今年もたくさんの水着MV

2016年7月31日

最近のアイドルのMVから気になったものをいくつか。季節がらやはり水着のものが多い。













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最近のMVから

2016年6月30日

乃木坂46「遥かなるブータン」


ふわふわ「恋のレッスン」


マジカル・パンチライン「Magiかよ!? BiliBili☆パンチライン」

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つりビット「Chuしたい」

2016年5月31日


今月13日につりビットChuしたい」のMVが公開された。去年の8月に「裸足のマーメイド」(MV)について「“ちゃんあや”こと聞間彩さんが見せてくれたキス顔にノックアウトされた」と書いていた私としては、さくちんやなっちゃんまでキス顔を披露してくれている今回のMVは、何やら特別な私信をもらったような気分で観るたびに舞い上がってしまう。

昨夏に引き続き今回も全メンバーの水着姿をフィーチャーしているのも見どころだが、さくちんは別格として他のメンバーはやはりちょっといたいたしい感じがしなくもない…。まあそうはいっても結局はみんなかわいくて魅入ってしまうのだが。

それにしても“さくちん”こと安藤咲桜さんは、最近は雑誌の投票企画にも参加してその魅力を振り撒いているが、おそらくグラビア専業でも行ける逸材といっていいのではなかろうか。15歳にしてこの豊かな体躯の持ち主は、全体に幼さを売りにしたグループにあって心強い存在だ。


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最近のMVから

2016年4月30日

今月公開されたアイドル楽曲のMVの中から特に気になったものを下に貼り付けておく。いずれもそれぞれに特徴があって興味深いのだが、詳細なコメントは割愛。もしかしたらこのうちのどれかは後日あらためて書くことになるかも知れない。





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Fullfull☆Pocket「流星Flashback」ほか

2016年3月31日


昨年惜しまれつつ解散したからっと☆のメンバーによって新たに結成されたFullfull☆Pocketが、今月9日に1stシングルをリリースした。からっと☆の解散は悲しい出来事の多かった昨年のアイドルシーンの中でもとりわけショッキングなことだったが、こうして元メンバーたちが無事に再起できたのをまずは言祝ぎたい。「フ♩レフ♩レミライ!!!」(MV)、「わがままフェアリー」(MV)とのトリプルA面という構成だが、私は特にこの「流星Flashback」がからっと☆時代の「光」(MV)や「今を生きる」(MV)に通じるエモさがあって好きになった。うれしいことに多田慎也さんが引き続きサウンドプロデュースを手がけることになったようなので、楽曲のカラーに継続性があるのも当然といえる。

前グループの解散にどういう事情があったのかはよく知らないが、以前とほぼ同じ体制で再スタートを切ることができた彼女たちの前には明るい未来が開けている。今はAKB48のチームAに所属する極めつけの美少女、樋渡結衣さんともども大いに活躍して欲しい。


このほか今月公開されたアイドル楽曲のMVの中から気になったものをいくつか以下に紹介してみる。個別の論評は、割愛。


ふわふわ「フワフワSugar Love」


大和里菜「sakura」


欅坂46「サイレントマジョリティー」


BABYMETAL「KARATE」


アイドルネッサンス「ベステンダンク」


乃木坂46「ハルジオンが咲く頃」


わーすた「いぬねこ。青春真っ盛り」

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赤マルダッシュ☆「こころのピアス」ほか

2016年2月28日

最近の動画から気になったものを。


赤マルダッシュ☆「こころのピアス」


今月10日にリリースされた赤マルダッシュ☆のシングル「アナザーユー」の収録曲である。タイトル曲のMVについては前回簡単に紹介したけど、こちらの「こころのピアス」も劣らず聴き応えがある。作曲の村山シベリウス達彦さんのセンスは私にすごく合っているのかも知れない。

リリースイベントの最終日を観に行ってきたのだが、4人の覚悟めいたものが感じられて充実したライヴだった。特に、以前はまーりんが一際目を引く感じだったダンスは4人のレベルが揃ってきて、よほど努力を積んだであろう跡が窺えた。あーちゅんが足の怪我を再発させたとのことで心配したけど、右膝にサポーターをつけてはいたもののかなりがっつりと踊っていた。取り敢えずはほっとしたけど、足の怪我がもとで卒業を余儀なくされたアイドルを複数知っているのでくれぐれも大事にして欲しい。

会場は前に来た時よりも目に見えて人が増えていたし、ヲタクのテンションも高かったので、着実にファン層を開拓してきているのが感じられた。このシングルをきっかけにさらに大きな存在になっていくといいな、と思う。


