太田由希奈さん引退

2008年11月26日

@niftyのフィギュアスケート特集に太田由希奈さんの競技生活からの引退を告げる声明が公表された。見た途端に絶句してしまった。代わりに涙が溢れそうになった。ブロック大会を欠場したことで気を揉んではいたが、こんなことにはならないと信じていたので…。

フィギュアスケートに名選手は数多いが、由希奈さんはその中でも歴史的な存在だったといえると思う。手や足の指先にまで行き届いた細やかな心配りはそれまでのフィギュアスケートの常識からは考えられなかったもので、その繊細な演技はカタリーナ・ヴィットさんとはまた違った趣きの芸術性を備えていた。こんな選手は由希奈さんの前にはいなかったし、これからもきっと現れないだろう。

私は迂闊にも由希奈さんの存在を認識するのがやや遅れてしまって、その真価に気づいて本気で応援しようと思った矢先には右足の怪我で私たちの前から姿を消してしまった。だから私にとって由希奈さんはいわば幻のような存在だった。2006-07年のシーズンから復帰してくれて心から喜んでいたのだが…。満足な応援ができなかったことに悔いが残る。

「競技以外でもスケートを続ける道や次のステップが示され」たということなので、きっとこれからも何らかの形でスケートに関わり続けてくれるのだと思う。プロのスケーターとして、あるいはコーチや振付師として、そのありあまるほどの才能を発揮してくれるだろう。悲しいけれどここはぐっと涙をこらえて、由希奈さんの新たな門出を見送りたい。

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MOI2007

2007年12月31日

心に残った演技を中心に簡単に感想を。

今回最も印象に残ったのは水津瑠美さんの演技だった。水津さんというと今年のDOIなどで見たキュートなダンスのイメージが強かったけど、今回は民族舞踊風のテイスト(インドの音楽らしい)の個性的なプログラムを極めて高い完成度で披露してくれた。これまでそれほど注目されていなかった選手だけど実はとんでもない才能の持ち主なのではないか、という気がしてきた。ただその割りには競技用のプログラムがやや平凡な印象を受けるので、今後はもっと彼女の持ち味を前面に押し出したものにしていくといいと思う。

太田由希奈さんは出ると思っていなかったのでうれしい驚きだった。ジャンプはあらら…、という感じだったけど、ジャンプは跳ばなくてもいいからいつまででも滑っていて欲しい、と思わせる演技だった。

鈴木明子さんは真っ白な衣装が鮮烈で美しかった。彼女のフリーの演技の際の実況アナウンサーのコメントについて同業の今泉清保さんがたいそうお怒りになっているのだけど、私はもう彼の声は脳内フィルターで除去してしまっていて碌に聞いていないので特に腹も立たなかった。ただ彼女の病気のことはもうあまりふれなくてもいいのではないかと思う。彼女自身このことはオープンにしているので避ける必要はないが、枕詞のように連呼することもないだろう。彼女の演技にはその種の“物語”がなくても十分見る人の心に訴えかけるものがあるのだから。

村主章枝さんはドビュッシーの「月の光」のオーケストラ版で滑っていてとても美しかった。いつも新しいことに挑戦する彼女には畏敬の念を覚えるけど、私はやはりベートーヴェンの「月光」やチャイコフスキーの「白鳥の湖」を滑っていた頃の彼女が一番好きだったな、と懐かしく思い出した。競技用のプログラムでもそろそろ原点に帰ってこういう路線でいったらどうかと思うのだけど。

小塚崇彦選手は彼には不似合いなほどはじけて踊っていて楽しかったけど、選曲がまたしてもレトロ風味なのが気にかかる。ヴェンチャーズにビートルズにサタデーナイトフィーバーというのは佐藤信夫コーチの趣味なのだろうか。選曲や振り付けにはもう少しほかの人の意見も参考にした方がいいような気がする。

