バンクーバー・オリンピック 男子シングル

2010年2月21日

エヴァン・ライザチェク選手

有力なメダル候補の一人ではあったものの、何となく勝負弱い印象があったので、彼の金メダルはやや意外な結果だった。思えばトリノ・オリンピックの時は男子のSPを見ながら途中で眠ってしまって、ふと目が覚めたら彼がこの世の終わりみたいな顔をしてキス&クライに座っていたのだった。あの時の印象が強烈なので今回会心の出来だったSPの演技終了後に涙ぐんでいたのもわかる気がする。

長い手足を生かしたダイナミックな演技とわかりやすく演出効果の高いプログラム作りが彼の特徴だが、SP、フリーともそれが最大限に発揮された演技だったと思う。4回転ジャンプを回避したことに賛否があるようだが、私は彼の演技は十分金メダルに相応しいものだったと思う。野球がスピードガン・コンテストやホームラン競争とは別のものであり、ゴルフがドライバー・コンテストではないのと同じように、フィギュアスケートはジャンプ・コンテストではないのだ。逆にもしプルシェンコ選手とランビエール選手があの演技内容で1位2位に立ったとしたら、この競技の魅力は半減してしまうと思う。トリノではSPとは一転してフリーが目の覚めるような素晴らしい演技で、その気迫に感銘を受けて彼のことを応援してきた身としては、この結果は素直にうれしかった。この栄誉を心から祝福したい。


エヴゲニー・プルシェンコ選手

4回転のトウループはあきれるほど見事だったが、プログラムが全体に大味で、フリーではそのほかのジャンプが尽く質が悪かった。終了後に遠回しにジャッジ批判もしているようだが、あの内容で金メダルを望むのは少しあつかましい気がする。まあ彼が復帰したことによって男子シングルが格段にスリリングなものになったのは間違いないし、もし本当にソチまで続けるのならさらにおもしろくなっていくだろう。ただ、さすがの彼ではあっても今後身体能力が下降線をたどっていくのはほぼ間違いない中で、それでも世界のトップに立とうとするなら、もっとプログラムをトータルとして磨き上げていくことを考えないと難しいと思う。


高橋大輔選手

日本男子初のメダルに胸が熱くなった。解説をしていた本田武史さんがソルトレーク・オリンピックでメダルまであと一歩の4位になったのが8年前、4位は素晴らしい結果だと祝福しつついつか男子もメダルに輝く日がきて欲しいと願ったものだが、ついにそれを実現してくれて感慨無量である。本田さんもきっと、というか本田さんこそが最もこの日を待ち望んでいただろう。

4回転は転倒してしまったわけだが、彼の素晴らしい表現力に魅入ってしまった。まずこの『道』という選曲が秀逸だった。わずか4分30秒の間にジェルソミーナの一途な愛、ザンパノの悲しみ、サーカス的な楽しさといった要素が詰め込まれた密度の濃いプログラムである。こんなプラグラムを的確に表現できるのは高橋選手をおいてほかにはいないだろう。ジャンプでダウングレードやGOEのマイナスがあったりしながらもPCSで最高点を叩き出したのもうなずけることである。

4回転を回避していれば、という仮定の話をするのは無意味だろう。そうしていたとしてもライザチェク選手を上回る点を獲得できたという保証は何もないし、何より本人がそのことで悔いを残してしまったら取り返しのつかないことになる。本人は演技に内容には満足していないようだが、自分のやるべきことはやり尽くして悔いは残さなかったようなので、それが何よりだ。

事前には「これが最後のオリンピック」ということを口にしていたが、終了後は今後のことも前向きに語っているようなのでそれもうれしい。今は取り敢えずソチのことは言わないでおくけど、世界選手権は大いにチャンスがあるので、ぜひ頂点を目指して欲しい。


