週末のスポーツ三題
2008年3月10日
先週末のスポーツの話題三つについて一言ずつ。
長野メモリアルオンアイス2008
今月1日に長野オリンピック10周年を記念して行われたアイスショーの録画放送だが、当り前のように太田由希奈さんの演技をカットした編集に腹が立ってコメントする気も起きない。ただ一言、高校時代の荒川静香さんはやっぱりかわいい♥
WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤大助とポンサクレック・ウォンジョンカムの4度目の対戦は三者三様のドロー判定でチャンピオンの内藤が防衛。私の目には終盤内藤が辛くも逃げ切ったように見えたが際どい採点になった。しかしドローという結果も十分納得の両者とも素晴らしいファイトだった。
おもしろかったのはポンサクレックが入場のテーマ曲にベートーヴェンの交響曲第5番を用いていたこと。そう言えば何となく彼の風貌は肖像画で見るベートーヴェンに似ているような気がする。
今日の朝日新聞夕刊に載ったこの試合についての西村欣也氏によるコラムが素晴らしい文章で、紹介したいのだけど残念ながらウェブでは読めないようだ。このコラムで知ったのだが、先月発行の内藤の自叙伝「いじめられっ子のチャンピオンベルト」の帯には「カッコ悪い自分を愛せる人は、カッコイイ」という文言が記されているのだそうだ。深い言葉に思わずうならされた。ヒーローというのはこういう人のことを言うのだとあらためて確信した。
名古屋国際女子マラソン
周知の通り“Qちゃん”こと高橋尚子選手は惨敗したのだけど、この人の何が凄いといって、あんな結果になった直後に笑顔で記者会見をするところだ。天才的なアスリートは数多いだろうが、こういうことができる人というのは滅多にいないと思う。なぜこんなことができるのか自分には信じ難いところだ。この人が人気があるのはただオリンピックで金メダルを取ったアスリートだからというだけでは決してないだろう。今後については競技を続けると明言していたので、ぜひ自分が納得できるまで走り続けて欲しいと思う。
コメント
高橋尚子の記者会見は、言い訳会見でしょ。
惨敗したけど私は平気よ。というパフォーマンス。
実は足の手術をしてたんです。なんて
あの記者会見で言うなよ。ただの負け惜しみ。
言い訳ですね。
もう、なにがしたいんだかね〜。
-> 通りすがりさん
はじめまして。コメントありがとうございます♪
人によって受け取り方は様々でしょうから特に反論は致しません。でも人の言葉はできるだけ素直に受け取った方が自分の心が豊かになると思いますよ。少なくとも私はそうしています。
よかったらまた何かの機会に通りすがって下さいませ。
私は高橋尚子選手の記者会見を見て、胸がいっぱいになりました。
惨敗してよほど悔しいだろうに、笑顔で応対してくれる。
しかもヒザの手術を受けていたと・・・。
また笑顔でゴールするQちゃんを見たいですね。
内藤戦はホント際どかったですね。
最終R、自分はポンサクレックに取られたと思っていたんですが、
ジャッジは2人が内藤だったので、逆だったら負けてたってことですね・・・。
負けられると困るんですよ・・・。
内藤クンには興毅をぶっ潰してもらわんといけないんで・・・。(笑)
Qちゃんは、なんか4年後も選考レース走っていそうな・・・。
今回は手術の影響での調整不足でしょうが、
それまでの練習は “やりすぎ” だろうと感じます。
そのあたりを見極められる・・・というか、
Qちゃんに「そのへんで止めておけ」とか言える人が必要なんじゃないかと思います。
おそらく、小出監督がそうであったんだろうかと・・・。
内藤大助選手は、私と同じ北海道の出身です。亀田大毅選手と戦い、そしてテレビに出たりして、前王者との戦いに勝てるのか思いました。それでも引き分けでよく戦いました。
高橋尚子選手はよく戦ったと思います。ただ小出監督と別れたことは裏目にでましたね。彼女は世界新記録を出し、誰にも負けない最強の選手だと思いました。さわやかな笑顔と前向きな生き方には、多くの人に感銘を受けると思います。もうすぐ36歳になるので、これからは記録は望めないでしょう。彼女が納得するような走りをして、これが自分だと見せるでしょう。