中野友加里さんとの即席ペアは驚いたけど楽しかった。本来のペア競技の選手のように近い距離では滑れないのでカメラが両方をとらえるのに苦労していたけど。友加里さんは去年は放送されなかったけど織田信成選手とペアを組んでいたそうで、さすがに素敵な女性だけあってもてるんだな〜、と感心する。

真央ちゃんはSPを生演奏で滑ってくれた。あの「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」という曲はソリストのジョシュア・ベルさんの美音があって初めて成立する楽曲というイメージがあったのでほかのヴァイオリニストでうまく再現できるのか、と最初は不安に思った。しかしコンサートマスターとしてクレジットされていた豊島泰嗣さんの演奏だと思うけど、そこはさすがにプロの演奏家で、歌い回しの感覚が微妙に違っていたりはしたものの十分美しい演奏だった。今シーズンの真央ちゃんにはオーケストラの生演奏がとてもよく似合っていると思った。


というわけでこれが本年最後のエントリーになりますが、この一年私の他愛もない戯れ言におつきあい下さいましたみなさま、どうもありがとうございました。どうぞいい年をお迎え下さい。

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全日本選手権2007 女子シングル フリー

2007年12月28日

浅田舞さん:チャイコフスキー 白鳥の湖

プログラムを昨シーズンの「白鳥の湖」に戻してきた。今シーズンのフリーのプログラムはアメリカ大会で見た時にとても気に入ったのだけど、急遽出場したNHK杯では途中棄権し、結局一度きりしか見られないことになるのは少し残念。ジャンプの構成はルッツを外してきたが、今シーズンのルール改正に対応した現実的な選択と見るべきか。しかしフリップもきれいに決まらず以前の舞さんからくらべるとかなり寂しい内容だった。得難い気品のある魅力的な選手なのでぜひもっと輝いている姿を見せて欲しい。


西野友毬さん:チャイコフスキー 眠れる森の美女

ジャンプの天才少女らしくルッツは見事に成功させたけどフリップで転倒。先輩の荒川静香さんと同じくフリップにやや苦手意識があるのかも知れない。しかしお姉さん選手たちに交じっても物怖じせずにのびのびと滑っているのが素晴らしい。世界ジュニアでもぜひこの勢いで活躍して欲しい。


太田由希奈さん:ホアキン・ロドリーゴ アランフェス協奏曲

今日はサルコウとトウループとトリプルジャンプを2種類跳ぶことができた。ルッツの体勢に入った時はどきっとしたが、はじめからダブルと決めて臨んでいたようだった。トウループは一つ目は決まったが二つ目で転倒。このどちらかはコンビネーションのはずだったが、二つ目のサルコウを急遽コンビネーションにして挽回しようとした。しかしこれが裏目に出てダブルルッツからの3連続のコンビネーションがノーカウントになってしまった。

しかしそうした技術的な細かい点はともかく、由希奈さんの演技が見られたことがとにかくうれしい。ゴールデンスピンの映像を見た時は気のせいか由希奈さんらしさがやや稀薄になってしまっているかな、と見えたのだけど、今回あらためて見ると決してそんなことはなく、由希奈さんはやはり由希奈さんだった。スパイラルでの優雅な身のこなしは余人に真似のできないものだし、ステップも鈴木明子さんのようなダイナミックさはないものの由希奈さんならではの細やかな神経を感じる。つなぎのスケーティングでの指先にまで神経の行き届いた繊細な表現はカタリーナ・ヴィットさん以来絶えて久しく見なかったものだ。

これでジャンプさえ決まればいうことはないのだけれど…。しかし昨シーズンが12位だったことを思えば7位まで順位を上げてきたのはたゆまず努力してきた証として祝福して上げないといけないのかも知れない。演技終了後にはやや苦しそうな表情も見せていた。やはり右足首は今も痛むのだろうか。代われるものなら代わって上げたいものだけど…。


