ロシア大会2009 女子シングル SP
2009年10月24日
アリッサ・シズニーさんはめずらしく(?)ジャンプが決まって好調なスタート。もう少しPCSをつけて上げて欲しいところ。アシュリー・ワグナーさんは昨シーズンめざましい進歩を遂げた表現力が相変わらず素晴らしい。ユリア・シェベシュチェンさんは久しぶりに見たが、高さのあるルッツとフリップはやはり見応えがある。アリョーナ・レオノワさんは見ている方まで心がうきうきしてくるような快活な演技。あの笑顔がやっぱりかわいい。
安藤美姫さんはカーニバル・オン・アイスの時の衣装から左胸に張り付いていたどでかい蜘蛛を急遽取り除けての登場(これは勘違いでこの衣装は元々このプログラムのために用意されていたものだったらしい。とすると尚更曲から受ける印象と衣装がマッチしていないことは奇異に感じるのだが)。曲と衣装のミスマッチという印象は拭えなかったが、曲を変えたのは正解だと思う。コンビネーション・ジャンプが乱れたのは残念だけど、それでも高い点数がついたのは自信になるはず。
浅田真央ちゃんは…、やはりあの構成は成功すればいいけれどリスクも大きいということを思い知らされた展開になった。ややショッキングな点数になったのはダブルアクセルがノーカウントになったことによるらしい。上位にいる選手たちは安藤さんを除けば真央ちゃんにとってはそれほど脅威となる実力の持ち主ではないので、うまく気持ちを切り替えてフリーに臨むことができればいいのだけど。
男子シングル
エヴゲニー・プルシェンコ選手
四回転ジャンプってこんなに簡単な技だったっけ? 4シーズン振りに復帰した選手の初戦とは思えない。現在でも世界のトップクラスの実力があることを思い知らされた。プログラム全体として見るとちょっと単調かな、とは思った。
小塚崇彦選手
ジミ・ヘンドリクスのギター曲は彼の溌剌とした若さが映えていい選曲だと思った。でもフリーもエレキ・ギターの曲なので、その辺のかねあいを考えるとどうなんだろう? なかなかいい演技で本人も会心のガッツポーズを決めていたけど、レベルの取りこぼしがあったようで今一つ点数は伸び切らなかった。フランス大会の織田信成選手に続くことができるかどうか。
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