長谷川穂積 またしても2RでKO勝ち

2008年10月16日

WBC世界バンタム級タイトルマッチ、長谷川穂積アレハンドロ・バルデスはチャンピオンの長谷川が前回の防衛戦に続き2RでKO勝ちした。長谷川はサウスポーに対しやや苦手意識があるためもつれることも予想されていたが、2R終盤に強烈な左ストレートを打ち下ろすとバルデスはたまらずダウン。何とか立ち上がったもののすでに戦える状態ではなく、長谷川がロープ際でラッシュしたところでレフェリーがすかさず試合を止めた。

バルデスとしては身長とリーチで上回る体格差を生かしてジャブとフットワークを使ってアウトボクシングに徹した方がよかったのではないかと思うが、中途半端な距離で打ち合いを挑んでむざむざと撃沈された。世界ランク2位の選手でも全く勝負にならないとすると、バンタム級における長谷川の圧倒的な優位は当分揺るぎそうにはない。あまりにあっけない結果で長谷川自身も物足りなそうだった。

それ以上に困惑したのがおそらくTV局で、余った時間を利用してマイク・タイソンが東京ドームでKO負けした試合のダイジェストを流していた。この試合はちょうど高校の卒業式の日で、終わった後みんなで教室のTVで見ていたのを思い出す。ジェームス・ダグラスのアッパーからの連打にタイソンがたまらずに崩れ落ちたシーンは強烈に目に焼きついている。ちなみに私はタイソンが初めて東京ドームで戦ってトニー・タッブスに2RでKO勝ちした試合は生で観戦していた。あれから随分と時が経ってしまったな…。

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コメント

長谷川は試合前、妙に自信なさげだな・・・と思ってたんですが、
そんな心配はいらなかったですね。
要はサウスポー同士の戦いだったので、
相手も同じように・・・いやそれ以上に、
サウスポーをイヤだった可能性はあったでしょうね。
当然、サウスポー対戦経験の差も大きく響きますよね・・・。

『タイソンvsダグラス』は、もちろん「タイソン陥落の日」との衝撃が大きいですが、
自分は『辰吉丈一郎を初めて見た日』としての衝撃も大きかったです。
デビュー2戦目、1Rにダウンを奪われた後、次の2Rで逆転KOしてしまったと・・・。
「大場政夫の再来か?」・・・と思いました。(リアルで見たことはないですが・笑)
たしかその時も、タイソン戦が終わった後の余った時間で、
録画を流していたと思いますが・・・。

しかし、『タイソンvsタッブス』見に行ってたんですか?
いくらの席で見てたんですか〜?

-> ボランチさん

そうですね、相手の方もサウスポーはやりづらかったかも知れませんね。野球でも左打者を苦手にするサウスポーって結構いるみたいですし。終わってみれば実力差がそのまま表れた試合だったかな、という感じでした。


タイソンvsダグラス戦で辰吉が前座を務めていたというのはこの記事を書くためにいろいろと検索をしていて初めて知りました。この時は卒業式があったのでタイソンの試合も確か途中からしか見られなかったのです。劇的な試合だったみたいで、ぜひ見てみたかったです。これを見ていればその後の辰吉の活躍もさらに興奮して見ることができたかも知れないですね。近々予定している復帰戦はWBCが難色を示して引退を勧告しているそうですがどうなることやら…。


タイソンvsタッブス戦は細かいことは覚えていないのですが、確か友人から「親のコネでチケットが安く手に入るから見に行かないか」みたいな感じで誘われたのだったと思います。それでも結局一万円くらいは払ったんだったかな? この試合もわずか2Rで終わってしまって「金返せ!!」的な状態だったのですが、^ ^ それでも当時全盛期だったタイソンの、文字通り世界最高峰のファイトをこの目で見られたのはとてもラッキーだったな、と思います。

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