「日米対抗フィギュア2007」

2007年10月 7日

フィギュアスケートの本格的なシーズンの開始を告げる「日米対抗フィギュア」が6日開催された。ジュニアはすでにシーズンが佳境に入っているが、シニアは注目選手の今年のプログラムが披露される初の機会となった。今年もまた気の休まらない日々が続くことになりそうだ。

気になった選手を中心に感想をダイジェストで。


高橋大輔選手はきれいに決まらなかったけど4回転ジャンプを2回入れてきたところに今シーズンにかける意気込みを感じた。サーキュラー・ステップの後に美しい旋律に乗せて情熱的なマイムの仕草を取り入れたところにモロゾフコーチならではのセンスを感じる。彼の持ち味を生かしたいいプログラムだと思う。


ジョニー・ウィアー選手はやはりこういう情感のあるピアノ曲が絶妙に似合うと思う。少し手をついてしまったけど高さと幅のあるトリプルアクセルは健在で、調子は悪くなさそうだ。昨シーズンはあまりいいところの見られないシーズンになってしまったけど、今シーズンはぜひ彼らしい魅力溢れる演技を披露して欲しい。


女子はまさかこのメンバーで日本が敗れることになるとは思ってもみなかった。特に安藤美姫さんの転倒による怪我には驚いた。おそらく右肩を痛めたのだと思うが、どうも脱臼が癖になってしまっているようで心配される。一頃見られた精神的な脆さはもう全く心配しなくてよさそうだが、この肩のトラブルは今後の競技生活を通じて彼女につきまとうことになりそうで不安になる。

肝腎の演技の内容は、最初のルッツでの転倒による怪我からの再開後はやはりこの怪我を気にしながらの演技になったようで、慎重に要素をこなしているという印象。事前には「セクスィーな女性の演技」を意識していることを話していたが、取り敢えず無難な演技に収まっていた。シーズンを通じてより“セクスィー”さに磨きをかけていって欲しい。


浅田真央ちゃんはやはりタラソワさんの指導を受けて手足の動きに表情が出てきたと思う。特にストレートラインステップで上体を大きく動かしてダイナミックさを出していたのは今までに見られなかったところで印象に残った。コンビネーション・ジャンプが抜けてしまったのはらしくないミスだけど、半分お遊びの大会なので気にすることもないだろう。

先月で17歳になったそうで、いつまでも“ちゃん”づけで呼んでいいものか、というのは気になるところではある。でもまだ当面はやはり“真央ちゃん”が似合いそう。きっと彼女のことはおばあちゃんになっても“真央ちゃん”と呼んでいそうな気がする。


長洲未来ちゃんとキャロライン・ジャンちゃんの二人はいつも見ていると「相手は子供だぞ、落ち着け!」と自分に言い聞かせるのに必死になる。あまり心の奥底にひそむ(?)ロ○コン魂を揺すり起こさないでくれ、と哀願しながら見守るほかない。

未来ちゃんはスパイラルから入るちょっと変わった構成のプログラム。連戦の疲れからかめずらしくジャンプがガタガタになってしまったが、彼女の持ち味が出た夢のあるプログラムだったと思う。足を止めたマイムの動きには村主章枝さん並みの女優魂を感じた。

キャロラインちゃんの方は実力のあるお姉さん選手たちを差し置いて最もまとまりのある演技を披露してくれた。ただ、演技に子供っぽいところのない、大人びた表現のできる選手ではあるけれど、さすがに「Spanish Gypsy」は背伸びをし過ぎかな、とも思った。

多くの方が指摘されているように、ルッツの助走に癖があるのがルールの変更もあって今後注意を要するポイントになってくると思われる。しかしスピンやスパイラルのポジションはすでにシニアのレベルでも最高峰と言っていいように思う。


参加選手全員の演技を見せてくれたTBSの放送は満足のいくものだった。ファンの意見を番組構成に反映しようと配慮してくれているのなら歓迎したい。ぜひ今後もこれを継続していって欲しい。

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コメント

フィギュアシーズンの到来ですね。

昨日は日本選手の転倒が目に焼きついています。
真央ちゃんは昨シーズンと比較するとシニアの貫禄が出てきましたね。

村主さんは流石です。
suguri worldを堪能しました。

安藤さんのケガ心配ですね。

去年もですが、多少VTRを入れつつも、全選手流してくれて良かったです。是非、グランプリシリーズ及び世界選手権の放送権を持っている局も見習って欲しいです。今日のエキシビは、残念なことにコンペより余計な映像が多く、一部選手がダイジェストになって残念でしたが、BSでは全選手放送してくれそうなので、よしとします。

大ちゃんは、予想通りまだまだ調子が出ていないようですね(苦笑)でも、精神的な余裕はあるようですし、「4回転2回入れても大丈夫そう。」と言ってたので、本式のコンペでの活躍を期待です。衣装はちょっと個人的にはう〜んでしたが。

女子に関しては、おっしゃるとおりまさかと言う結果でしたが、本式の試合ではないですし、今回の結果を踏まえ、試合では良い感じになっていくと思います。ジャン選手の柔軟性には驚きました。

-> moonさん

いよいよ始まりましたね。まだこの時期なのでジャンプの失敗などはある程度は仕方ないと思います。

安藤さんは前日の練習で肩を痛めていたようです。深刻な怪我には至らなかったようで取り敢えずはよかったです。


-> モモさん

一部編集があったみたいですけど全選手の演技が見られてよかったですね。エキシビションは3人の選手がダイジェストになって残念でしたが、BSでやってくれるのですね! 楽しみにしたいです。

高橋選手は昨シーズンの出だしもこんな感じだったのでまずは順調な仕上りとみていいのではないでしょうか。失敗も許されるこの大会で4回転ジャンプを2回跳ぶ挑戦をしたのはよかったと思います。衣装は確かにちょっと飾りがごてごてとし過ぎていた感じでしたね。あちこちでも評判が悪いみたいですね。

女子は安藤さんのアクシデントに驚きましたが、真剣勝負の場ではもうこんなことは起こらないと信じたいです。キャロラインちゃん、あのプログラムが似合うようになるにはまだちょっと時間がかかるかな、と思いましたけど、でもとってもかわいかったです♥

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