ジャイアンツ セ・リーグ三連覇

2009年9月24日

すでに昨日のことになるが、ジャイアンツがセ・リーグ三連覇を達成した。クライマックス・シリーズの制度ができて以来、リーグ優勝の有難みはめっきり低下してしまったわけだが、まあとにかく三連覇というのはまさに偉業といっていいだろう。

今シーズンのジャイアンツの戦いぶりの中で、特に印象に残っているシーンが一つある。8月4日に旭川で行われた広島との試合での亀井義行選手のプレーである。この日彼は9回に同点ツーランを放ち、延長11回には二打席連続のサヨナラ・ツーランを打つという大活躍を見せたのだが、私が言いたいのはそのことではない。亀井は4回にツーアウトからヒットで出塁すると2塁に盗塁したのだが、キャッチャーからの送球がレフトへ反れると3塁を陥れ、さらにバックアップに入った相手レフト選手の動きが緩慢なのを見てとると、その隙をついて本塁へ生還したのである。

このプレーを見て思い出したのは、1987年の日本シリーズ第6戦、1塁ランナーに出ていた西武ライオンズの辻発彦選手が、秋山幸二選手のセンター前ヒットで、ジャイアンツのセンター、ウォーレン・クロマティ選手の緩慢な返球の隙をついて一気に本塁へ生還したプレーである。このプレーは当時のジャイアンツ・ファンにとっては後々までトラウマとなるほどショッキングなものだった。あれから20年以上が過ぎて、逆にジャイアンツからああいうプレーをする選手が出てきたというのは実に感慨深い。長年のトラウマを払拭してくれるような壮快なプレーを見せてくれた亀井選手に心から拍手を贈りたい。

しかし1982年生まれの亀井選手には、辻選手のあのプレーはおそらくほとんど記憶にないんだろうな…。

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侍ジャパン 二大会連続の優勝

2009年3月24日

WBCの決勝戦、日本は延長戦の末韓国を5-3で下し、二大会連続の優勝を果たした。ヒットを15本も打ったのだからもう少し楽に勝てるはずだったんじゃないか、とか、ダルビッシュが余計なドラマを演出してくれたな、とかいろいろ思うところはあるけれど、とにかく素晴らしい優勝で、一人の日本の野球ファンとしてこの結果を誇らしく思う。世界規模の大会での二連覇というのは途轍もなくすごいことだ。そんな偉業をやすやすとやってのけた選手たちを心から称えたい。

前回はいろいろなめぐり合わせがうまくかみ合っての優勝という感じがしたけど、今回はまさにチャンピオンになるべくしてなったという気がする。韓国戦以外はほぼ楽勝といえる内容だったし、韓国とも5試合をトータルで見るとやはり総合力で一歩上回っていたと思う。メジャー・リーガーの揃ったアメリカに真剣勝負の場で、それもアウェイで勝ったというのは本当はとてもすごいことなはずなのだけど、イチローのいう通りそれほど特別なこととは感じなくなっているところに日本の野球界の充実ぶりを見る思いがする。ヴェネズエラなどその他のメジャー・リーガーを擁したチームも本来の実力はこんなものではないはずなのだけど、この大会は調性気分で臨んで勝ち抜けるようなものではないということははっきりした。大会に臨む真剣さの度合といった要素も含めて、日本はチャンピオンに相応しいチームだったと思う。

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侍ジャパン 決勝進出

2009年3月23日

WBC準決勝、侍ジャパンはアメリカを9-4で下し、前回大会に続く決勝進出を決めた。北京オリンピックの時はメダルを逃したとかいう以前にトップ・アスリートとしてちょっと恥ずかしいプレーが出てしまっていたので、今度の大会では結果はともかく日本の野球ファンであることを誇りに思えるようなプレーを見せて欲しいと思っていたのだが、その通りの戦いぶりでここまで到達してくれてうれしい限りである。世界規模の大会で二大会連続の決勝進出というのはもうすでに十分過ぎるほど立派な成績なので、決勝はとにかく持てる力を精一杯発揮して侍ジャパンらしい試合をして欲しい。


大会運営については相変わらず気になるところがある。前回の反省を生かして当該国出身の審判を起用しないようにしたのは一歩前進だが、大会を主催するのがメジャー・リーグだといういびつさは依然としてそのままになっている。いかにイングランドがサッカー発祥の地だとしてもイングランドのサッカー協会がワールド・カップを主催したらおかしいのと同様で、こういう国際大会は参加各国が民主的に運営する国際組織が主催するのでなければ筋が通らない。

