琴欧洲11連勝
2008年5月21日
大相撲夏場所11日目、大関琴欧洲は横綱朝青龍を寄り切りで下し全勝を守った。立ち合いからすぐに絶好の右上手を引いたのが勝因だろう。横綱に右を巻き替えられ両差しを許し外四つの体勢になったが、左も万全の位置の上手を引いて危なげなく寄り立てた。
膝の怪我などもあり長らく低迷が続いていた琴欧洲だが、今場所は見違えるほどの好調を維持している。彼の良さは上背があり懐が深い力士でありながら決して前傾姿勢を崩さないところにあると私は思っているのだが、今場所の相撲はそうした彼本来の良さが遺憾なく発揮されていると思う。このままの調子を維持すれば念願の初優勝も見えてくるだろう。そのためにもまずは明日の白鵬戦に力を尽くして欲しい。
コメント
今日のこの一番、見ていました。
立会いで琴欧州が待ったをしましたが、その時点で自分のペースに横綱を引き込んだ気がします。
それで「あ、琴欧州が勝つな」と感じました。
しかし琴欧州、まだ優勝していなかったんですね。
相撲にあまり興味のない自分でも、この一番を録画してまで見ましたよ。
今場所の琴欧洲なら、“あれに” 一泡でも二泡でも吹かせられるんじゃないかと思って・・・。
2、3発くらい蹴り入れてもいいから勝ってくれ・・・とも思いました。(笑)
まあそんな必要もないくらい、体も気持ちも充実してるように見えますね。
会場であの座布団が飛びかう様も、かなり心地よかったです。
このまま、初優勝まで突っ走って欲しいですね!
-> ぺんぎんさん
最初の立ち合いで無理して立たなかった冷静さが効を奏したかも知れませんね。最後まで自分のペースで相撲を取ることができました。
琴欧洲は大関になってさあ次は優勝だ、というところで怪我をしてしまったんですよね…。早く初優勝を果たして綱取りにも挑んで欲しいものです。
-> ボランチさん
今場所の勢いの差が如実に表れた一番でしたね。横綱を全く寄せつけない圧倒的な強さでした。ぜひこのまま全勝で突っ走っていって欲しいです。