乃木坂AKB「混ざり合うもの」


“乃木坂AKB”はAKB48と乃木坂46のメンバーが参加した豪華ユニット。いずれ劣らぬ美少女揃いだが、特にまいやん、こじはる、ななせまるの並びは実に圧巻。


橋本環奈「 セーラー服と機関銃」


映画「セーラー服と機関銃」のリメイクで主演するRev. from DVLの橋本環奈さんが同名の主題歌をカヴァーしたもの。薬師丸ひろ子さんの美声の印象があまりにも強いこの曲だけど、環奈さんのヴァージョンも貫禄があって、さすがのスター性を感じさせる。カメラ目線で見つめられるとどきまぎしてしまう。


〜おやすみなみばた〜【南端まいな就寝中】


最後はアイドルネッサンスまいにゃの16歳の誕生日を記念して公開された動画である。ぼーっと眺めてるだけで幸せな気分になれる。

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最近のMVから

2016年1月31日

最近のアイドル楽曲のMVから印象に残ったものをいくつか紹介してみる。


predia「刹那の夜の中で」


MVが公開されたのは去年になるけどシングルはちょうど今週リリースされた。ギリギリのセクシーさは“大人アイドル”を標榜するこのグループに実に相応しい。メンバーのインタビューからもノリノリで撮影した様子が伝わってくる。


ハコイリムスメ「さよならのプリエール」


「微笑みと春のワンピース」(MV)での“育ちのいいお嬢様”感がさらに“深窓の令嬢”感へとグレードアップした感じで、見ていて雅びな気分になる。


ジュネス☆プリンセス「イタズラに花の色」


映画「いいにおいのする映画」のスピンオフ作品だそうで、実際に競技かるたが特技だという中嶋春陽さん(参考)の好演を得て文芸作品風の映像に仕上がっている。映画で主役を務めたLADEBABYの金子理江さんもゲスト出演している。ショートカットが似合う中嶋春陽さんの佇まいには映像作家の創作意欲を刺激するものがあるらしく、最近公開されたショートムービー「ハルヒとミカ」でも神宿の一ノ瀬みかさんともども清冽な映像世界を作り出している。


赤マルダッシュ☆「アナザーユー」


来月リリース予定のメジャー3rdシングルのタイトル曲で、学園風のイメージシーンとダンスショットを織り交ぜた作りになっている。メンバーの貴重な制服姿はうれしいし、ダンスは相変わらず楽しい。

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第4回アイドル楽曲大賞2015

2015年12月 2日

今年もアイドル楽曲大賞に参加してみた。投票内容は以下の通り。


メジャー部門

寺嶋由芙「初恋のシルエット」


今年は寺嶋由芙さんにとって充実の一年で、限定発売のミニアルバムにメジャー流通のシングル2枚、ゆふぃたす名義のシングルと、いずれも名曲揃いで間然するところがない。その嚆矢となったのがミニアルバム「好きがはじまるII」収録の「初恋のシルエット」で、以前も書いたがリリースに先駆けて1月に音源がsoundcloudで公開された時から一聴して好きになった曲だった。今あらためて聴きながら甘くほろ苦い感傷が胸いっぱいに広がってくる。


寺嶋由芙「ふへへへへへへへ大作戦」


こちらはゆっふぃーの記念すべきメジャーデビューシングルのタイトル曲で、詳しい感想は以前に書いた通り。今年のアイドルポップスで最も強い印象を残した楽曲の一つだった。


寺嶋由芙「ぼくらの日曜日」

ゆっふぃーからもう一曲、「いやはや ふぃ〜りんぐ」のカップリング曲「ぼくらの日曜日」を選んでみた。先日レヴューを書いたばかりだがタイトル曲もゆっふぃーらしさに溢れた名曲で、甲乙つけ難いのだがこちらは特にゆふぃすとに宛てて詞を書いてくれた(文月悠光さんとの共作)作品なので、こちらを優先した。

推しからこんな曲を捧げてもらえるヲタクは幸せだな、とつくづく思う。ここに貼れる公式な動画等がないのだが、ファンの方撮影のライヴ動画にリンクしておく。


赤マルダッシュ☆「ワンダフル☆スマイル」


詳しい感想は以前に書いた通りだが、「4 colors」(ライヴ動画)を経てこの曲へと至る流れが音楽的にもグループの物語的にも素敵で心惹かれる。色モノ的な見方をされてしまいがちなグループかも知れないけど、歌やダンスの魅力が広く知られるようになって欲しいと思う。


Dorothy Little Happy「Tell me tell me!!」


今年もアイドル界を賑わせたニュースが様々あった中で、最もショッキングだったものの一つはDorothy Little Happyからメンバー3人が卒業したことだった。“卒業”といえば聞こえはいいが、事の経緯からいって事実上はグループの“分裂”にほかならなかった。

