長富彩さん プロモーション映像ほか
2010年9月18日
来月20日にアルバム「イスラメイ —100年の時を経て甦る、ピアノの黄金時代」のリリースを予定しているピアニストの長富彩さんのプロモーション映像が公開されているのでここで紹介しておくことにする。曲はグレインジャー編曲(チャイコフスキー作曲)による「《花のワルツ》によるパラフレーズ」。
長富さんの演奏の模様はこのほかにもYouTubeのチャンネルでいくつも公開されている。その中からリスト編曲(パガニーニ作曲)の「ラ・カンパネッラ」を貼り付けてみる。
このほかにもラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の2台ピアノ版による演奏という興味深いものもあるので、以下にリンクしておく。
私はこの演奏の存在に一月ほど前に気がついて聴いてみたのだが、特に旋律の自然な歌わせ方や音色の的確な使い分けが見事で、なかなかの名演だと思った。あどけない少女のような容貌ながら、インタビューを読むとかなり個性の強い人柄らしいことが窺われる。アルバムのアートワークを担当されている萩一訓さんからいただいたコメントによると(リンク先のページで私が長富さんのお名前の漢字表記を間違えてしまっているのはご容赦下さい)、担当プロデューサーは“フジコ・ヘミング”タイプと評しているそうで、天才肌の個性派ピアニストらしい。先が楽しみな逸材で、ぜひその持ち前の個性をすくすくとのばしていって欲しいと思う。
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