北京オリンピックで出会った美しき女性たち

2008年8月20日

連日大いに盛り上がっている北京オリンピック、私も大方のスポーツファンと同じくTVの前に釘付けになっているのだけど、特にこれといって気の利いたコメントができるわけでもないのでこのブログでは何もせずにいた。しかし一応音楽と並ぶもう一つの柱としてスポーツをテーマに掲げているからには何か一言いっておかないと。というわけでここはやはりこのブログらしくオリンピックで出会って心ときめいた女性アスリートたちを取り上げてみる。


まずはトランポリン女子で金メダルを獲得した中国の何雯娜選手。その見事な演技もさることながらあまりの美貌にすっかり心を奪われてしまった。まだ19歳とのことで、これからの活躍も楽しみな選手である。ただ、我が日本選手団が誇る美人アスリート、廣田遥選手が大会直前に負った怪我の影響もあって予選落ちしてしまったのは残念だった。


オリンピック前半戦で印象深かったのはやはりバドミントン女子ダブルスで日本の末綱聡子前田美順組が挙げた大金星。注目していた人はほとんどいないと思うけど敗れた世界ランク一位の楊維張潔雯組は二人とも細身のきれいな人で、まさかの劣勢に愁いを湛えた表情にはハートをくすぐられてしまった。

そのスエマエ組は結局準決勝、三位決定戦ともに敗れたのだけど、最後の試合の後に感極まって泣きながらインタビューに答える姿が実に印象的だった。全力を出し切って悔いなく試合を終えて晴れ晴れとした表情が素晴らしく、このインタビューは今大会を通じて最も美しいシーンの一つだったと思う。

この試合、民放の放送では直後にスタジオの映像に切り替わってキャスターの古田敦也さんが「悔しいなあ」とコメントしたのだけど、当の本人たちが完全燃焼できたことに心から満足しているのに他人が悔しがらなければならない理由が理解できない。古田さんほどの偉大なアスリートまでがマスメディアのメダル至上主義の尻馬に乗ってしまうのはいただけない。ここはまず何よりも先に彼女たちの健闘を祝福して上げて欲しかった。


球技に目を移すとバレーボール女子のポーランド代表のキャプテン、ミレナ・ロスネル選手がお下げ髪の似合うかわいい人だった。このポーランド代表チーム、この6月に元代表選手のアガタ・ムロズさんが26歳で白血病で亡くなるという悲しい出来事があって、みんな彼女の分までと心に誓ってオリンピックに臨んでいたのだそうだ。これを聞いた途端このチームにシンパシーを感じてしまった。日本代表に敗れたことで決勝トーナメント進出を逃してしまったけど…。

それから女子サッカーのアメリカ代表の攻撃の核、アミー・ロドリゲス選手。このチームは我がなでしこジャパンに二度にわたって苦杯をなめさせたにっくき仇なのだけど、あの美貌を見せつけられると「まあ仕方ないか」と思うしかない。確かアテネ・オリンピックの時にアメリカ代表を金メダルに導いた中心選手もとてもきれいな人だったような気がする。


昨年行われた世界水泳で見てちょっと気になる存在になったのがシンクロナイズド・スイミングのギリシャ代表のデスポイナ・ソロム選手(デュエットのうち色白で小柄な方の選手)だった。シンクロというとメカニックでリズミカルな動きが多い競技なのだけど、彼女の場合は音の捉え方に独特の柔らかさがあって目を引いたのだった。デュエットの演技では今一つ彼女の特徴が表れにくいのだけど、演技を終えて陸に上がった時にカメラに向かって手を振ったり投げキスをしたりする仕草にも独特のキュートな色っぽさがある。ギリシャ・チームの実力はまだまだ発展途上というところのようだけど、まだ若い選手なのでこれから大いに力をつけていって欲しい。


そして最後はやはり夏季オリンピックの花、体操女子で締めくくりたい。最も印象的だったのはやはり長い手足を生かしたしなやかな演技で私たちを魅了してくれたアメリカ代表のナスティア・リューキン選手。名前を聞いた時すぐにロシア系かな、と思ったらやはりそうで、お父さんはソ連代表としてソウル・オリンピックに出場した名選手で、お母さんも新体操の元世界チャンピオンなのだそうだ。今大会大活躍の中国代表の中では個人種目別床で4位に入った江源選手の演技が心に残っている。