ドロシーといえば、私の勝手な思い入れだけれども、アイドル界の良心というか、ヲタクにとっての最後の心の拠り所というか、各所で卒業、脱退、解散などあってもドロシーが頑張ってるうちはアイドル界は大丈夫、というような、そんな安心感を与えてくれる存在だった。そのドロシーでこういうことが起こるとは全く予期しなかったことで、私と同様ドロシーが一推しというわけではなくても衝撃を受けた人は少なくないに違いない。しかも3人の卒業ライヴではからずも露呈したグループの内情も(詳細はナタリーのレポートを参照)、みんな薄々は感じていたこととはいえ、ドルヲタたちにさらなる衝撃を与えたのだった。

しかしこういうことが起こるのもメンバーそれぞれが自分たちの活動について真剣に考えてきたからこそで、彼女たちの今後の人生に責任を持てるわけもないヲタクの立場で「5人で続けて欲しかった」などとは軽々にいえるはずもない。私たちにできることといえば、彼女たちの今後の道のりを見守っていくことでしかないだろう。

「Tell me tell me!!」は5人体制では最後となったシングルのタイトル曲で、さわやかで壮快なロック調のナンバーである。誰もが好きだった“5人のドロシー”の記念の意味も込めてここに選んでおく。


インディーズ部門

RYUTist「神話」


RYUTistについては前回の投票の時に「楽曲や振付け、さらには衣装のセンスまで含めてトータルに洗練されている」と書いたが、洗練の度合いをますます深めてきているように感じられる。この「神話」はキュートでお洒落で上質で、アイドルポップスの一つの到達点ともいえる楽曲ではないだろうか。


虹のコンキスタドール「トライアングル・ドリーマー」


シングル「THE☆有頂天サマー!!」のカップリング曲だが、かわいくて楽しくて、歌詞もドキドキものでとにかく魅力的な楽曲である。ライヴでのキラーチューンといってもいい曲なのにどうしてこれをタイトル曲にしないのか不思議に思う。メンバーがぽろぽろと卒業していったりして何かともったいない感じのするグループなのだが、せっかくかわいい子たちを揃えているのだから、大人の人たちは上手に育てていって欲しいと思う。


I‘S9「羽ばたくんだ!」


I‘S9(あいずないん)は福岡を拠点に活動するローカルアイドルで、2年前の「キラキラ数えに行こう」(MV)が気に入って注目していた。この「羽ばたくんだ!」もさわやかな希望をキュートに歌い上げた傑作で、今年のお気に入りの一曲である。


ハコイリムスメ「微笑みと春のワンピース」


ハコイリムスメは女優志望の女の子たちが集まったグループで、ちょっとしたお芝居とカヴァー曲とを組み合わせたユニークなライヴを展開しているアイドルである。スタッフの好みからフジテレビ関連のアイドル楽曲というのがカヴァーのコンセプトなのだが、そのチョイスが絶妙にツボを突いていて心憎い。「はじまり」(チェキッ娘、ライヴ動画)はそれほどヒットした曲ではないけれども個人的にとても懐かしい曲だし、メンバーの卒業ライヴの動画の背景に流れている「いちご水のグラス」(斉藤由貴)はシングルカットされていないアルバム収録曲なのだが、80年代のアイドル楽曲の中でもとりわけ好きな作品である。この「微笑みと春のワンピース」はオリジナル曲だが、育ちのいいお嬢さんといった雰囲気のメンバーたちによく似合っている。


SRAM「ユー・メイ・ドリーム」


詳しい感想は以前に書いたが、メインヴォーカルMYUさんの可憐な歌声が耳に残る秀逸なカヴァーである。シーナさんが喜んでいますように。


アルバム部門

前回同様不参加。


推し箱部門

寺嶋由芙さんに投票した。


前回同様に投票はここに記載した順序の通りにしたが、ポイントは全てに2点ずつ入れた。

この種の投票企画というのは参加者が推しの楽曲を無闇にゴリ押しすると賞自体が非常につまらないものになってしまうので、本当は一人(一グループ)一曲に限定して選考するつもりだった。しかし、私の目配りが足りないせいもあると思うのだが、今年はメジャー部門でピンとくる曲がほかにどうも思い当たらなかった。上に挙げたゆっふぃーの3曲は推しの曲だからというだけでなく楽曲そのものの魅力で強く印象づけられた作品なので、敢えて避けることもないだろうと思いこういう結果となった。

その代わりというか、インディーズ部門は気に入った作品がいくつもあって、5曲に絞るのが容易でなかった。そこで投票から洩れてしまったものを以下に番外としていくつか記載しておくことにする。