ステファン・ランビエール選手

この人の競技用のプログラムはどうも個人的にあまり好きになれなくて、プロを経験したことで少し傾向が変わってきているかと注目したのだけど、結局相変わらずという感じだった。プロに転向してからのショー・プログラムはいくつか見てかなり気に入っていたのだけど…。

SP、フリーともに後半に『ウィリアム・テル』序曲の行進曲風のテーマや『椿姫』の「乾杯の歌」を持ってくるという構成はあまりに陳腐に過ぎると思う。例えば長洲未来ちゃんが「天国と地獄」を滑るのなどはかわいくていいけど、前回大会で銀メダルに輝いたほどの実績のある選手には似つかわしくないプログラム構成だったと思う。技術は確かなものを持っているのだから、それがピタリとはまるプログラムを見てみたいものだが。


パトリック・チャン選手

スケーティング技術は現在のフィギュアスケート選手の中でもトップクラスに位置する選手だが、4回転ジャンプがないばかりかトリプルアクセルも不安定なのが泣きどころで、今回もその弱点が露呈してしまった。ただ今回は地元開催ということで過剰なプレッシャーを背負ってしまったが、本来は次のソチ大会をターゲットとするべき選手のはず。今回5位という位置につけられたことで、四年後へ向けての視界も開けてきたといっていいだろう。そのためにもまずは、4回転はともかくトリプルアクセルを確実にものにすることが重要な条件となってくるだろう。


ジョニー・ウィアー選手

フリップでのエッジ・エラーをとられたりスピンでの失敗があったりして点数的にはやや伸び悩んだが、彼特有の美しさが発揮された演技で、特にフリーのプログラムは彼らしい魅力に溢れていた。彼も4回転ジャンプを封印した選手の一人だが、こういう非常に個性的な選手が上位で争うことができるというのもこの競技の魅力の一つだと思う。


織田信成選手

せっかく素晴らしいプログラムを用意していたのに、切れた靴ひもを結んでいたのがほどけるハプニングで流れが途切れてしまったのは残念だった。ただそれ以上に本人の動きや表情が硬くて、チャップリン的な楽しさが見ていてあまり伝わってこなかったということの方を悔やむべきかも知れない。決められた振付けを予定通りこなしているだけという感じで、チャップリンに成りきったような雰囲気が感じられなかった。インタビューによると直前に滑ったライザチェク選手の演技が素晴らしかったのに怖じ気づいてしまったということらしい。彼はまだ将来があるので、この経験を今後に生かして欲しい。

靴ひものことは悔やんでも仕方ないと思う。それがなければ順位が5位まで上がっていた可能性はあるが、大切なのは順位が5位か7位かということではなくて、そうしたハプニングがあっても動じずに最後まで滑り切ったというということだろう。その点でアスリートとして恥じることろがないのなら、くよくよせずに胸を張ればいいと思う。もうジュニアの選手ではないのだからそんなことで涙を見せたりしない方がいいと思うのだが、彼のメンタリティーは私には少し理解し難いところがある。


小塚崇彦選手

試合では初めて4回転のトウループに成功。日本選手の中では彼が一番4回転の調子がいいと聞いていたが、その前評判通りの結果となった。その一方で今シーズンずっと苦しんできたトリプルアクセルの二つ目で転倒してしまったのがもったいなかった。正直もう少し点数で評価されてもいいのではないかと思ったが、ともかくこれで4回転ジャンパーの仲間入りをしたことで、今後の彼の評価が高まっていく下地を作ることはできただろう。


このほかの選手では、デニス・テン選手とミハル・ブジェジナ選手という若手二人の生きのいい演技が印象に残った。どちらも次の大会では中心選手に育っていることだろう。期待されながら本来の力を発揮できなかったのはブライアン・ジュベール選手、トマーシュ・ヴェルネル選手、ジェレミー・アボット選手といったところ。こういう勝負の厳しさ、冷酷さといったことも含めて、それがオリンピックの素晴らしさなのだと思う。