澤田亜紀さん

明らかに調整不足でジャンプの難度も落としているのだけど、逆にこの体でよくトリプルジャンプを跳んでいるな、と感心してしまう。しかし昨シーズンの溌剌とした姿を覚えているのでこんな感想を抱いてしまうのが寂しくてならない。何とかまた以前の輝きを取り戻して欲しいものだけど…。


武田奈也さん:Otonal

冒頭でいきなり昨日のSPと同じくループがダブルになってしまい心配したが、その後フリップを予定していたところをループに切り換えて結局トリプルループを2回成功させた。このジャンプにはこだわりを持っているようなのでとっさの機転に自分でも満足しているのではないだろうか。フリーだけでは4位に入り、進境著しい今シーズンの彼女を象徴するような演技だったと思う。


浅田真央ちゃん:ショパン 幻想即興曲

最初のトリプルを狙ったアクセルはシングルに。しかし今の真央ちゃんはそれを引きずらなくなった。トリプル-トリプルのコンビネーションジャンプを2種類決めるなど真央ちゃんならではの高度な技を披露した。フリーでは2位だったもののSPの貯金が生きて見事連覇を成し遂げた。新ルールに対応してルッツを一つに減らした分、トウループへの苦手意識を払拭してプログラムに組み込んでいるところに進歩の跡が見える。フリップ–ループのコンビネーションはSPより正確に決まっていた。フリープログラムの後半にこのジャンプが楽々と跳べるのならSPでは先にルッツを跳んで緊張をほぐしておくというのも一つの手段ではないだろうか。


水津瑠美さん

SPでは元気のいいところを見せたけど、フリーではループとサルコウで相次いで転倒するなどミスが多く本来の力を発揮できなかった。しかしシニアの大会で初めて最終組で演技するというのはいい経験になったと思う。世界ジュニアではそれを生かして自分の力を出し切って欲しい。


村主章枝さん:アストル・ピアソラ Oblivion

SPでは完璧な演技を披露して大舞台に強い本領を発揮してみせたけど、フリーでは得意のルッツとフリップも共に二つ目がダブルになるなど細かいミスが続出。今シーズンのジャンプの不安定さがそのまま表れた結果となってしまった。


中野友加里さん:リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲

トリプルアクセルはぎりぎりこらえたけど惜しくもダウングレード。しかしそのほかは大きなミスのない充実した演技。さすがに世界屈指の実力者の貫禄を見せつける内容だった。終了後は感極まって泣いていたけど、それだけ世界選手権出場への思いが強かったのだろう。その気持ちの強さがつかみ取った世界への切符と言えそうだ。ぜひ出場できない選手の分まで力を発揮して欲しい。


鈴木明子さん:タイタニック

フリップの着氷が乱れるなど細かいミスはあったけど、昨シーズン以来の彼女の躍進を象徴するような素敵な演技だった。この曲をかつて滑った荒川静香さんを彷彿とさせるところもある一方で、ステップでは鈴木さんならではのダイナミックさも見せ、見る人の心に残る素晴らしいプログラムだと思う。今シーズンから四大陸選手権への派遣の方針が変わったようで惜しくも代表には選ばれなかったけど、個人的には彼女が国際大会で舞う姿を見てみたかったと思う。


安藤美姫さん:ビゼー カルメン

ルッツからのコンビネーションもフリップも見事に成功。NHK杯の時の問題は完全に解決できた模様。そのほかもトウループからのコンビネーションがやや乱れたもののほぼノーミスの演技。フリーでは1位だったがSPでの点差が響いて総合では2位となった。しかし世界女王の風格漂う堂々たる演技だったと思う。真央ちゃんとのハイレベルな競り合いはこれからも日本のみならず世界の女子フィギュアスケート界を牽引していくことだろう。