番外

からっと☆「今を生きる」


今年のアイドル界で起きたショッキングな事件としてもう一つ大きかったのがからっと☆の解散で、アイドルという存在の刹那性を端的に象徴する出来事だった。この将来性あるグループがどうしてこういう事態に立ち至ったのか、詳しい事情はわからないが返す返すも惜しまれる。この「今を生きる」は彼女たちが残した置き土産で、今年特に強い印象を残した楽曲の一つだった。本当はこの曲にも投票したかったのだが、メンバーたちはすでに再起を期して新たなグループを立ち上げており、そちらでの飛躍に期待することにしたい。


Peach sugar snow


3人組のグループとしてウィスパーヴォイスで話題をさらっていたPeach sugar snowがメンバーあいなさんのソロプロジェクトとして再出発することになったのも大きなニュースだった。新生PSSの第一弾「さよなら惑星」ではウィスパーではない地声のパートやラップも採り入れて、おとぎ話風のMVの映像も含めて、早速の新機軸を打ち出している。「仮初の涙」(MV)ではさらに壮大な死生観、宇宙観のようなものを感じさせて、人数的には規模が縮小したとはいえ、世界観の広がりはむしろとどまることを知らないかのようだ。


PiiiiiiiN「絶対NEVER DIE」


7月に松隈ケンタさん作曲の2曲がsoundcloudで公開されたのだが、これが何というか、私の好きな松隈サウンドが帰ってきたという感じで、実に素晴らしい出来栄えだった。しかし予定されているアルバムのリリースがまだなので今回は投票できない。来年もこの賞が実行されれば投票することになるかも知れないが、今年特に気に入った楽曲として「てれちゃうね。」(soundcloud)ともどもここに記しておく。


丸山夏鈴「Eternal Summer」


今年のアイドル界を襲った悲しいニュースとして忘れてならないのは、脳腫瘍のために幾度も手術を繰り返しながら活動を続けてきた丸山夏鈴さんが5月に亡くなったことである。卒業とか脱退、解散等は仕方ないと割り切るしかないが、この若さで命を奪われるというのはあまりに残酷でやり切れない。しかし本人は生前、病気だからといって周囲から「かわいそう」という目で見られるのを潔しとしていなかったので、今はただ、苛酷な運命を呪うより、自ら望んだアイドルとしての人生を最期まで貫き通したことを祝福したい。


献辞

ささやかですがこの記事を丸山夏鈴さんの魂に捧げます。

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寺嶋由芙さん「いやはや ふぃ〜りんぐ」

2015年11月23日


今月11日に寺嶋由芙さんのメジャー2枚目のシングル「いやはや ふぃ〜りんぐ」がリリースされた。9月に設立した自主レーベル“#Yuffy_Store”からの第一弾シングルで[1]、タイトル曲は自ら作詞し、“寺嶋由芙 with ゆるっふぃ〜ず”名義で十体のゆるキャラとコラボレーションしている。

この曲を一聴して感じたのは、これまでゆっふぃーがソロになってからの楽曲をプロデュースしてきた加茂啓太郎さんのテイストが希薄で、代わってゆっふぃー自身の嗜好が前面に押し出されているな、ということだった。それでプロデュースがどういう体制になっているのかが気になっていて、盤を手に入れるとすぐにクレジットの記載を確認してみたのだが、前作との違いが微妙過ぎて詳しいことはわからなかった。

ただ、これまでの作品では恒例だった加茂さんによる饒舌なまでの趣旨説明が今作では今に至るまで出てきていないこと、現在のところ加茂さんは新たに立ち上げた“フィロソフィーのダンス”というグループの方に掛かり切りでいるらしいことから推して、実際にはセルフプロデュースにかなり近い形で制作が進められたのではないかと思われる[12]。自主レーベルの設立というニュースを知った時にはその意味がよくわからなかったのだが、実際に音を聴いてみてこういうことかと得心が行った。

作・編曲もいつものrionosさんではなく、ゆっふぃー作品では初めて鶴崎輝一さんが起用されている。曲調はゆっふぃー好みのかわいらしさに溢れていて、ゆるキャラのファンだったり、それこそ小さな子供たちにも親しみやすいものとなっているのではないだろうか。聴き手の間口を広げることをだいぶ意識したと思わせる作りだが、Aメロの低音に控えめだがEDM風の動きがあったり、2番から大サビへのつなぎのパッセージに三拍子を採用していたりと新鮮な趣向にも事欠かない。