我が日本代表選手たちの大健闘も忘れてはならない。日本選手団最年少の鶴見虹子選手はあの小さな体でエースとして堂々と日本チームを牽引してくれた。次回のロンドン大会ではぜひ男子代表の内村航平選手の妹の春日ちゃん(かわいい♥)にも加わってもらってさらなる活躍をしてくれることを祈りたい。

なおついでにいうと内村選手のお母さんもお下げ髪の似合うかわいい人で、あの特異なキャラクターには圧倒的な存在感がある。全体に今回のオリンピックはアテネの時から活躍する顔ぶれに変わり映えがなく人材のフレッシュさに物足りなさを感じさせられる中で、貴重なニュー・ヒロインの誕生といえるのではないかと思う。


もちろん、ここに挙げたのは私の心にさわやかな感動を与えてくれた選手たちのほんの一部であり、ここで言及しなかった選手たちも競技にひたむきに汗を流す姿がみなそれぞれに美しく輝いていたのはいうまでもない。私が見ていなかった競技にもたくさんの美しい女性アスリートがいたことと思う。大会もそろそろ終盤に差し掛かってきたけど、この後もさらに多くの美しい選手に出会える(特に明日から始まる新体操あたりで)だろうと思うと胸がわくわくする。

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コメント

新体操が始まりますね〜

体操女子もスエマエも、メダルまで届かなかったけど、堂々たる闘いぶりが美しく、特に体操は、まだ初々しいところが良かったですね。

こういうメダル圏に届かない選手たちでも、TV放送でもっと大事に扱ってほしいものです。
ともあれ、オリンピックも早いもので終盤戦ですね…

-> ysheartさん

そう、メダルには届かなくてもそれぞれに輝いている選手たちがたくさんいるんですよね。メディアの人にはメダリストにばかり偏らず、幅広くいろんな選手に焦点を当ててもらえるといいな、と思っています。

早くも終盤戦で、終わってしまうのが名残惜しい気分ですが、いよいよ始まる新体操など、最後まで競技を満喫したいです。^ ^

なんかこの大会、女性陣が輝いてますよね。
個人的にはオーストラリアがカワイイコからキレイな人まで、
いろいろと取り揃えていて、見てるだけで「いいなあ〜」と感じてしまいました。(笑)

あと、その放送を見てなかったので詳細はわかりませんが、
古田のスエマエの敗戦に対する言葉は、メダルうんぬんの事ではないようにも思えます。
自分も同じように「悔しい」と思ったので・・・。

それは単に、あの世界1位に勝ったのが「まぐれ」とか思われちゃうんじゃないかと思って・・・。
それを言われちゃうと、メダルを獲った獲らない、なんかより、
すごく悔しいんじゃないかな・・・と個人的には感じるんですよね。

-> ボランチさん

オーストラリアの選手ですか、チェックが行き届いていませんでした…。今思い出したのですが、競泳の女子自由形50mで金メダルを獲得したドイツのブリッタ・シュテフェン選手もとてもかわいい人でした。


スエマエ組は3位決定戦に敗れた後、相手側のコートに駆け寄ってお互いの健闘を讃え合う姿がとても輝いていたのです。目に涙を浮かべながらも晴れやかに微笑んでいて、自分たちの戦いぶりに心から満足しているのがはっきりと見てとることができました。

ですからその直後の古田さんの「悔しい」という発言は私にはかなりの違和感がありました。本当に同じ映像を見ていたのだろうか? と疑いたくなるくらいでした。仮にこの発言が銅メダルを逃したことを意識してのものではなかったとしても、ちょっと寂しいコメントだな、と思わざるを得ません。

といいつつ自分もなでしこが負けたのが悔しかったりするんですけどね。^ ^

オーストラリアも、競泳系にかなり多くいたように思いますよ〜。
レース時はキャップやゴーグルとかを付けちゃってるので、
そういうのがわかるのが表彰式の時なんですよね・・・。
 
あと、円盤投げだったか、名前も忘れてしまってますが、
ごっつい女の人たちに混じって、ひとりだけ細くてキレイな人が投げていて、
金メダル獲っちゃって、こりゃまたビックリでした〜!
 
