水野佐彩さん「1986年のマリリン」のカヴァー

2010年7月31日

今日は本田美奈子さんの生誕43周年に当たる。それを記念して、最近知ったカヴァー情報を紹介したい。

6月30日に発売された「姉うた-80~90's GIRL POP NON-STOP COVER-」というコンピレーション・アルバムで、水野佐彩さんという歌手が「1986年のマリリン」をカヴァーしている。水野佐彩さんについてはよく知らなかったのだが、歌手活動の傍ら雑誌の読者モデルなども務めてきて、今年5月に見事デビューを果たした人のようだ。

1989年生まれということは、「…マリリン」がヒットした頃はまだ生まれてもいなかったことになる。どういう経緯でこの曲をカヴァーすることになったのかはよくわからないが、ともかくそんな若い世代の歌手が美奈子さんの歌を歌い継いでくれるというのはうれしいことである。

その水野さんはちょうど一週間前の24日に SHIBUYA BOXX で開催された“SHIBUYA PARK STREAM”というライヴに出演し、自分のオリジナル曲に交えて「…マリリン」も披露した。その時の録画をustreamで見ることができるので、下に貼り付けておく。



水野さんは39分くらいから登場し、最初の一曲として「…マリリン」を歌っている(40分近く待たなくてもプログレス・バーをクリックすればお目当ての場面を再生することができる)。彼女のオリジナル曲はかなりかわいい感じの作品で、おそらくそちらの方が本来の芸風なのだと思う。「…マリリン」はやや雰囲気の違った曲なのだが、そうした曲調の違いを的確に歌い分ける幅の広さも見せている。ぜひ美奈子さんにあやかって、ますます活躍の場を広げていって欲しいと思う。

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Twitterのすすめ

2010年7月28日

気がつけば7月ももう終わりに近く、このブログは放置状態になっていた。勘のいい人はお気づきだと思うけど、Twitterにかなりはまってしまっているのもその一因となっている。やってみるとわかることだけど、Twitterは投稿への心理的な敷居が非常に低いことに特徴がある。ブログだとどうしてもある程度文章をまとめてから公開しなければならないけど、Twitterはちょっとした思いつきなどを前後の脈絡を考えずに吐き出すことができるのだ。140字という制限があるのでこみいった議論をするのには不向きだけど、お気楽な発言や他の利用者とのゆるい交流を楽しむのにはなかなかすぐれたメディアである。

利用している著名人も結構多く、ファンとの交流にも気軽に応じているミュージシャンなども少なくない。特筆すべきなのは浜崎あゆみさん(@ayu_19980408)と小柳ゆきさん(@yuki_koyanagi)で、彼女たちがつぶやきはじめるとタイムラインが一色に染められてしまう。この二人が同時につぶやいている時などは、タイムラインの流れを追うのが大変なことになる。人気者のあゆはさすがに無理だろうが、小柳ゆきさんの方はおそらく自分宛てのツイートのほとんど全てに返信しているのではないかと思う。

私自身、彼女のツイートで本田美奈子さんのことが話題に上っていたのを見かけたのでメッセージを寄せてみたら、ご本人からお返事をいただくことができた。小柳さんといえば抜群の歌唱力を持ちながらもう長いこと低迷が続いてしまっている人で、私もかねがねそのことを惜しんでいたのだが、こうしてTwitterを活用することで彼女にまた新たな道が開けてくることを願いたいと思う。


…とこんな調子でいろいろと楽しめるので、こうしたサービスが嫌いでない人は取り敢えずアカウントを作って始めてみるといいと思う。はじめは自分の関心のある人をフォローしてそのつぶやきを読んでいるだけでもいい。例えばフィギュアスケートのファンだったら、荒川静香さん(@tiramisu11)と鈴木明子さん(@Mariakko2010)のやりとりを読むだけのためにでもアカウントを作成する価値はあると思う。私はTwitterの効用を過度に強調する気はないので、気が向かないという人に無理に薦めるつもりもないけれど。

登録の仕方がわからないという人はスマイレージの4人が下の動画でかわいくわかりやすく説明してくれているので参考にするといい。



しかしそれはそうと、Twitterの快適さゆえにブログの更新が滞ることがないように、何か対策を考えないといけないな、ふうむ…。

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「素敵な明日のために」

2010年7月 6日

作詞:秋元康 作・編曲:後藤次利

本田美奈子さんは1997年にひたちなか市のイメージ・ソングとして「素敵な明日のために」という曲を発表している。この音源は入手がやや困難なものだったのだが、2007年にYouTubeに動画がアップロードされ、今では誰でも容易に聴くことができるようになっている(この動画はひたちなか市観光協会の公式サイトにも貼り付けられているので権利関係はクリアしているものと推定される)。

レゲエ風のリズムと明るいメロディーが印象的で、いかにも市民生活の明るい未来を願って聴くのに相応しい作品となっている。美奈子さんはデビュー3年目を迎えた1987年にジャマイカを訪れ、スライ&ロビーのライヴに参加してセッションをしているので、この曲を歌う上ではおそらくそうした経験も役に立ったことだろう。

間奏と後奏には美奈子さんの楽曲にはめずらしく、ヒップホップ風の男性ヴォーカルがフィーチャーされている。1990年代はヒップホップの影響力が日本の音楽界にも及んできた時代だったが、美奈子さんはそうした流行の尻馬に乗るような形でヒップホップに取り組むようなことはせず、持ち前ののびやかなカンタービレを最後まで貫き通した。私はそれは実に賢明なことだったと思っている。後奏には例によって美奈子さんの高音域のスキャットが挿入されていてここがまた一つの聴きどころとなっている。


ひたちなか市ではこの歌に合わせて踊る「ひたちなか踊り」というものが流布していて、市民の間で広く親しまれているらしい。レゲエのエッセンスを採り入れた、現代風盆踊りの一種とでもとらえればいいのだろうか。美奈子さんの入院中には、ひたちなか市の小学生たちからは名前に因んで37,500羽の折り鶴がプレゼントされたという。

この歌は純粋に音楽的な観点からいえば美奈子さんのキャリアの中で特筆すべき作品というわけでもないだろうが、このような形で地域社会の絆を深めるのに役立っているというところに重要な意義があるといっていいだろう。この歌がこれからもひたちなか市民のみなさんの親睦の拠り所として聴き継がれ、心の故郷として親しまれていくことを祈りたい。


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