ゆっふぃーの歌唱もこれまでになくかわいさが強調された仕上がりで、それこそ聴いていて胸がキュンキュンする。本人もインタビューで「歌い方も、ゆるキャラファンにとってアイドルは『かわいいもの』だから、その先入観のまま、かわいく歌いました」と語っている[2]。最近はテレビのナレーションの仕事などもこなすようになったのでゆっふぃーの声を聴く機会は多いのだが、実はその度に発声がすごく綺麗になったな、と感じていた。少し高めのトーンで女の子らしいかわいい声を使いながらも、不自然に飾ったような調子にならないので心地よく聞ける。滑舌も以前と比べるとかなり改善されており、おそらく地道に努力を重ねてきたのだろう。曲調とも相俟って、そういう成果が歌にも如実に表れているように思う。

歌詞はゆるキャラにハマる瞬間を恋の始まりに重ねたもので、自身の普段の口癖がふんだんに盛り込まれているほか、ゆるキャラにまつわるキーワードが随処に散りばめられていて、西洋の寓意画を読み解くような知的なスリルを味わわせてくれる。タイトルの“いやはや”からして配信番組「#ゆっふるーむ」[3]での頻出語で、そうした場でのトークに慣れ親しんだ人なら聴いていてニヤリとさせられること請け合いである。そんな中に“をたく”の語が隠されているところがまたいかにもゆっふぃーらしい。

MVは十体のゆるキャラとの共演なのでさすがに賑やかな映像になっている。場所が銭湯なのは「ゆるキャラをふだんいない場所に連れていこうというコンセプト」だという[4]。ヲタク相手には決して見せないゆっふぃーのデレた表情だとか、“あざとい”は褒め言葉だと思っているふしのある[5]ふっかちゃんのアイドルっぷりとか、みっけちゃんの華麗なターンなど見どころは多く、忘れものをチェックするオカザえもんの律儀なような不審なような挙動(断じて女性の下着を物色しているのではない!)[6]もいいアクセントになっている。

声の出せるキャラクターは音源の方にも参加していて、ペッカリーはコーラスで得意の美声を響かせている。有明ガタゴロウが“永遠の56歳”らしからぬかわいい声で合いの手[7]を入れる一方、ちょうせい豆乳くんは空気を読まない粗野なかけ声[8]を飛ばしていて、それぞれのキャラクターの個性が表れておもしろい。


カップリングの「ぼくらの日曜日」もゆっふぃー作品では初の起用となる宮崎誠さんの作・編曲で、ギターサウンドが心地よく響く、どこか懐かしいテイストのナンバーである。歌詞は早稲田大学の同期生でミスiDのオーディションでも同期だった詩人の文月悠光さんとの共作で、互いに相手を思い合うアイドルとヲタクたちの週末をテーマにしている。

この曲は「いやはや ふぃ~りんぐ」のカップリング曲で、週末好きな人に会いにいく時の気持ちを、週末好きなアイドルに会いにきてくれるヲタさん、そして週末好きなヲタクに会いにいくアイドルの気持ちに重ねた曲です(゚ω゚)

【ライブレポ】寺嶋由芙スペシャルライブ in サンリオピューロランド ヾ(*゚ω゚*)ノ|ゆふろぐ(*´∀`)~♪

今回は変なタイミングで風邪を引いてしまったせいでリリースイベントに行きそびれて、かなり凹んでいたのだが、思い返すとゆっふぃーと出会えてからたくさんの優しい気持ちを教えてもらったなと、この曲を聴きながらそんな感慨にとらわれて心が暖かくなった。



先にも少しふれたがこのところゆっふぃーは活躍の場を着実に広げていて、そろそろ私も情報を全て追うのが大変になってきている。そんなうれしい悲鳴の元となっている活動の一つがドラマ『監獄学園』への出演で、上に貼ったのはそのマユミ役の衣装での“おどってみた動画”である。ヲタクとしてのひいき目もあるだろうけど女子高生姿もなかなか様になっていてかわいい。コスプレ感は…、私は感じないよといっておく。

ドラマは壮快なまでにバカバカしい内容で、タイトルからパノプティコンとか規律権力といったテーマ[9]を予想すると肩透かしに遭うのだが、お下劣もここまで徹底すればもはやあっぱれというほかない。こういう趣向のドラマでゆっふぃーにお呼びがかかったというのがやや意外なのだが、第1話[10]ではかなり衝撃的なシーンもあり、千代役の武田玲奈さんともども体を張った演技で楽しませてくれている。


今年の9月に音楽祭「夏の魔物」に出演した際、そのステージを見たJOJO広重さんがブログで感想を述べているのだが、その言葉がそんな最近のゆっふぃーの活躍ぶりを実に的確に言い当てている。