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全日本選手権2007 女子シングル SP

2007年12月28日

水津瑠美さん

ジュニアの日本チャンピオンとして乗り込んできた水津瑠美さん。トリプルトウループ–トリプルトウループのコンビネーションはセカンドジャンプの回転数がぎりぎりの感じだったけど成功、ステップからのトリプルジャンプではループを跳んでみせた。ダブルアクセルでステップアウトしてしまったけど全体にはとても生き生きとした演技で、好調を維持しているようだった。ジュニアの全日本を見た時にステップでの重心の動かし方が鈴木明子さんと似ているな、と思ったのだけど、今回この二人が続けて放送されたのを見て一層その思いを強くした。プログラムは曲がやや単調な感じなのがもったいない気がする。踊るのが得意な選手なのでもう少しメリハリの効いた構成の方が持ち味が出ると思う。


鈴木明子さん

今シーズンゴールデンスピンで優勝してその実力を証明してみせた鈴木明子さん。ルッツからのコンビネーションは成功したもののフリップはステップアウト、ダブルアクセルもやや危ない着氷だった。ジャンプの切れは好調時にくらべて今一つという感じがした。しかし全体にはさすがに実力者らしい風格のある滑りで大いに魅了してくれた。荒川静香さんに影響を受けてスケートへの情熱を取り戻したという鈴木さん。フリーではその荒川さんもかつて滑った「タイタニック」の音楽に乗せての演技になる。これまでエキシビションでも披露してくれているし、ゴールデンスピンの映像も見たけど、明日もきっと素晴らしい演技になるはずで、楽しみにしたい。


浅田舞さん:チャイコフスキー ロミオとジュリエット

急遽出場が決まったNHK杯で体調を崩して途中棄権し、調整具合が心配された浅田舞さん。悪い方に予感が当たってしまった感じで、コンビネーションジャンプは難度を落としてサルコウからにして成功させたけど単独のフリップは回転不足の両足着氷、得意のビールマンスピンでもバランスを崩していた。全体にやや元気がなく、曲に負けてしまっている感じがした。調子が今一つなのだろうけどフリーではもう少し舞さんらしい優雅な滑りを見せて欲しい。


安藤美姫さん:サン=サーンス サムソンとデリラ

NHK杯のフリーでルッツとフリップが大崩れしてまさかの4位に終わった安藤美姫さん。この二つのジャンプが調整できているかが注目されたがSPでは両方とも見事に成功させた。フリップもスロー再生で見てもエッジは大丈夫だったようだ。最後のコンビネーションスピンで大きくバランスを崩してしまったのがもったいなかったけど、初日としてはまずまずのできだったと思う。フリーでは安藤さんらしく魅力あるカルメンを演じて欲しい。


太田由希奈さん:プッチーニ 蝶々夫人

今シーズンまだトリプルジャンプがトウループしか跳べていない太田由希奈さん。今回のSPでもジャンプの構成を最も低いレベルに設定して臨んだがサルコウがシングルに。これではTESが伸びないのも仕方のないところ。むしろ由希奈さんだからこそここまで点数を伸ばせたというべきか。由希奈さんにしかできない繊細で優雅な滑りは健在。ジュニア選手とくらべても見劣りするようなジャンプ構成にも関わらずPCSで比較的高い点数をもらえているのはその賜だろう。好きなフィギュアスケーターはたくさんいるけど、やはり自分は由希奈さんの演技が一番好きだと見る度に確信する。フリーではSP以上にジャンプを数多く跳ばなければならないので今の彼女には厳しいだろうけど、練習をたくさん積んできたそうなので精一杯力を出し切って欲しい。


浅田真央ちゃん

今シーズン失敗が続くSPだが、縁起を担いだのか衣装を代えてきた。それが効を奏したのかわからないが、セカンドジャンプの着氷が両足だったものの今シーズン初めてトリプルフリップ–トリプルループのコンビネーションを成功させた。スパイラルはややスピードがなかったのが気にかかるが、今シーズン格段の進歩を遂げたストレートラインステップはこれまでにもまして素晴らしく、ちょっと神がかっているような気さえした。真央ちゃんが鳥に近づいたかのような瞬間だった。タチアナ・タラソワコーチに振り付けてもらったプログラムなのにこれまで完璧に演技することができなかったのを悔やんでいた真央ちゃんだが、これでひとまず満足できただろうか。SPへの苦手意識も払拭できるといいのだけど。