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コメント

かなりお久しぶりになります、モモです。この記事がupされるのを待ってました(笑)
男子フリーが見たいために、有給を取ってしまいましたが、その甲斐がありました(爆)ショートでかなり良い点だったものの、イマイチ大ちゃんを信用しきれていなかったので(またプレッシャーに負けちゃうのではと)ハラハラドキドキ四回転は飛ばないほうが〜と思っていた不届き者でございます、、、。
なので、四回転が失敗した時「やっぱりダメかも」と思ってしまったのですが、その後ですぐ立ち直り、その後はかなり良い演技になっていったので、「おお〜!!」と感激しました。4年前は失敗後ボロボロだったので、何て成長したんだろうと感慨深くて、まずそれがとても嬉しかったです。それでなおかつメダルまで取れたので、本当に嬉しく、ほっとしました。メダルが取れなくても本人は後悔していないと思いますが、そうは言っても取れなかった場合は、うるさく文句を言う輩は必ず出たでしょうから、金メダルではなくても、自分の思いを貫き、結果も出せたので良かったと思います。お母様が「色はどれでもいいから」と言っていたのもうなずけます。同郷なので、お母様とも会ったことがあるのですが、とても優しい方でした。喜ばれていたのを見て本当に良かったな〜としみじみ感じました。新年早々、願掛けした甲斐があったかもです。
あの結果になった後で、「きっとプルは文句を言うよな〜。」と思っていたら案の定でしたね。そそくさと1人だけ先に会見場から去っていたようですし。確かに彼の言うことも分かるんです、優勝選手には4回転を飛んで欲しいと思うのは。でも、いくら4回転が飛べても、ショートがあれだけ僅差で、なおかつショート、フリー両方ほぼミスのない選手に勝てるのかと言えば、そうではないと言えると思います。しばらく試合に出ていなかったので、ショートの滑走潤が早く、多少点が低めに出ていたのはあるんだろうなと思いますが、体調などもあって出る試合を考えていたとは言え、やっぱりもう少し早く復帰して、試合に出てた方が良かったのではと思うんです。正直、ちょっと他の選手を甘く見ていたのではと感じました。トリノでは、優勝はもう決まっていて、2位と3位が誰になるかと言われていて、実際そうゆう風になっていましたが、今回は接戦で、見ている方も前回よりも面白いなと思いました。次のオリンピックまではどうかとも思いますが、現時点では十分まだやっていけると思いますので、今回で辞めた〜ではなく、せっかくだから世界選手権などでリベンジして欲しいなと思います。


長くなりそうだったので、分けました。私は何度か彼の火事場の馬鹿力と言うか精神力の強さを感じていたので、「全米チャンピオンはアボットだけど、大舞台に強いのは絶対ライザ。メダル取れるんじゃないかな〜」とは思ってましたが、まさか金メダルとは思っていなかったので、ビックリしました。アボットがあそこまで調子が出ないのもでしたが。前年の世界チャンピオンはオリンピックで勝てないと言うジンクスを破り、アメリカ男子として22年ぶりのチャンピオンは本当に凄いなと思っています。テレビの解説者も言ってましたが、本当に精神力の強い選手だと思います。
全米、ファイナル、世界選手権m、オリンピックとすべてのタイトルを取ったので、おそらく彼は引退してしまうのではと思います。それが残念ですが、、、。
スケーティングが上手い、表現力があるなどは何となく分かるのですが第二要素点はやっぱり微妙だなと思いました。例えばランビ選手は、母曰く、「好き好きはあると思うけど、やっぱり華がある、そこに立っているだけで絵になる。」と言ってましたし、チャンのスケーティングは綺麗ですよね。でも、全体の出来やジャンプの構成などを考えると、「う〜ん、こんなに点が出るものなのかな」と思うこともしばしば。逆にジョニー君のフリーや、ミハル・ブジェジナ選手のショートはもっと点が出ても良いかなと思いましたし。

