サッカー日本代表 アジアカップ

2011年1月31日

ふと気がついたら1月も今日で終わり。今月はブログを放置してしまっていたので、ここでサッカーのアジアカップのことを書いておこうと思う。

この大会はアルベルト・ザッケローニ監督が就任してから最初の真剣勝負ということでその采配が注目されていたが、私が受けた印象はまず非常に柔軟な考え方の持ち主だということだった。最初に就任が発表された時、イタリアのクラブでは3-4-3のシステムで成功を収めた指揮官として紹介されたが、実際に日本で指揮してからはずっと4バックを採用し、南アフリカでのワールドカップの時に近い布陣で臨んでいる。こうしたところを見ると、自分がこれまでに培ってきた戦術を無理に押し付けるのではなく、チームの実状をよく見極めてそれに合った戦術を編み出していくタイプの指揮官であることが窺われる。

今大会では、私はディフェンスの能力は高いが上背のない今野泰幸選手をセンターバックで起用するのは高さのある相手と戦う時には危うい面もあるのではないかと危惧していたのだが、オーストラリアとの決勝戦では後半途中から岩政大樹選手を投入し、今野選手をサイドバックに回すことによってディフェンスの安定を計っていた。この交代が結果的に長友佑都選手のクロスボールから李忠成選手が決めた決勝点を導き出したのだから、やはり優れた指揮官なのだと思う。

インタビューなどでチームの団結の大切さを繰り返し強調しているところも非常に印象的だ。大会期間中は控え選手に積極的に声をかけ続けてモチベーションを高めさせていたそうで、各試合で交代して入った選手が結果を出していたのはそのためもあったらしい。こういうところは日本のチームの精神風土によく合っているといえそうだ。

アジアを制しただけでいうのは早計かも知れないが、この大会の戦いぶりを見る限り日本のサッカー界には明るい前途が開けているようで、これからがますます楽しみになる。ワールドカップ後に新監督の選出が遅れたことで批判された原博実技術委員長も、今や鼻高々なんじゃないかな。

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「夜明けのうた」

2011年1月 6日

作詞:岩谷時子 作曲:いずみたく
アルバム「ラスト・コンサート」(2008.12.10)所収。

周知の通り、本田美奈子さんは白血病のために入院中、同じ病院に入院してきた恩師の岩谷時子さんを励ますためにボイスレコーダーに歌を吹き込んで、岩谷さんの病室に届けていた。2008年12月10日に発売されたアルバム「ラスト・コンサート」には、その音源の中から19曲が収録されている。これらの音源はほぼ全てが美奈子さんの病室で録音されているはずだが、ご自宅で録音したと思われるものが一つだけある。それが「夜明けのうた」である。

美奈子さんはこの歌を、誕生日に合わせて一時退院した際にお母様とのデュエットで歌い、岩谷さんに届けている。その様子はNHKの特集で紹介された。ここに収録されているのは美奈子さん一人で歌っているヴァージョンだが、おそらく同じ機会に録音されたのだろう。一切騒音のない無菌室で録音された他の音源と異なり、この曲の背景にはおそらく蝉しぐれと思われる外からの音が記録されている。途中に入る咳払いはお母様だろうか。

美奈子さんはこの一時退院中に事務所のBOSSさんに“風を感じる幸せ”について語ったと伝えられているが、この歌の録音を聴いていると無菌室から出て外の空気にふれた美奈子さんの喜びが少し理解できるような気がする。欲を言えばお母様とのデュエット・ヴァージョンも併せて収録して欲しかったところである。この親子デュエットについては岩谷さんも称賛されていたのだが…。

この歌は岩谷さんの作詞で、元は岸洋子さんが歌ってヒットした曲である。歌に悲しみを流し望みを抱かせよと呼びかけるその歌詞は、シンプルながら私たちに希望を与えてくれる。3番の歌詞には美奈子さんのこだわっていた“小さな幸せ”という言葉も出てくる。岩谷さんの作詞であることはもちろんだが、一時退院に際して歌う曲としてこれを選んだのは、そんなことも理由だったのかも知れない。今年の年頭に当たり、私もこの希望に満ちた歌から生きる力を分け与えてもらうことにしたい。

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