ヤングなでしこが銅メダルを獲得

2012年9月 8日

先月から日本で開催されていた女子サッカーU-20のワールドカップは今日最終日を迎え、地元日本のヤングなでしこチームはみごと銅メダルに輝いた。大会を通じて輝いていたのはなんといっても田中陽子選手で、正確なキックと的確な状況判断で日本の攻撃を中心となって組み立てていた。スイス戦では左右両足でフリーキックからゴール決めるという離れ業で驚かせてくれたが、今日のナイジェリアとの3位決定戦でも無回転シュートで先制ゴールを生み出し、あらためてその多彩な才能を見せつけてくれた。

私は事前には彼女についてほとんど知識がなかったのだが、初戦のメキシコ戦で後半から途中出場で入ってきた時に、その表情が素晴らしく輝いていたので気になる存在になったのだが、実際にプレーを見るにつけ、その溢れんばかりの才能にますます魅了されていった。今後もぜひこのまま成長して、日本の女子サッカー界の屋台骨を背負う選手へと育っていって欲しいと思う。


この若いチームを率いた吉田弘監督は「3点取られても5点取って勝てばいい」という攻撃的なサッカーを掲げてチーム作りを進めていたようだ。準決勝のドイツ戦のように力のある相手に対してもそういうサッカーを貫けばああいう結果になるのも致し方のないところだが、この年代では性急に結果を求めるよりも選手たち個々の能力を伸ばしていくことを優先するという方針は間違っていないと思う。

ただ、試合中の選手交代には意図のはっきりしないものが多く、放送の解説者もコメントを求められて答えに窮しているようなシーンが多々見られた。特にドイツ戦の後半に、日本の攻撃がようやく活性化しはじめたタイミングで田中陽子選手を代えてしまったのは明らかな失敗だったように私には思われる。これは結果論ではなく、韓国戦でも彼女を左サイドバックの位置に下げてから前線にパスの配球役がいなくなり、攻撃が機能しなくなっていたという前例があった。彼女が最後までプレーしていたとしてそれが得点に結びついたかどうかは定かでなく、試合をひっくり返すことができた可能性はさらに小さいが、後半はじめの時間帯に見られた勢いのある攻撃がもう少し長い時間続いたであろうことはほぼ確実で、惜しまれるところである。今日の3位決定戦でも、後半に守備のテコ入れをしたい局面で既に交代のカードが残っていないところにちぐはぐさが見られた。

まあとにもかくにも若きなでしこたちの溌剌としたプレーにハラハラドキドキする日々はこれで終わった。この大会の盛り上がりが、女子サッカーのさらなる発展につながることを祈りたい。


下の動画は乃木坂46による大会オフィシャルソング「人はなぜ走るのか?」。このグループらしいさわやかなポップチューンで、スポーツをモティーフにしながらこれほど汗臭さのない楽曲というのもめずらしいのではないか。私の推しメン、まいやんこと白石麻衣さんの美しい長髪の大活躍(?)も楽しめる。



もう一つ序でに、今大会とオフィシャルな関係はないものの、女子サッカーをモティーフにした楽曲ということでNMB48の「オーマイガー!」(ショートヴァージョン)。こちらは汗まみれ傷だらけの青春讃歌である。サビの振付けが超絶的にかわいくて好きな曲なのだが、私の推しメン、みるきーこと渡辺美優紀さんは何かのペナルティがあったらしく残念ながらこの曲には不参加。


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「真夏のSounds good !」

2012年9月 4日


先日AKB48真夏のSounds good !」のPVがフル尺で公開された。私にとってこの曲の最大の魅力は、NMB48所属で現在はAKB48を兼任しているみるきーこと渡辺美優紀さんが前面にフィーチャーされていることにある。というか正確な順序でいうと、この曲のPVで見慣れないメンバーが目立つ位置で踊っているのが気になって、後述の「ナギイチ」も確認してこの美少女が4月からAKB兼任となった渡辺美優紀さんであることを知ったのだった。そんな次第で私の認識ではこの曲は“みるきーのための曲”という位置付けなのだが、特に2番以降はセンターまゆゆの右隣という絶好のポジションをもらっており、運営サイドが彼女にかける期待の大きさが窺い知れる。

ここで気になるのは、髪型を普段はあまりしないツインテールにしていることである。AKBでツインテールといえば何といってもまゆゆこと渡辺麻友さんが有名で、というより彼女の存在によってこの髪型の魅力が広く一般に周知されることになったといっても過言でない。そのまゆゆの右隣というポジションで、敢えて同じツインテールの髪型をぶつけてきたのはどういう意図なのだろう。この“次代のエース”と目される人気者をあわよくば食ってやろうという闘争心の表れなのだとすれば、なかなかの根性である。

あるいは“W渡辺”を前面にフィーチャーすることでおじさん世代に訴求しようという運営サイドの戦略と深読みすることも可能かも知れない。しかし、私の知る限りではこの二人の渡辺さんが同じチームBで活躍するという状況を“W渡辺”と呼んでいるのはメディアなど周辺だけで、当事者サイドがそういうアピールをしている様子はないので、それも不自然な気がする。まあいずれにしてもこれからのアイドル界を担っていくであろう美少女二人によるツインテールの競演が楽しめるのはうれしいことである。

曲そのものは昨年の「Everyday、カチューシャ」やその前の「ポニーテールとシュシュ」にくらべるとやや地味な印象を受けるが、軽快な曲調の中にも精細な陰影を感じさせる佳曲ともいえそうだ。Bメロのリズム動機がいかにもアイドルポップスで、あまりにもベタなパターンではあるのだが、こういう適度などんくささも寧ろこの曲の魅力の一つかも知れない。



こちらがNMB48の「ナギイチ」(ショート・ヴァージョン)で、この曲の方が「真夏の…」よりもノリがよく、「…シュシュ」や「…カチューシャ」の路線を継承している気がする。ただしBメロはもう少しテンポを落としてメリハリをつけた方がよかったのではないか。

ここでもみるきーはピンクのビキニ姿で溌溂とした魅力を惜しげなく振り撒いている。彼女のダンスには独特の色っぽさがあり、みんな同じ振付けで踊っていてもひときわ引き立って見える。おそらく腰、背中から肩にかけての使い方がうまいのだろうが、これは天性の資質なのだろうか。アイドルポップスの世界も深入りすると推せるメンバーが次々と見つかって大変だが、せっかくなのでこの状況を存分に楽しみたいと思う。

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