ゆっふぃーこと寺嶋由芙ちゃんは元BiSメンバーの中では、元BiSとしてではなく、最も早く彼女オリジナルの「世界」を構築し実現した一人だと思う。

青森・夏の魔物/成田大致の”世界” | JOJO広重|じょじょひろしげ(非常階段) official ブログ by ダイヤモンドブログ

正確なところはよくわからないが、楽曲制作の方向性をかなりの程度任せてもらっていると思われる今回のシングルを聴くにつけ、そんな思いを深くする。半年ほど前まではブログ等に綴った文章に不安で心細いような心情をふと覗かせることもあったのだが、気がついてみるとそういうこともほとんどなくなってきた。もちろん今でもいろいろと思い悩むことなどはあるだろうし、アイドル界の厳しい競争を生き抜く上での苦労は絶えないのだろうけど、今のゆっふぃーは心の芯に何か確信めいたものを掴んでいるように見える。

苦しい時をともに歩んできたゆふぃすととしてそこに一抹の寂しさを感じなくもないのだが、ちょうどそんなタイミングで「でも全然大丈夫じゃないからね、あなたに来てもらわなくちゃ困っちゃうからね!」[11]と煽ってみせるあたり、さすがに私の見込んだクレヴァーなアイドルだけのことはある。ゆふぃすとは“#Yuffy_Store”の強制的構成員だそうで、そもそも“ゆふぃすとあ”というレーベル名に“ゆふぃすと”が入っている時点で、よくできた構想というほかない。

まあ何というか、何かの節目を迎えるごとに「推しててよかった」と思わせてくれる、素敵なアイドルである。

ああ ぼくらの未来 もしも 雨降りでも
ひとつ傘 ふたり ずっと
隣にいたいな
ぼくらの日曜日 - 寺嶋由芙 - 歌詞 : 歌ネット

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ラグビーワールドカップ2015を振り返る

2015年11月 8日


一月あまりにわたって開催されていた第8回ラグビーワールドカップイングランド大会は、ニュージーランドの2大会連続3回目の優勝で幕を閉じた。オースラリアとの決勝戦は序盤から安定して試合を優位に進めていて楽勝ムードも漂っていたが、後半に不用意な反則からFBベン・スミス選手が10分間の一時退出となり、その間に2トライを返されて思いがけず競った展開になった。しかしそこからSOダン・カーター選手の意表をついたドロップゴールで突き放すあたりがさすがの試合巧者ぶりで、終わってみればダブルスコアの圧勝だった。今大会は予選リーグから一貫して圧倒的な強さを見せつけて勝ち上がってきたオールブラックスだが、この試合はその集大成として相応しい、貫禄の試合運びだった。

特に圧巻だったのは後半最初のトライ(動画)で、後半開始から途中出場したソニー・ビル・ウィリアムズ選手(23番)が続けざまに二度のオフロード・パスを見せ、最後はマア・ノヌー選手(12番)が快走した。この世界を代表するセンタープレイヤー二人の競演が見られただけでも、深夜まで観戦していた甲斐があったというものだ。



さて、今大会は日本代表が初戦の南アフリカ戦で大金星を挙げ、ラグビーファンのみならず日本中を大興奮の渦に巻き込んだ。もうあれから既に一月以上が経っているが、未だに何だか信じられないような気がする。このところ着実に力をつけてきているのは私も感じていたが、この南ア戦に関しては何とか善戦と呼べる程度に健闘してくれたらいいな、というくらいの期待しかしていなかった。あれは本当に、ラグビーの世界では全くあり得ないレベルの番狂わせだった。

あの試合の勝因として、粘り強いディフェンスや効果的なライン攻撃、セットプレーでのフォワード陣の健闘など様々あるかと思うが、一つ重要なポイントとして、南アが自陣での反則を繰り返したのに対して、日本はその数を抑えることができたということがあった。五郎丸歩選手の正確なキックが生きたのも、それあってこそだ。特に南アの選手たちにはノットロールアウェイの反則が目立ち、テストマッチの経験も豊富な選手たちがあれだけ繰り返し取られたということは、この試合ではかなり厳しめに判定されていたのではないかと思う。それに比して日本の選手たちがこのレフェリングを苦にせず適応できたのは、この試合で主審を務めることが決まっていたジェローム・ガルセス氏を事前の合宿に招待し、練習試合で笛を吹いてもらっていたことが大きく作用したようだ[1]。ホラニ龍コリニアシ選手はその際に「立ってプレーしなければいけないという基本に忠実」という感触を得ていたそうで、倒れてプレイする行為に厳しいレフェリングは、日本の選手たちには織り込み済みだったのだろう。五郎丸選手が「勝利は必然。ラグビーに奇跡なんてない」と述べている[2]ように、私たちには奇跡に見えたあの大金星も、周到な準備が生んだ必然的な帰結だったのかも知れない。