現在のこの状態はフェアであることを何より重んじなければならないスポーツの大会において最低限必要な条件が欠けているというほかはない。この大会を野球の世界一を決める権威ある大会として位置づけていこうとするのであればこのことはまず何より先に取り組まなければならないはずだ。今のところ日本チームが勝ち続けているせいもあって日本のメディアもこうしたことをあまり論じていないようだが、私はこのことはもっと声高に主張する必要があると思う。


同じ相手とばかり何度も対戦するという勝ち上がり方式も解せないところだ。こういう国際大会の意義として、普段あまり文化交流の機会がない国や地域との親睦を深めるというのも重要なことなのだが、日本は日頃から政治、経済、文化などあらゆる局面で深い関わりのある韓国とばかり、明日の決勝も含めると5度も対戦することになる。敗者復活を採用するのは理解できるとしても、アジア・ラウンドを勝ち上がった2チームは二次ラウンドでは別々の組に割り振るのがまともな判断というものだろう。

二次ラウンドのもう一方の組も、アメリカとヴェネズエラ、プエルト・リコ、それにオランダに足元をすくわれなければ進出してくるはずだったドミニカは、いずれもメジャー・リーガーによって構成されたチームで、普段レギュラー・シーズンで対戦している顔ぶれが集まっている。どうしてこういう不均衡な組み合わせにしたのか、理解に苦しむところだ。当初は単なる負け惜しみにしか聞こえなかったフィデル・カストロ前議長の「アメリカは自国が準決勝に勝ち上がれるようにキューバと日本と韓国を同一の組に入れた」というコメントも、こうして実際に日本と韓国が準決勝を圧倒的な内容で勝ち上がった今になってみると信憑性を以て響いてくる。


まあ言いたいことはいろいろとあるけど、せっかくのスポーツの祭典なので楽しまなければ損というもの。明日の決勝を戦う侍ジャパンの選手たちに日本から精一杯のエールをおくりたい。

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最近のスポーツの話題から

2008年6月22日

今日は昼ごろから生憎の雨、気分がぱっとしないけどこのところサボり気味だったブログの更新をしてみる。今日は夏場所に初優勝した琴欧洲のパレードが予定されていたのだけどこの雨でおそらく中止になったはず。せっかくの晴れ舞台だったのに何とも残念。(午後6時40分追記:オープンカーではなく屋根つきの車に乗ってパレードを行った模様。)


昨日のジャイアンツとホークスの試合は久々に見ていて興奮した。移籍組とはいえ大枚をはたいて連れてきたわけではないベテラン選手が若手に負けずに溌剌とプレーしているのを見るとすがすがしい気分になる。今日の試合で交流戦の優勝チームが決まるようだけどどうなることやら。


書きそびれていたけど先日の長谷川穂積の防衛戦は圧巻だった。実力差がかなりある上に相手が前に出てくるタイプの選手なので早い回でのKOも予想されてはいたけれど、あれほどあっさりと決まるとは驚きだった。彼の圧倒的な強さを示す素晴らしいファイトだったのだが、視聴率はあまり高くなかったそうだ。本物の実力の持ち主がいてもどこかの兄弟が馬鹿騒ぎをしないと世間の注目が集まらないのかと思うとちょっと寂しい。

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桑田真澄投手引退

2008年3月27日

桑田真澄投手が現役引退を表明した。オープン戦ではそれなりに結果を残していたので意外だったが、若手投手を主体に起用したいチームの方針からはずれてしまったのだろう。日本でのプレー経験があり彼に理解のあったトレーシー監督とコルボーン投手コーチが昨シーズン限りでチームを去っていたことも災いしたものと思われる。驚いたけどもう数年前からこの日のくることは覚悟ができていたのでそれほどショックはなかった。これまで数え切れないほどの感動を与えてもらったというのに、これ以上何を望むことがあろうか。

山あり谷ありの彼の野球人生をぶれることなく一貫して応援してきたことは私のささやかな誇りである。思い出は多過ぎて語り尽くせないが、今はただ一言、「ありがとう。お疲れ様」と伝えたい。

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桑田真澄投手 パイレーツに復帰

2008年1月 9日

桑田真澄投手が8日、自身のブログでパイレーツと昨シーズンと同じ条件で契約したことを明らかにした。また今年も球春が楽しみになる。今度こそは怪我などアクシデントなく開幕を迎えて欲しいものだ。