自分はフィギュアに関してはまったくの素人なので偉そうな事は言えませんが、
その素人が見ても、小塚クンの演技の点数が低いのには「えっ」と思いました。
単に4回転を跳んだ・・・というだけではなく、
一度転びはしましたが、その他は他の選手と比べ遜色なく感じました。
 
そこで、sergeiさんにお聞きしたいんですが、
ジャッジには、選手ごとに決まってる「持ち点」みたいなものがあるんでしょうかね・・・?
強引に言いかえてしまえば「先入観」みたいなものが・・・。
こういうのは、体操なんかにも言えそうですね・・・
逆に、ボクシングの採点には基本的にそういうのはないですしね・・・。
(買収工作もどきは時々ありますが・笑)
 
もちろん細かな採点基準はあるんでしょうけど・・・このへんが素人にはわからないところで。
特に自分は、採点とかではなく白黒つけたいタイプの人間なので・・・。(笑)
よろしければ、sergeiさんのお考えをお聞かせください〜。

-> モモさん

お久しぶりです! お元気でしたでしょうか。

トリノではやる前から金メダルの行方はわかっていたような状況でしたが、今回は最後までどうなるかわからない、白熱した展開になりましたね。プルシェンコ選手は4回転ジャンプはさすがでしたが、総合的に見るとそのほかの選手との差はほとんどなかったといっていいでしょうね。ライザチェク選手は以前はSPを苦手にしていましたが、それを克服して両方ともほぼノーミスでできたのは素晴らしかったです。今後はどうするんでしょうね? アボット選手は勢いがあるのでむしろライザチェク選手より有力かな、とも思っていたのですが、SPでつまづいてしまったのは意外だし、残念でした。

高橋選手は4回転ジャンプで転倒するところまでは前回と同じでしたが、そこから崩れなかったところに4年間の成長を見る思いでした。モモさんの願掛けのお蔭もあったかも知れません。^ ^ お母様もうれしそうでしたね。


-> ボランチさん

小塚選手は4回転を成功させているのですが、着地で両足を着いてしまっているので(本来は右足だけで降りなければいけないのです)、出来映えで減点されています。それから今のルールだと4回転を成功させてもトリプルアクセルを2回成功させないとそのメリットが生かせないようになっていて、その意味でやはり二つ目のトリプルアクセルで転倒してしまったのは痛かったです。

PCS(一つ一つの要素ではなくスケーティングの技術を総合的に評価する項目)で点数が伸びなかったのは、やはり国際大会での実績がやや不足していたという面が大きいと思います。採点競技の宿命で、その日の演技の出来映えだけでなく過去の実績も加味して評価されるという面は確かにあります。これはご指摘の通り体操など他の競技にも共通していえることではないかと思います。ボクシングも採点競技の一つではありますが、対戦相手とのファイトの内容を相対的に評価するものなので、その点がフィギュアスケートなどとは違うと思います。

ただしもちろんスケーティングの技術に難のある選手はいくら実績を積んでもある程度のところで評価が頭打ちになりますし、本当にスケーティングの技術の高い選手は早い段階から高い点がもらえるようになります。小塚選手はしっかりした技術を持っている選手なので、今回オリンピックで好成績をあげたことによってこれからジャッジの間での評価が高まっていくことになると思います。

そういう採点の傾向から恩恵を受けたのが高橋選手で、フリーの技術点では小塚選手を下回っていましたが、PCSでは全選手の中で最高の点をもらい、そのお蔭で銅メダルに輝くことができました。それは彼のスケーティング技術が非常に高いものだからであるのはもちろんですが、過去の大会でそれをジャッジに印象づけてきたことの成果という面もあったと思います。

普段あまり見ない人にとっては理不尽に思えるかも知れませんが、これはもうそういう競技なのだと思って受け容れるしかないと思います。私ももう少し過去の実績にとらわれずその日の演技の出来そのものを評価するような方向にしていった方がいいんじゃないかとは思うんですけどね。

