第6回アイドル楽曲大賞2017

2017年12月 4日

アイドル楽曲大賞に今年も投票してみた。


メジャー部門

寺嶋由芙「天使のテレパシー」


今年リリースされた三部作の第一作。三曲とももちろん好きだけど、あとの二曲は歌詞が心にグサグサ刺さるので、心穏やかに聴けるこの曲を選んだ。レヴューは以前書いた通り。


Party Rockets GT「キミと見た空」


青春の感傷をさわやかに歌い上げた好曲で、今年特に好きになった曲の一つ。シングル「START!!」のカップリング曲だけど、こちらがタイトル曲でもよかったのではないかと思う。人気メンバー二人が卒業することになる彼女たちの、現体制の記念碑ともいうべき一曲。


SUPER☆GiRLS「スイート☆スマイル」


久しぶりにスパガらしい良曲を聴いたな、という感慨を抱いた。歌詞も曲調も明るいのに、聴いていてなぜか切なさがこみ上げてくるところがいい。幸愛ちゃんとなぁぽんのダブルセンターという配役がスパガの未来を切り開いてくれることを願って。


STU48「瀬戸内の声」


郷土愛を美しく歌い上げていて感銘を受けた。各地方に拠点を置いて活動している48グループの利点が生きた一曲だと思う。


Flower Notes「恋花」


4曲はすんなり決まって、あと一曲をどうしようか迷っていた時にこの曲がエントリーされているのに気づいて意外の感に打たれた。コロムビアのアイドルレーベル“LABEL THE GARDEN”からの第一弾となるグループ Flower Notes のデビュー曲だが、エース格と目されていたあいねってぃこと藤井愛願さんがあっけなく卒業してしまったのもあって、この曲のリリースが遠い昔のことのように思える。“花の音符”というグループ名がまず素敵だし、それに絡めたMVの作りもハイセンスで好印象。それもこめてこれを選ぶことにした。メンバーの卒業という転機も乗り越えて、後続の姉妹グループともども活躍の場を広げていって欲しい。


インディーズ部門

アイドルネッサンス「前髪」


“名曲ルネッサンス”をコンセプトに活動してきたグループが満を持して発表したオリジナル曲。提供した小出祐介さんのアイドルネッサンスへの並々ならぬ思い入れはメンバーたちとの対談記事からも窺い知れる。外部の楽曲提供者が対象のアーティストについてここまで深く考えて作品を創るというのもなかなかないことではないだろうか。今年のアイドルシーンを象徴する楽曲の一つだったし、今後の彼女たちにとってアンセム的な存在に育っていくことと思う。


Fullfull☆Pocket「キミトシル」


Fullfull☆Pocketらしいエモーショナルな一曲。こちらも初期メンバー二人が卒業することが発表されて、この曲はその忘れ形見のような存在になっていく定めにある。


転校少女歌撃団「ときめけ☆アフタースクール!」


自分がふだん好んで聴くのとはややテイストの異なる楽曲だが、なぜか不思議と耳について離れなくなった。


AIS「こいしょ!!!」


アイドルネッサンスの妹分のAIS。この曲はおはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!のカヴァーだが、初期から中心的なレパートリーとして歌っていて、すっかり板についている。


ぜんぶ君のせいだ。「無題合唱」


現体制による新録音。この曲は前回も投票したばかりなのでほかを選ぼうかとも考えたのだが、この甘い感傷の誘惑には抗い難かった。


なお、メジャー、インディーズともにここに記載した順序で投票したが、ポイントは全て一律に2.0をつけた。


アルバム部門

今回も不参加。


推し箱部門

寺嶋由芙さんに投票した。


番外

橘ありす(CV:佐藤亜美菜)「in fact」


「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場するキャラクターの一人、橘ありすのソロ曲で声は元AKB48の佐藤亜美菜さんが担当している。最初に発表されたのはもう二年も前になるようだけど、音ゲーに実装されたのは今年のことなので、今年特に印象深かったアイドル楽曲の一つとしてここに記しておくことにする。作詞・作曲はシンガーソングライターとして今をときめく藤田麻衣子さんで、まさに“麻衣子さん節”とでもいうほかない独自の作風に心惹かれる。

今年のアイドルシーンで起きた大きな出来事に、 Dorothy Little Happy の白戸佳奈さんの卒業・引退があり、ドロシーはついに高橋麻里ちゃんのソロプロジェクトになってしまった(ドロシーとミライスカートがソロプロジェクトになるなんて、今年初めの時点でいったい誰が予想できただろう?)。そんな麻里ちゃんが決断した新たな一歩が声優業への挑戦だった。いま名前を挙げた佐藤亜美菜さんがインターネットの配信番組で今が「人生で一番楽しいです」と話しているのを聴いて、いい決断をしたんだな、と感じさせられたのだが、麻里ちゃんにもそんな未来が待っているといいな、と願わずにはいられない。そしていずれ声優として大成した暁には、井上喜久子さんの17歳教に対抗して例の“15+◯歳”というのを声優界にはやらせて欲しい…、なんて思ったり。

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