このニュース、今日になって各メディアも扱っているけどソースはこの桑田投手のブログである。ファンもマスメディアも全く同じ立場で情報を手にしていたことになる。ネットワーク技術によってマスメディアを介さずにファンがアスリートから直接メッセージを受け取る時代になったんだな、とあらためて認識した。すでにこういうことはめずらしくなくなっているのだろうけど、自分ではこれまであまり経験したことがなかったので新鮮な感慨があった。

情報を入手するのに特権的なブローカーを介する必要がなくなっていくというのはまことに気分がいい。ネットワーク技術の進歩がもたらした喜ばしい効用である。その一方で既存のマスメディアはこれからどういう方向に向かっていくのだろうか。まあ私が心配することではないけれど。

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桑田真澄 現役続行に意欲

2007年9月 4日

落ち着いて成り行きを見守りたいと思いつつこういうニュースを聞くと色めき立ってしまう…。

追記:4日19時40分

桑田投手自身オフィシャルブログで「希望の光」という言葉を用いている。

追記:9日23時00分

桑田投手は現役続行へ向けて右足首を手術することが明らかになった

追記:19日18時50分

桑田投手の右足首の手術は日本時間の19日早朝に行われ、無事成功した

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前田智徳選手 2000本安打達成

2007年9月 2日

広島カープの前田智徳選手が1日のドラゴンズ戦で史上36人目の2000本安打を達成した。あれほど怪我に苦しめられた彼がこのような偉業を達成したことは実に感慨深い。

彼は天才的な打撃センスに恵まれた稀有な野球選手である。足でヒットを稼げるタイプのバッターでないのでヒットの数ではイチローには及ばないが、バットコントロールの技術そのものではむしろイチローを上回ると言っていいのではないかと思う。それほどの才能に恵まれた前田だが、これまでの選手生活は怪我に苦しめられる日々の連続だった。一頃は「前田智徳はもう終わった」などと自嘲気味に話していたことさえあった。その彼がこうした栄誉に輝く日が来るとは想像できなかった。これも彼自身の努力と、彼を信じ続けたファンの声援の賜だろう。素晴らしい栄誉を心から祝福したい。

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桑田真澄 イチローとの初対決は空振り三振

2007年6月22日

パイレーツの桑田真澄投手は21日(日本時間22日)の対マリナーズ戦に2番手で登板し2回無失点の好投を見せた。三振4つを奪い、打たれたのは飛んだコースがよかっただけの内野安打一つというほぼ完璧なピッチングだった。

2イニング目となる7回にはイチローとの初対決が実現した。この二人のスター選手の公式戦での初対決がメジャーで実現したというのは感慨深い。内角高めのストレート(ボール)、外角低めのシュート(ストライク見逃し)、内角低めのスライダー(空振り)と追い込んで、最後は外角低めのボール球のカーブを空振りさせた。打ち取ったカーブもさることながら、その前のスライダーが非常にいいボールだったと思う。イチローのバットコントロールを以てしてもかすることさえできない、切れの鋭い球だった。


イチローは試合後の会見で先制打についての質問を遮って桑田との対戦を振り返ったという。

(桑田さんは)昔の自分でないことを受け入れている感じがする。それはなかなかできるものではない。ボール球で勝負することを受け入れている

一方の桑田はイチローのプレーについてこう述べた。

走攻守見てても、力みがないでしょ。さらっと水のように、しなやかだけど、力が伝わってる。すごく力が抜けている感じがいい。…求めてるものは同じかも分かんない。

この対戦は求道者のような二人にしか理解することのできない、深い対話だったのだと思わせられる言葉である。

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桑田真澄 メジャー初投板

2007年6月11日

パイレーツの桑田真澄投手が日本時間今日未明のヤンキース戦でついにメジャー初投板を果たした

彼は現在のようにメジャーリーグでの活躍が日本の野球選手にとって現実的な目標となるよりもずっと前からメジャーへの志向を語っていた選手だった。幾多の曲折を経て、今になって彼の夢が実現したのは感慨深い。メジャーリーガー桑田真澄の誕生を心から喜びたい。

アレックス・ロドリゲスへの初球が甘くなりライトスタンドへ運ばれてしまったが、A-ロッドのようなメジャー屈指の強打者と真剣勝負の場で対戦が実現したこと自体が素晴らしいと思う。打たれたのはこの一球だけなので、それなりの手応えもつかめたのではないだろうか。

注目された松井秀喜との対戦はこのすぐ後に実現し、結果はフォアボール。どうもお互いにやりにくかったようだ。しかしこれも日本の野球界にとって記念となる出来事だった。

パイレーツ首脳陣も一定の評価をしているようなので、今後も登板機会が数多くあるだろう。メジャーリーグから目が離せなくなってきた。

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