさん
私も男子はゆうべのうちに結果を見てしまったのですが、女子は情報を遮断して放送に備えました。^ ^
キャロラインちゃんよかったですよね。中野さんの得点が出た時のブーイングには驚いたしうれしかったですね。リンクの上にはすでにコストナーさんがいて気もそぞろだったはずなのにああいう反応をしてくれて。
荒川さんせっかく現地にいるのですからエキシビションに出てくれればいいのですけどね。みんな大喜びするはずなのに。^ ^