ハンドボール北京オリンピック予選のやり直し 女子は韓国に敗戦
2008年1月29日
異例のやり直しとなったハンドボールの北京オリンピック予選、今日は女子の日本対韓国戦が行われ、日本は21-34で敗れ今大会でのオリンピック出場権獲得はならなかった。
前半日本は6人が低い位置に横一線に並ぶディフェンスの布陣を敷いたが、9mラインの中に入ってくる相手へのプレッシャーが弱く簡単に点を許してしまう。逆に日本のオフェンスは高い位置から積極的にプレッシャーをかけてくる韓国のアグレッシヴなディフェンスになかなか攻め入ることができない。後半に入ると日本は右45度の選手を高い位置に配する変則的な5-1ディフェンスの隊形に変えて互角の守り合いを演じてみせた。しかし攻撃でミスを繰り返し速攻からの失点を重ねて点差を広げられた。自分たちのやりたいプレーを相手にされてしまうという最悪の試合展開で、最後は地力の差が出て大差がついてしまった。
後半の最初に見せたような積極的なディフェンスを初めからすることができなかったのが惜しまれるが、元々実力差の大きい相手なので敗戦は仕方のないところだろう。この試合の教訓を世界最終予選に生かして欲しい。
明日は男子の日本対韓国戦が行われる。男子は女子ほどには実力差は大きくないはずだが、それでも格上の相手であることに変わりはない。体格とパワーで上回る韓国に対し日本は堅いディフェンスからの速攻に活路を見出したい。昨年9月に行われた最初の予選では後半途中に同点に追い付く粘りを見せたが最後は突き放されてしまった。今度は最後まで相手に喰らいつく執念を見せて欲しい。
コメント
ハンドボールに関しては自分は完全に素人なので何ですが、
日本は何かキレイな試合をしようとしすぎているように感じます。
それがいわゆるアグレッシブさがない・・・というところなのかもですが。
あとサッカーなども同様ですが、
『速攻』 『カウンター』というものがなんとヘタなんだ・・・という感じですよね・・・。
-> ボランチさん
9mラインの中に入ってくる相手に対してもっと前で当たって止めないといけないのですけどね。前半あの守備を見た時点で「これは勝てそうもないな」と思ってしまいました。後半立ち上がりはまずまずいいディフェンスができていたので、「初めからこれができていれば」と思わずにいられませんが、そもそも30年もオリンピックに出場すらしていないチームが前回大会の銀メダルチームに勝とうと考えること自体がおこがましかったかも知れません。
男子はかなり速攻に的を絞った練習をしてきたみたいなので、もっと粘り強く接戦を演じてくれるのではないかと期待しています。