パーヴォ・ヤルヴィさんの「ライン」

2008年10月12日

今日の『N響アワー』は川にまつわる名曲の特集ということでシューマン作曲の交響曲第3番「ライン」が全曲放送された。指揮は気鋭の若手指揮者、パーヴォ・ヤルヴィさん。パーヴォさんのシューマンは以前にも『N響アワー』で聴いたことがあって、それが今日と同じ「ライン」だったか別の曲だったか覚えていないのだけど、とにかく素晴らしい名演だったのを覚えている。パーヴォさんはシューマンには特に強い共感を抱いているようで、それが演奏にも如実に表れているのを聴き取ることができた。

今日聴いた「ライン」も(以前聴いたのと同じ演奏だったのかも知れないのだけど)熱のこもった素晴らしい演奏で、シューマンがライン川沿いの街、デュッセルドルフに住んでいた時に書き上げたという作品にこめられたロマンティシズムを存分に堪能することができた。シューマンの素晴らしさとパーヴォさんのシューマン作品に寄せる情熱を再認識さそられる放送だった。

実はつい先日パーヴォさんの弟のクリスチャン・ヤルヴィさんの演奏に接する機会があった。それについてはそのうちレポートすることにしたい。

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コメント

ヤルヴィのシューマンはまだ聴いたことがありません。パーヴォ・ヤルヴィといえば、やはりベートーヴェンの交響曲全集。それから、シベリウスとドビュッシーですね。特にシベリウスの5番は、非常に(演奏が)難しい曲だそうですが、なかなかの演奏です。

(ヤルヴィの)ベートーヴェン交響曲全集といっても、聴いたのはまだ4曲。残りの曲が楽しみです。

-> ミューズさん

さすがにお詳しいですね。パーヴォさんはN響とも縁の深い方なので、私は時折TVの放送で聴くくらいです。この間の『芸術劇場』は録画に失敗して、グリモーさんとのベートーヴェンは見られたのですが、ブルックナーの方は見逃してしまいました…。

シューマン作品は特にお気に入りの様子で、気合いの入り方がいつもと違っているような印象を受けます。ミューズさんもぜひ機会があったらお聴きになってみて下さい。

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