西野友毬さん

ジャンプの天才少女として将来を期待されている日本フィギュアスケート界の希望の星。トリプルルッツ–ダブルトウループのコンビネーションとトリプルループを見事に成功させたが、ダブルアクセルは跳んだ瞬間から軸が傾いてしまってあえなく転倒。本人のインタビューによるとこのところ調子が上がらなかったのにルッツとループが決まって自分でも驚いてしまい、その分ダブルアクセルで失敗してしまったとのこと。初めての全日本だけど物怖じせずに気持ちよさそうに滑っているのが心強い。フリーでも思い切って自分の実力を発揮して欲しい。


澤田亜紀さん

今シーズンは思いがけない不調でどうしてしまったのかと心配な澤田亜紀さん。見るからに体が大き過ぎて調整が十分でない様子が窺える。ジャンプの構成は難度を下げ、大きなミスなく乗り切ったが全体に動きの切れを欠いた演技だった。これまでいつも彼女に寄り添っていた濱田美栄コーチの姿を今シーズン見かけないのも気にかかる。何か彼女の周辺でトラブルでも発生しているのだろうか。また彼女らしい元気で溌剌とした姿を見せて欲しいものだけど。


武田奈也さん

NHK杯でまさかの表彰台に立ち、一躍その存在が注目され始めている武田奈也さん。しかしここへきてやや調子を落としているのか得意のループがダブルになる痛恨のミス。コンビネーションスピンでもバランスを乱していたようだった。ループは得意にしているだけに悔しそうでキス&クライで涙を見せていた。しかし決してそれほどひどい演技でもなかったのでフリーでは気持ちを切り換えて思い切って演技して欲しい。


村主章枝さん:Take Five

今シーズンはここまでなかなかジャンプが決まらずに苦しんでいた村主章枝さんだが、大舞台には強い彼女らしく、しっかりと自分の実力を発揮してみせた。ほぼノーミスの演技で、減点要因はルッツのエッジくらいしかなかったと思う。ジャンプにやや長めの助走を必要とする村主さんだけに、五拍子で細かくリズムを刻む「Take Five」の音楽との調和には少し問題を感じなくもないが、いつも新しいことに挑戦を続ける彼女の姿勢には感銘を受ける。衣装はやや変わった色合いだがなかなか似合っていてよかったと思う。


中野友加里さん:ショパン 幻想即興曲

2シーズンぶりにグランプリファイナルに進出し、すっかり世界のトップスケーターの座に定着してきた感のある中野友加里さん。しかしルッツがダブルになるミスを犯しSPでは村主さんの後塵を拝する形となった。しかし今シーズンはこれまでSPではミスがあってもフリーで挽回してトータルでは安定して力を発揮してきているし、全体にはいつもの中野さんらしい美しい滑りだったので大きな問題ではないと思う。むしろいい位置につけたと言ってもいいだろう。キス&クライで映像が映し出された時佐藤久美子コーチに足をつっつかれて慌てて膝を揃えていたのがおかしかった。


今回のSPを見ていて感じたのはジャンプの構成を自分の跳べるマックスよりも下げて臨んでいる選手が多かったこと。今シーズンから踏み切りのエッジの判定が厳しくなったことでリスクを冒して難しいジャンプに挑戦するメリットが減ったということもあるのだろうか。そしてスピンでバランスを崩すシーンが多く見られたのも気にかかる。ジャンプの難度を落とした分スピンで点を稼ごうとして難しい要素を取り入れている選手が多いのだろうか。

それにしても美しい舞姫たちの饗宴を堪能して何とも幸せな気分。フリーも大いに満喫したい。

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Sports@nifty フィギュアスケートアワード2007 投票

2007年5月 3日

Sports@niftyのフィギュアスケート特集で開催されているフィギュアスケートアワード2007、今回も参加してみた。投票内容は以下の通り。


1. 今シーズン、最も輝いていたフィギュアスケーター(シニア)を1名(1組)お答えください。

2. 1のスケーターを選んだ理由は何ですか?

