ロシア大会2008 女子シングル フリー
2008年11月24日
キミー・マイスナーさん
ジャンプでミスを連発。最初のコンビネーション・ジャンプも二つ目のトウループはとてもトリプルにする余裕はなさそうだった。かつての姿を考えると寂しい限りの内容だった。
アリッサ・シズニーさん
表彰台に乗ればファイナル進出の可能性もあっただけにジャンプのミスが多かったのは残念。それでもやっぱりスピンやスパイラルの素晴らしさは比類がない。
ユリア・シェベシュチェンさん
ベテランになってようやく演技にやわらかさというかしなやかさが出てきた感じがする。でもその代償なのかわからないがジャンプの精度が悪くなってしまっているのは残念で、難しいものだな、と思う。
レイチェル・フラットさん
トリプル–トリプルのコンビネーション・ジャンプを含め全ての要素をほぼノーミスで滑りきる元気のいい演技。ドビュッシーの音楽ともよく合っていたと思う。
カロリーナ・コストナーさん
昨シーズンのプログラムに戻してきたけど、両腕の使い方がとてもやわらかくなっているのを感じる。ダブルアクセルからのコンビネーションは村主さんにジャンプの大技がないことを考えれば二つ目はダブルトウループの安全策でもよかったはずなのだけど、敢えてトリプルに挑戦してきたところに志の高さが窺われる。
村主章枝さん
ルッツとフリップを成功し幸先のいい出だしだったがサルコウで失敗したのを皮切りにミスを連発。久しぶりのグランプリシリーズでの優勝は夢と消えた。苦手のサルコウを敢えてプログラムに入れるべきなのか、彼女の場合ループもないので難しいところだと思う。ただルッツでロングエッジをとられなくなったのは明るい材料ではある。ステップはさすがにニコライ・モロゾフコーチに師事しているだけのことはあると感じさせる、素晴らしいものだった。
男子シングル フリー
ブライアン・ジュベール選手
4回転のトウループは失敗。全体に本来の彼らしい力強さがやや欠けていたかな、と思った。SPでの大きな貯金がものをいって逃げ切ったが、やや苦しい優勝ではあった。ダブルアクセルが二つあってアクセルを合計4回も跳ぶバランスの悪い構成は今後を考えると見直す必要があるのではないかと思う。
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