なるほど・・・そのような感じになっているんですね・・・。
詳しい解説ありがとうございます〜。
 
まあ普段見ていないので、そんな風に感じてしまいますが、
小塚クンもこれから(五輪なら)4年間実績を積みあげてアピールしていくのが近道なんですね・・・。
競技それぞれに色々な考え、形もありますしね・・・。
今まで努力してきた選手に対して、評価するのも当然だし。
でも今回、五輪の直前にパッと復帰してきた選手に、
それほど高い評価をせずに金メダルを与えなかったところには、
なんか、ジャッジの良心みたいなものも感じましたよ。(笑)
まあ技術もそれなりにしか戻ってなかったのかも・・・なんでしょうけど・・・。
 
次、女子も楽しみですね〜。
個人的には鈴木明子ちゃんに、間隙を突いて番狂わせを演じて欲しいです〜。

-> ボランチさん

他の選手たちが毎年ルールが細かく変更されるのに対応しながら自分の演技を磨き続けてきた中で、3年振りに復帰してきた選手がいくら4回転を決めたからといっていきなり高得点を与えていいものか、という問題意識はおそらくジャッジの中にあったのではないかと思います。ハイレベルな競り合いの中で、最後にぎりぎりのところでメダルの色を分けたのはそういうところにあったのかも知れません。

女子はいよいよ明日SPですね。今からどきどきします。私も実は一番楽しみにしているのは鈴木明子さんだったりします。彼女はきっとやってくれると思いますよ。

靴紐、大ちゃんも実は切れ掛かっていたらしいのを長光コーチが「靴を綺麗にするから貸して」と言って取り替えていたらしく、とうの本人は全く気がついていなかったようで、、、。ある番組で「靴紐の件は本人だけではなく、周りにいる人の責任でもある」とある方がおっしゃっていたんですが、「なるほどなあ。」と妙に実感しました。他にも本田君が使っていた靴を大ちゃん使っていたようで、それを聞くと本田君も2重の喜びだろうな〜とさらに感慨深くなってしまいました。大ちゃんはコーチなど、周りの人に恵まれていて、やはりそういったことの積み重ねもメダルに繋がっていたんだなあと感じました。改めて、メダルにはいろんな人の支えや重いがつまっていることを実感。

はじめまして。お邪魔いたします。
あのですね、織田選手は、インタビュアーによって泣かされていると思います。
どうも彼を泣かせろと指令が出ているらしく、泣くように泣くように、これでもかって感じでインタビューしてますよね。ご存知でしたか?

泣かなかった試合でも、テレビの見出しは「織田選手号泣」でしたよ。(笑ってしまいました、全然泣いてないじゃん)
でも泣かなかったので、そのときは上から「ダメじゃないか、泣かせてナンボなのに!」とでも言われたのか、インタビュアーはもっともっと彼の泣かせ方を工夫するようになって、自分など「よくやるよ」と思ってしまいました。

ぜひ、テレビ局に抗議してやってください。
つまんないことで視聴率あげようと思うなって。

-> モモさん

高橋選手らしいエピソードですね。^ ^ 周囲で彼を支えている人たちの愛情を感じますし、そういうのがあってこその銅メダルだったのでしょうね。


-> Rikuさん

初めまして。コメントありがとうございます♪

確かにあのインタビューはあざとかったですね(刈屋さんだったと思いますが)。まあメディアのそういうあざとさというのはもうわかりきったことなので、うまくつき合っていく術を身につけるのもアスリートに要求される資質なのだと思います。真央ちゃんは今シーズンのロシア大会の時、フリーの終了後はトイレに閉じこもってしばらく出てこなかったそうですが、織田選手も何かそういう対策が必要かも知れません。

それはともかく彼自身の受け止め方の問題として、今回の経験を「悔いが残る」と受け止めるのではなく、トラブルに動じずに最後まで演技を続けられたことに自信を持って、今後への糧としていって欲しいな、と思います。

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