申&趙組
全ての試合で圧倒的な力を発揮して優勝した。技術、表現力ともに完成された演技はペア競技として最高峰のもので、人々に深い感銘を与えた。

やはり今シーズンは彼らの充実ぶりが際立っていたと思う。NHK杯などで何度も日本を訪れてくれた二人が最後の花道を東京で飾ったことは感慨深かった。ささやかだけどこの投票を以て私からの婚約祝いとしたい。


3. 1で選んだスケーター以外で輝いていたスケーター(シニア)を3名(3組)までお答えください。

4. 3のスケーターを選んだ理由は何ですか?

安藤美姫選手
不断の努力により昨シーズンの不振から抜け出し、再び世界の一線に返り咲いた。試合中に体調不良や肩の故障に見舞われるなどトラブルも多かったが、それら全てを乗り越えて世界選手権優勝に輝いた姿は見る者に大きな感動を与えた。
ブライアン・ジュベール選手
出場した全ての大会で優勝したばかりでなく、3年ぶりに一つのプログラムで3度の4回転ジャンプを成功させるなど、男子シングルを新たな4回転ジャンプの時代へと導いた。

5. 今シーズン、最も輝いていたジュニアフィギュアスケーターを1名(1組)選んでください。

6. 5のスケーターを選んだ理由は何ですか?

キャロライン・ジャン選手
ジャンプ、スピンなどあらゆる要素で高い技術を見せ人々を驚嘆させた。表現力もジュニアの域を脱しており、素晴らしい演技を披露した。

7. 今シーズン、すべてのフィギュアスケート(アマチュアの競技)のプログラムのなかから、心に残ったものを3つまでお答えください。

8. 7のプログラムを選んだ理由は何ですか?

タイスの瞑想曲(申&趙組フリー)
情感溢れる表現に長足の進歩を遂げた彼らの持ち味が最大限にいかされた芸術的なプログラムだった。
あげひばり(キム・ヨナ選手フリー)
キム・ヨナ選手のしなやかでのびやかな演技と調和し、彼女の妖精のような可憐な魅力が放たれていた。
白鳥の湖(太田由希奈選手SP)
繊細で優美な音楽表現に秀でた太田由希奈選手の持ち味が発揮された素晴らしいプログラムだった。

9. 今シーズン、すべてのフィギュアスケートコーチのなかから、最も賞賛したい1名をお答えください。

10. 9のコーチを選んだ理由は何ですか?

ニコライ・モロゾフコーチ
弟子たちを世界選手権女子シングルの金メダル、男子シングルの銀メダルに導いた。振り付けの芸術性のみならず、試合で結果を勝ち取るための戦略にも優れた手腕を発揮した。

濱田美栄コーチと書きたい気持ちをぐっとこらえてモロゾフコーチに投票した。やはり選手の個性に合わせた芸術的な振り付けのみならず、選手の精神面のケアから大会本番でのジャンプ構成を巡る戦術的な駆け引きに至るまで、全てにおいて卓越した手腕を発揮したと思う。

しかし冗談でも身びいきでもなく、今シーズンは濱田&田村コンビの躍進も著しかった。四大陸選手権をきっかけにあの"でこぴん"も注目の的となったし、これからますます名コーチとして(あの美貌と共に)国際的に知られるようになっていくだろう。


11. 今シーズン、すべてのフィギュアスケーター(アマチュア選手)の衣装のなかから、気に入ったものを3つまでお答えください。

12. 11の衣装を選んだ理由は何ですか?