-> ぺんぎんさん
4年前(あれからもう4年になるんですね…)にアテネオリンピック代表の選に洩れた時直後に記者会見を開いたのを見て「凄い人だな…」と心底思いました。ある意味シドニーで金メダルを取った時以上の衝撃でした。4年が過ぎてもQちゃんはQちゃんだったということでしょうかね。また笑顔のゴールシーンが見たいですね。
-> ボランチさん
ボクシングは私は終盤も内藤の方が試合をコントロールしているように見えたので結構楽観していたのですが、採点表を見ると薄氷の防衛でしたね。でもこれで興毅戦も見えてきましたので、もう一回“国民の期待”に応えてもらわないといけませんね。^ ^
Qちゃんはやはり指導者がなく選手自身がトップに立つという体制での練習に無理があったのかも知れませんね。競技を続けるならそのあたりの見直しも必要な気がします。でも彼女なら本当にまた4年後も選考レースを走っていそうですね。
-> 旅人さん
私は内藤選手を見ていると同じ北海道出身の原田雅彦選手を思い出します。北海道人特有の温かみのある人柄が何となく似ているような気がするのです。あれだけTVに出て、それでもハードな練習をしてよく戦いましたね。
マラソン選手は案外選手生命が長いので、Qちゃんも記録などはもう難しいかも知れませんが練習環境をうまく整えられればまだまだ走れそうな気がします。また自分の納得のいくレースができるまで走り続けるんでしょうね。
WBC世界フライ級タイトルマッチ
両選手共お互いの手の内を知っていて戦いずらそうでしたね。
派手さはないけれど正統派の世界タイトルマッチだと思いました。
チャンピオンの内藤選手はKOで勝利したかったと思います。
名古屋国際女子マラソン
Qちゃんこと高橋尚子選手の失速は意外でした。
一度頂点に立ち、長距離ランナーとしてピークは超えていると思うが、未だ挑戦するアスリートは超一流だと思います。
ガンバレQちゃん。
-> moonさん
フライ級タイトルマッチは4度目の対戦なのでお互い手のうちを知り尽くしているのでやりづらかったでしょうね。でもさすがに実力者同士の対戦で見応えのある試合になりました。内藤選手はポンサクレックの強さを知り抜いているのでKOはあまり意識していなかったと思いますが、今度もし興毅との対戦が実現したらぜひKOで勝利して欲しいと思います。
私はQちゃんがすんなりと勝てそうには思えなくて、ああいうことも起こるのではないかとどこかで予測していた部分もあります。途中でやめてしまうのではないかとも思いましたが、最後まで走り抜いたのは本当に立派でした。本人はまだまだ燃え尽きていないようなので、また素晴らしいレースを見せて欲しいですね。
sergeiさん、こんにちは(^^)/
Qちゃんの名古屋国際女子マラソンを観て来ました。
あれだけの厳しいレースだったのに、ゴール後の変わらぬさわやかさに、希望を与えてくれました。
放送終了後も観客の多くが会場に残って高橋選手を待ち、その姿が現れると温かい歓声で迎えました。これほど、多くに愛されるマラソン選手も珍しいかもしれません。
仰るように、まだマラソンを続ける考えを表明されているのは、うれしいことです。オリンピック選考うんぬんにとらわれず、マラソンの素晴らしさを伝えていってほしい人です。
太田由希奈選手を編集でカットするとは!フィギュアスケートの面白さ、美、太田の資質を解ってないですね…と一緒に腹を立てさせていただきます(笑)。
-> ysheartさん
こんばんは。ブログを拝見しましたよ。名古屋まで声援に行かれたんですね! 放送時間内にQちゃんがゴールできないというのはショックでしたが、競技場内の観客のみなさんはずっと待っていて歓声で出迎えたんですね。これほど多くの人に愛されるのはやはりいつも明るく前向きな人柄によるところが大きいと思います。これからもQちゃんらしく競技生活を続けていって欲しいですね。
由希奈さんをカットするとは…、フィギュアスケートをわかっていない人が番組を制作しているんでしょうね。