ノットロールアウェイの繰り返しは南アにとって高くつき、試合の最終盤をシンビンで一人少ない状態で戦わなくてはならなくなった。最後のペナルティでゴールを狙わずにトライを取りにいった勇気ある決断は、そのことも大きな要因になっただろう。カーン・ヘスケス選手の逆転トライ(動画)も、相手ディフェンスを完全に崩したわけではなかったが、外側にスペースがあった分だけタックルを受けながらでもインゴールに飛び込むことができた。あのスペースは、南アの選手が一人足りない分だけ生まれた僅かな隙ではなかったかと思う。


予選リーグ3勝1敗という今大会の好成績の要因は、まずもってエディ・ジョーンズヘッドコーチの指導力に帰せられるべきだろう。例えば南ア戦の最後のトライをパスでつないだ日和佐—立川—マフィ—ヘスケスの4選手のうち、立川選手を除く3人がインパクトプレイヤーとして途中出場した選手たちだったというあたりに、試合中の采配の冴えが明瞭に示されている。しかし何より特筆すべきなのは、チーム作りの段階で彼が日本独自のラグビースタイル—その理念を彼は“JAPAN WAY”と名づけた—を追求したことである。

体格に劣る日本が世界の強豪に伍して戦おうとすれば俊敏性を生かしたハイテンポな連続攻撃や、組織立ったディフェンスに活路を求めていくしかないわけだが、長い低迷の時期には方向性を見失って迷走してしまっているように思えることもあった。私が特に失望したのは、スクラムハーフにオールブラックスの経験もある選手を起用した時だった[3]。もちろん外国出身選手の代表入り自体はラグビーでは当たり前のことなので特に異を唱えるには当たらないのだが[4]、日本のラグビーのテンポを作り出すキーとなるポジションであるSHで従来の代表選手たちとは全くタイプの異なる選手を起用するとなると、日本のラグビーのオリジナリティっていったい何だろう、と考え込んでしまう。

しかし今回、世界のラグビーを最もよく知る名コーチであるエディさんが日本らしいラグビー—それこそ昔年の大西鐵之助が掲げた「展開・接近・連続」の哲学にも通ずるような—にこだわり抜き、その上で結果を出したということが、私は何よりうれしかった。南ア戦の勝利が世界中から称賛されているのも、ラクビー史上、というよりスポーツの歴史の中でも最大級の番狂わせという結果ばかりでなく、内容的にも非常にハイレベルな好ゲームだったということも理由になっていると思う。もともとグラウンドを大きく使ってテンポよくボールを動かす日本のラグビーのスタイルは、目の肥えた世界のラグビーファンを唸らせるだけのものを潜在的には備えていた。しかしそれも、善戦したけど最後は突き放された、というところにとどまっているうちは「惜しかったね」で終わってしまう。それが今大会では内容に結果が伴ったことで、世界中からリスペクトを集めるに至っている。日本のラグビースタイルをそこまでのレヴェルにまで磨き上げたエディさんの手腕は、いくら称賛してもし過ぎることはないだろう。


個々の選手の活躍については語り始めるときりがなくなるが、ここでは他であまり言及されていないスタンドオフやセンター陣のことについて少し述べてみたい。今大会での日本代表の躍進の要因には、一つには安定したライン攻撃があったと思う。ラグビーではボールを前に投げることができないので、下手な攻撃だと連続して攻めても却って陣地を下げられてしまうことになる。しかし今大会の日本代表は、密集からボールを外に展開した攻撃で相手ディフェンスの最初のタックルをまともに受けて後ろに下げられるような局面が、4試合を通じてほとんど記憶にないくらい目立たなかった。ボールを左右に動かすたびにジリジリと前進していく日本のライン攻撃は、今大会の日本の躍進の原動力だった。逆転トライの直前、19フェイズを重ねてゴールライン直前にまで迫った南ア戦終盤の連続攻撃などは、まさにその典型だろう。そうした効果的なライン攻撃を支えていたのが、屈強な相手ディフェンスのタックルを物ともしないスタンドオフや両センターの果敢なアタックだった(もちろんフォワード第3列をはじめとする強力なサポートがあってのことだが)。

今回のチームでセンターもしくはスタンドオフとして縦横に活躍したのが立川理道選手だった。南アフリカ戦はリザーブに入る予定がクレイグ・ウィング選手の負傷で代わってセンターとして先発出場し、試合途中からはスタンドオフとしてライン攻撃を統率した。以後の3戦でも全てに先発出場し、エディさんから「今大会で最も成長している一人」と称賛される活躍を見せた[5]。スタンドオフ及びセンターとして招集されたメンバーの中ではおそらく大会を通じて最も長い時間をプレイしていたはずで、今回の代表チームにおけるバックスのキープレイヤーともいえる存在だったのではないだろうか。