安藤美姫選手の世界選手権フリー演技での衣装
安藤美姫選手の女性らしい魅力をひき立て、メンデルスゾーンの音楽の世界とも調和してプログラムの完成度を高めていた。

浅田真央ちゃんも今シーズンとても輝いていた選手の一人なのだけど、真央ちゃん関連の項目が一つもない結果になってしまった。まあ真央ちゃんは今後もますます輝いていくはずの存在なので、来シーズン以降にとっておくことにしたい。

この企画、昨年の第1回は受賞者の発表が大幅に遅れて次のシーズンが始まった後という間の悪い時期になってしまったのだった。今年は受賞者発表:6月1日!となっているけど、本当に間に合うのだろうか。

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太田由希奈さんへの質問

2007年3月18日

『フィギュアスケートDays』のオフィシャルサイトで実施されていた太田由希奈さんへの質問の募集、うろ覚えで締切は今週一杯と思っていたら16日(金)が締切だった。やってしまった!! と思ったけどフォームがまだ設置されていたので一応送信してみた。「ご質問は送信されました。」というレスポンスが返ってきたので向こうのサーバに届くことは届いたのかな、と思う。質問の方はまあどちらでもいいけど、「いつも応援しています」というメッセージを書いておいたので、それだけでもご本人に伝わることを願っている。

因みに質問したのは2点。

  • 普段どんな音楽を聴いていますか?
  • スケートで曲を表現する上で特に大切にしていることは何ですか?

あの豊かな表現力の秘訣は一体何なのか、ぜひ伺ってみたい。

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国体 女子シングルフリー 結果など

2007年1月28日

前橋で行われている冬季国体、フィギュアスケート女子シングルはフリーを終え、SP首位の鈴木明子さんが優勝した。ユニバーシアード勝者の貫禄を見せつける結果となった。

SP6位の太田由希奈さんはフリーで2位と巻き返し、総合で3位に入った。技術点もまずまずの点が出ているのでジャンプもそれなりに決まったのではないかと思われる。練習ではジャンプがかなり不調だったようだが本番ではいい演技ができたのだろう。これでまた自信を深めていって欲しいと思う。


海外の試合の結果も入ってきているがうれしかったのはシズニーさんが3位に入って世界選手権への出場権を手にしたこと。課題だったジャンプをこなせてフリーでは1位だった。この演技を東京でもできるかは未知数だが、とにかくあのスピンが見られるというだけでも楽しみだ。

追記:29日17時45分

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国体 女子シングルSP 結果

2007年1月27日

前橋で行われている冬季国体、フィギュアスケート女子シングルはSPを終えて鈴木明子さんが首位に立った。ユニバーシアード優勝時の好調を維持している模様。

一方太田由希奈さんは6位のスタート。旧採点方式だが技術点がかなり低く、ジャンプで失敗があったものと思われる。注目の2選手は明暗を分ける格好となった。それでも芸術点では2位の三木遥さんと大差のない点が出ているあたりは由希奈さんらしいところ。全日本選手権の頃からひいている風邪が治り切っていないという情報もあり心配だが、フリーでは実力を出し切れるよう祈りたい。

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お年玉バトン

2007年1月10日

グランプリシリーズから全日本にかけての興奮の疲れが出てきたのか、年があらたまってから更新する気力が湧いてこない。書きたいネタはそれなりにあるのだけど、どうも書き出す踏ん切りがつかないのだ。そんなわけで安直に更新できるネタが欲しいところなので、美輪@brownycatさんのところに置いてあったバトンを拾ってみようと思う。大変なので全部の項目はできないけれど、昨年の回顧と今年の展望を記しておきたい。


お年玉バトン

共通編

2007年飛躍を期待している人はだれですか?
もちろん太田由希奈さん
こんなに祈るような気持ちでアスリートを応援するのは初めてかも知れない。戻ってきてくれただけでもうれしいけど、もっともっと輝く人だと信じてる。右足首の痛み、代われるものなら代わって上げたい。

