世界選手権2008 アイスダンス
2008年3月24日
リード&リード組
ODではミッドラインステップで二人が衝突して姉のキャシーが手をついてしまうミスがあったが、FDでは意図した通りの演技ができたようだ。初出場にして先輩の渡辺&木戸組の最高位に肉迫する16位という結果は大健闘と言えるだろう。日本のアイスダンス界の今後に希望の光を感じさせてくれた。
デロベル&シェーンフェルダー組
これまで実力はありながら他の有力カップルに阻まれてなかなか大きなタイトルは手にできずにいたフランスのベテランカップルがついに世界の頂点に立った。かなりあくの強い独特の演出を施したプログラムの多い彼らだが、FDの「ピアノ・レッスン」は彼らにしては王道に近いプログラムだったと思う。ただ振付けに手話を採り入れたり、ODでも袖についたスカーフに用いたりとスケート技術そのものではないところで表現しようとするのは競技会のプログラムとしてはどうなのかな、という疑問もなくはない。しかしそれはともかく王者に相応しい風格のある演技だったと思う。
ヴァーチュー&モイア組
まだ若いカップルだけど情感のある雰囲気を作り出すのがうまいカップルだと思う。10歳にもならない頃からカップルを組んでいたという二人があまりにいい雰囲気なので見ていて嫉妬を覚えてしまうほど。アイスダンスは比較的選手の年齢層が高い種目だが、この若いカップルが地元開催のバンクーバー・オリンピックでは大活躍しそうな予感がする。
カテゴリー:
フィギュアスケート
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