古田くんのは、まあ人それぞれの感じ方ですから・・・。
どうも、相方の相武沙希ちゃんのキャスターとしての評判があんまり芳しくないようで、
そのへんカバーしようと、妙に力が入っちゃってるのがあるのかもですね。
推測ですが・・・。(笑)

-> ボランチさん

そうそう、スイムキャップやゴーグルをつけていると何だか恐い人に見えてしまったりするんですよね。表彰式で見て初めて「こんなかわいい人だったのか」と驚いたりします。

円盤投げは見てなかったのですが、女子重量挙げもきれいな人が多かったです。こういう力強さを競う競技にもきれいな人が多いというのは意外な驚きでした。


紗季ちゃん評判悪いんですか? うーん、シンクロをやっていた経験を生かして張り切ってやっているように見えるんですけどね。私としては個々のキャスターの良し悪し以前の問題として、民放の放送では現地で競技が行われているにも関わらずそれを無視してスタジオのコメンテイターの映像を延々と流すようなことをするのに腹が立つことが多いです。

スポーツ中継はやはりNHKに限りますね。
芸能人キャスターなんかいらないと思います。

魅力的な女性アスリートですが、陸上短距離のアメリカやジャマイカの黒人選手が印象に残っています。
アリソン・フェリックスとか・・・(^◇^)
鍛え上げられた肉体美にうっとりしました(~o~)

私はあまり「かわいいなー」とかって感じないですが
(同性だし、あまり興味ない・・・)
男性の肉体美に少々釘付けだったり(笑)
やっぱり競泳陣の上半身・・・
あれは、やっぱり目が行ってしまいます。

女子の中で違う意味で印象的だったのは
卓球の平野選手かな。
クレバーな目線、鋭い表情
そして、オフの可愛らしい笑顔。
これまたすっかりファンになってしまいました。
個人的には、柔道の塚田さんの表彰式の笑顔も
ずっと忘れる事はないと思います^^

紗季ちゃんは、評判が悪いというより、「ただ座ってるだけ」とか
「喋っても、気の利いたコメントが出てこない」とかの寸評でしたね・・・。
でも、見栄えのため華が欲しくて置いてるんだし、
そんな事を期待するのは間違ってるとも思いますけどね。
 
フジよりも、日テレとかTBSの方がよっぽどウザかったですね。
テレ朝の松岡修造は、もうすっかり慣れてしまったのか、
そんなにウザく感じなかったのはなぜ〜。(笑)

-> penginさん

体操の個人種目別の初日の競技では日本選手が出場していない女子の種目をやっている間に延々とスタジオ・トークを流していた、ということがありました。お蔭で女子の跳馬は見逃してしまいました。後になってNHKのBSでも放送していることに気づいて床の演技は見ることができたのですが、こういうのはやめて欲しいな、と心から思います。もっともその時のキャスターが荒川静香さんだったので荒川さんのトークが聞けたのはうれしくもあったのですけど。^ ^

アリソン・フェリックス選手は去年の大阪での世界陸上の時に見てかわいい人だな、と思ったのですが、今回は残念ながらあまり見る機会がありませんでした。でも本当に磨き抜かれた肉体の躍動感は見ていて惚れ惚れとします。


-> がちゃ子さん

競泳の男子選手の胸板の厚さはすごいものがありますよね。最近は男子でも上半身を覆うタイプの水着を着用する選手が多くなりましたが、あれにはどうも慣れません。^ ^

卓球の女子も健闘したのですがメダルまであと一歩でしたね。でも愛ちゃんや福岡春菜選手も含めてみな真剣な表情が印象的でした。

塚田真希さんは最後本当に惜しかったですね。悔しいはずなのにああいう表情ができるというのは、自分のできることを全てやり遂げてきた人だからこそなんでしょうね。


-> ボランチさん

紗季ちゃんは見映えに立派に貢献しているのですからあまり厳しいことはいわないで上げて欲しいですね。^ ^

修造さんの暑苦しさにはみなもうすでに免疫ができてしまったからではないでしょうか。^ ^

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