私がおもしろいと感じたのはスタンドオフの小野晃征選手の起用法で、普通は試合の中でスタンドオフが最もキックを多用するのだが、今回のチームではプレースキックだけでなく流れの中でのタッチキックなどもフルバックの五郎丸選手が主に担当していた。それだけならさほどめずらしいことではないのだが、アメリカ戦では相手ボールスクラムで小野選手がフランカーの位置に入り、代わりにスタンドオフの位置にはリーチ・マイケル選手が就く場面があった。これはなかなか見かけない布陣で、おそらく体格にやや劣る小野選手のディフェンスの負担を軽減させようという配慮だったのだろう。こういうところに、足りないところは全体で補いつつ、彼のアタックのセンスを存分に発揮させようというチームの明確な意図が感じられた。彼のラインブレイクから生まれたアメリカ戦の最初のトライ(動画)などはその成果の一つといえるかも知れない。


それにしても、あの南アフリカ戦以来の日本中の熱狂にはすさまじいものがある。早大時代の五郎丸選手を「さっそくウィルキンソンの真似をする選手が出てきたな」とにやにやしながら見ていた頃には、その五郎丸選手の仕草を日本人がこぞって真似する日が来ようなどとは夢にも思わなかった[6]。中には“にわかファン”などと自ら卑下する人もいるけれども、それなりに年季のあるファンとしていわせてもらえれば、そんなことは一切気にかけず[7]どんどんのめり込んでいって欲しいと思う。長年ラグビーを見ていてもあれほど内容的に充実した好ゲームというのはそうそうあるものではなく、あの試合でラグビーの魅力に開眼できたというのは非常に幸運なことなのだ。

長い間ラグビーを見続けてきて何が悔しかったかといって、それは日本が負け続けたことよりもむしろ、例えば2007年ワールドカップのカナダ戦で、終了間際の日本の同点トライを地上波では放送し損ねたことだったりする[8]。怪我の治療などで試合時間が延びるのはよくあることなのに放送局が十分な枠を確保しておかなかったためにそんな事故が起きたのだが[9]、これがもしサッカーの代表戦で後半ロスタイムの日本の同点ゴールを放送し損ねでもすれば暴動が起こりかねず、放送局もそんな事態にならないよう万全の態勢をとっているはずだ。勝負の世界のことなので勝ち負けの結果は受け容れるしかないが、ラグビー人気が世の中からそこまで見くびられているということが、何より切なくやりきれなかった。

新国立競技場の建設問題にしても、「オリンピックには絶対に間に合わせないとダメだけどラグビーW杯には我慢してもらうしかないね」という意見が当たり前のようにまかり通ってしまうあたりラグビーファンとして忸怩たるものがある。今大会開幕前の、例のセクシー動画の騒動[10]も、現状ではあまりに低い世間でのラグビーの認知度だからこそ、テレビ局もあんな話題作りをしなければならなかったのだと思う[11]

そんな次第なので、にわかだろうがミーハーだろうが、ラグビーに関心を持ってくれる人が増えるのは心強い限りだ。ルールなんて初めはわからなくても見ているうちに大体のことはわかるようになる[12]


空前の活気を呈する日本のラグビー界だが、今後に向けては必ずしも楽観はできない。今大会を以て退任したエディ・ジョーンズヘッドコーチは日本の選手たちの素質を高く評価する一方で、協会の強化体制や各クラブ、高校、大学の練習方法にはかなり辛辣な意見を述べていた[13]。エディさんの目には日本のラグビー指導の現場は「規律を守らせるため、従順にさせるためだけに練習をしている」ように見えるらしい[14]

今回3勝できたから次こそは決勝トーナメント進出、と安直にいえることではなく、そのために改めなければならない点は多々あるだろうが、何ごとも変化というのは簡単にできることではない。日本のラグビー界は1990年代に世界的なプロ化の潮流と、国内的にはJリーグの発足という内外の環境の激変に見舞われたが、その対応が後手に回ったことも長期低迷の一因だったと私は思っている。

しかしこれからすぐにも変わっていくことが確実なのは、今後はコアなファンによる声援だけでなく、国民的な関心という後押しを当てにできることである。すでにもうトップリーグの観戦チケットがソールドアウトするといった効果が出始めており、これからまた新たな荒海へと漕ぎ出していかなければならない日本ラグビーにとって、そうした競技環境の活性化こそは何よりの助けとなるに違いない。

エディさんの指摘が重たく耳に残っているので軽佻に「次はもっと上を」などと浮つく気にはならないのだが、それでもやはり私としても、今のこの上げ潮を利して日本のラグビー文化がさらなる成熟と高揚の時を迎える、そんな未来を夢見ずにはいられない。


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