まだほかにもいたロシアのジュニア選手

2010年3月21日

先頃行われた世界ジュニア選手権ではロシアのジュニア選手たちの層の厚さをまざまざと見せつけられたばかりだが、ロシアのジュニアにはまだほかにもすごい選手がいるらしい。数寄屋番外地という新体操関連の情報を発信しているサイトに興味深い情報があった。新体操選手並の柔軟性を持ったフィギュアスケーターがいるというのだ。

下に今シーズンのフリーの演技の動画を貼っておいてみるが、目を瞠るのは何といってもスピンやスパイラルのポジションである。この柔軟性は確かに最早フィギュアスケート選手のレベルではなく、新体操選手並みにまで達しているといっていいと思う。

ジャンプの力もただごとではなく、コマ数の粗い映像なので回転数がわかりにくいのだが、冒頭に跳んでいるコンビネーション・ジャンプはおそらくダブルアクセル–トリプルトウループ–ダブルトウループである。このほかSPでトリプルトウループ–トリプルトウループを跳んでいると見られる映像もある。(投稿者さんが要素を書いておいてくれているので、これを信用して大丈夫だと思う。)

現在11歳とのことだが、6月5日生まれならソチにはぎりぎり間に合うと思われる。このユリヤ・リプニツカヤという名前、覚えておく価値はありそうだ。


Bookmark and Share BlogPeople 人気ブログランキング にほんブログ村

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

管理者の承認後に反映されます。

http://vita-cantabile.org/mt/tb-vc/582

コメント

こんにちは〜。
ツイッターで名前を拝見したので、検索かけてみたらココに行きつきました。
本当に新体操並の軟体ですね。
「何?このI字スピン!?」と驚きました。普通の人のI字とはポジションが
違い過ぎて、もはやこれはI字というより、l字スピン(小文字のL)
というべきなのでは?と思うくらいの衝撃を受けました!

ビールマンの形も超細いですね。ロシアのジュニアは一時期低迷していて、
誰も出てこない時期がありましたけど、今になってたくさん出てきましたね。
ソチ五輪が面白くなりそうです。

-> みゅりえさん

こんにちは〜♪

もはやフィギュアスケートの常識を超えていますよね。ほんとすごすぎます。こちらの映像のスパイラルのポジションなどもあり得ないレベルの柔軟性ですので、もしまだでしたらチェックしてみて下さい。

ちなみに荒川静香さんがこの選手についてふれたのがこちらのツイートです。トリノの女王も認める才能、どこまで伸びるか楽しみですね。

リンクしていただいた動画も見てみました。
な、なんか軟体すぎて、美しいというよりも凄い!凄すぎる!という
感想です。私の美的感覚からは外れちゃってます。ちょっとコワイ
くらいです。以前、キャロライン・ジャンのパールスピン見た時も
同じ気持ちになりましたが、彼女はキャロよりもかなりの軟体ですね。

長洲が成長してビールマンのポジションが変化し、キャロがパールスピン
をやらなくなったように、リプニツカヤも今だからこそできることなのかも
しれませんね。いやあ、それにしても恐ろしい選手です。

-> みゅりえさん

そうですね、体が発育していって体型が変化してもこういうポジションが可能なのかはよくわからないですね。でもまあ競技の常識を打ち破るような能力の持ち主であるのは間違いないですから、今後もこの選手から目が離せません。

コメントを投稿

最新のコメント

author

author’s profile
ハンドルネーム
sergei
モットー
歌のある人生を♪
好きな歌手
本田美奈子さん、幸田浩子さんほか
好きなフィギュアスケーター
カタリーナ・ヴィットさん、荒川静香さんほか

最近のつぶやき

おすすめ

あわせて読みたい

Giorni Cantabili を読んでいる人はこんなブログも読んでいます。