2006年一番エキサイトしたスポーツシーンを教えてください。
もちろん荒川静香さんのトリノオリンピック金メダル
十分予測していたことではあるけど、実現してみるとやはり感慨無量だった。長野オリンピックでどこかおどおどと滑っているのを見た時にはこんなにも女王の風格漂うスケーターになるとは思ってもみなかった。自分が期待していたよりもさらに美しく変貌を遂げてくれた荒川さんに心から「ありがとう」といいたい。

2006年一番がっかりしたスポーツシーンを教えてください。
もちろん(?)8月2日の亀田興毅のタイトルマッチ
しばらくボクシングからは離れていて、久々に見たタイトルマッチがこの試合だった。いつの間にボクシング界はこんなことになっていたのか、と愕然とした。スポーツファンをやっていて最も悲しい思いをした出来事は98年に起きた横浜フリューゲルスの消滅だけど、その時以来の失望だった。

「猪突猛進」この言葉を贈りたいスポーツ選手を教えてください。
田中闘莉王選手
PKはセンターバックの仕事ではないと教えてやりたい。

書き初めを贈りましょう。誰になんて書きますか?
桑田真澄投手に「百尺竿頭進一歩」
もうすでに日本の球界でこれ以上ないというほどの実績を築き、今引退すれば誰もが惜しみない賛辞を贈るはず。でも彼はまだその先に歩を進めようと決意した。そんな彼にこの言葉を贈りたい。

2007年楽しみなマッチアップ(一対一の対決)は何ですか?
琴欧洲 vs. 琴光喜の優勝決定戦
琴錦(現竹縄親方)の速攻相撲に惚れ込んで以来の佐渡ヶ嶽ファンなもので。無理だと思いつつ言うだけ言ってみる。

2006年に聞いた一番の名言を教えてください。
「ワンアイスクリーム、ツーアイスクリーム、スリーアイスクリーム」
これは説明不要。

2006年に聞いた一番の迷言を教えてください。
「どんなもんじゃい!」
同上。

フィギュアスケート編

プレオベールに来シーズンチャレンジしてもらいたいプログラムは何ですか?
チャップリン
彼ならエレーナ&アントン組よりもっと似合いそうな気がする。

将軍が対抗してお笑い系のプログラムを作るとしたら、どんなものがいいですか?
寅さん
チャップリン」に対抗し得る日本のコメディーといえばこれしかない。織田選手でなければできないプログラムだと思う。(「将軍」って織田選手のことなんだよね? 信長は征夷大将軍ではなかったけど。)

受けを狙ったことを書くのは得意でないのであまりおもしろくなかったかも知れないけどご容赦を。

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日本学生氷上競技選手権など

2007年1月 9日

日本学生氷上競技選手権、フィギュアスケート女子シングルは中野友加里さんが優勝し3連覇を果たした太田由希奈さんは3位。男子シングルは南里康晴選手が優勝


韓国スケート連盟はキム・ヨナさんに3月の世界選手権への出場権を与えることを正式に決定した


SOI TV放送 荒川静香さんの演技について

荒川さんは二つのプログラムを滑った。「You raise me up」は藤色の新しいコスチュームでの演技。私はこうした中間色の方が好みなのでとてもいいと思った。プロ転向後はあまり見せていなかったサルコウを跳んでいたのも印象的。ちょうどこのプログラムの放送中に中越地方で地震があって関東地方でも揺れたのだけど、大きな被害はなかったようで安心した。速報も気を利かせてくれたのか音が入らなかったのでよかった。

トゥーランドット」はマイケル・ボルトンのヴォーカル入りヴァージョン。トリノの時は技のつなぎとして入れていたイナバウアーを最後のクライマックスに配置している。流行語大賞にまで選ばれればこうするしかないだろう。ドルトムントであの体勢でリンクを縦断してくれた時にはこの技がこれ程のポピュラリティーを獲得するとは夢にも思わなかった。

ほかにもたくさんの選手が楽しませてくれたけど今日は面倒なので割愛。

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sergei
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本田美奈子さん、幸田浩子さんほか
好きなフィギュアスケーター
カタリーナ・ヴィットさん、荒川静香さんほか

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