浅田真央ちゃん 来季のプログラムはラフマニノフ
2009年6月25日
中日スポーツによると浅田真央ちゃんの来シーズンのプログラムはラフマニノフの楽曲らしい。来シーズンはオリンピック・シーズンになるわけだけど、私はキム・ヨナさんも大好きだし、真央ちゃんもタチアナ・タラソワコーチもソチまで見据えて取り組んでいるようなので、あまりバンクーバーでの結果にはこだわり過ぎずに見守りたいと思っていたのだけど、ラフマニノフのプログラムで挑むとなると俄然応援に力が入ってしまう。何だかちょっと困ったようなうれしいような、複雑な気分。
曲目はこれまで多くの選手によって何度も使用されてきたピアノ協奏曲第2番ではないらしい。ありそうでこれまで意外にあまりなかったピアノ協奏曲第3番とかヴォカリーズだったりするのだろうか。いや、ヴォカリーズは曲調が単調なので競技用のプログラムには難しいかな…。あるいは交響曲第2番だったりするとうれしいのだが、これは壮大な作品なので4分に切り詰めるのは難しそう。これまでミシェル・クワンさんやティモシー・ゲーブルさんがピアノ三重奏曲第2番を使ったことがあるのだけど、勝負の年にこういうマニアックな曲を選ぶとは考えにくい。近日中に発表されるそうだけど、どの曲を選ぶのか、とにかく楽しみ。
追記:27日午前0時53分
26日の発表によると、真央ちゃんの来シーズンのフリー・プログラムは前奏曲嬰ハ短調作品3の2とのこと。この曲はトリノ・オリンピックのシーズンにミシェル・クワンさんが使用する予定でいて、結局競技会で披露する機会のないまま終わってしまっていたもの。
重厚なピアノの和音の連打が印象的で「鐘」のニックネームでも親しまれている作品は真央ちゃんのイメージと少し違っているのでやや意外だった。仔鹿のようにしなやかで軽やかな動きを特徴とする真央ちゃんがこうした荘重な曲調をどのように表現してみせてくれるのか、とても楽しみだ。原曲のままピアノで演奏されたものを用いるのか、それともオーケストラなどにアレンジされたものを用いるのかといった点も注目される。
コメントを投稿