フランス大会2009 女子シングル SP

2009年10月17日

中野友加里さんは肩の影響はないわけではないのだろうけど、見た限りではそれを感じさせない好調な演技だった。ただ直前の練習を十分に積むことができなかったようなので、フリーでは最後まで体力が持つかどうかがかぎになりそう。

キャロライン・ジャンちゃんはサラサーテツィゴイネルワイゼンで大人っぽい雰囲気のプログラム。厳しい表情で大人っぽい雰囲気を出そうと懸命に演技をしていたけど、PCSは思うように伸びず本人は不満そう。

浅田真央ちゃんは最初のトリプルを狙ったアクセルがシングルに。6分間練習では見事に決まっていたのにもったいない。音楽は昨シーズンのフリーと同じだけど、衣装やメイクなどは随分と違った雰囲気になっていて、以前とは違ったコンセプトで取り組んでいるのかな、と感じさせた。

キム・ヨナさんはシーズン初戦とは思えないほど完成度の高い演技だった。腕や肩、背中から腰にかけてのやわらかな動きに表情があって、ボンドガールらしさは十分出ていたと思う。トリプルルッツ–トリプルトウループのコンビネーションも、フリップからの時に比べるとややスピードはなかったようだけど、見事な出来栄えだった。初戦からのこの出来はちょっと驚異的という気がする。

ユーロもワールドも勝っていないのにカロリーナ・コストナーさんがランキング一位というのはちょっと解せないのだけど…。まあそれは措いといて、課題のジャンプが散々の出来で思わぬ出遅れに。ショパンノクターンチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をつないだプログラムはなかなか魅力的だったので、もっと調子のいい時の演技を見てみたい。


男子シングル

織田信成選手はマキシムさんの演奏による「死の舞踏」。トリノ・オリンピックの時にイリーナ・スルツカヤさんが使用したのと同じ曲だけど、かなり力強さを感じさせる演技になっていたと思う。本人は表現力にこだわって取り組んできたようで、その成果は表れていたうに思ったのだけど、PCSには反映されていなくて悔しそうだった。見ている側としても正直もう少し点数がもらえてもよかったんじゃないか、という気はした。

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