全日本選手権2008 男子シングル SP
2008年12月26日
小塚崇彦選手
冒頭のルッツの着氷が乱れコンビネーションにできず。トリプル・アクセルを成功させた後フリップをコンビネーションに変更したがトリプル・トウループは両足着氷。グランプリ・シリーズでの好調からするとやや物足りない演技になってしまった。
無良崇人選手
得意のトリプル・アクセルは実に見事で、しっかり回り切ってから降りているのが素晴らしいと思う。NHK杯でロング・エッジをとられていたフリップはやはりアウトエッジで踏み切っていたように見えた。今はまだ仕方ないけど、今後世界の舞台で戦っていくには対応していく必要がありそうだ。
村上大介選手
ジュニアの全日本と合わせて初めて見たのだけど、高橋大輔二世の呼び声通り独特の雰囲気のある選手で将来が楽しみ。フリーで完璧な演技ができれば表彰台争いの思わぬ伏兵になるかも知れない(といったら言い過ぎかな)。
中庭健介選手
昨シーズンのこの大会での悔し涙を見ているだけについ応援に力が入ってしまう。しかしコンビネーション・ジャンプの二つ目がダブルになってしまった。解説の本田武史さんはフリップのエッジがアウトだったとも指摘していた。それにしても点数が低かったのでほかにも何か減点される要素があったのかも知れない。
織田信成選手
昨シーズンのこの大会を自分の意志で欠場しているだけに今シーズンは彼の真価を問われる大会となっている。おそらく相当なプレッシャーを感じていたと思うが、それを感じさせない完璧な演技で断トツの首位に立った。念願の初優勝は堅そうだが(そういえば過去には幻の優勝なんてこともあったっけ)、結果は気にせずに滑れなかった昨シーズンの悔しさを全てぶつけるような力一杯の演技を見せて欲しい。
南里康晴選手
せっかくいい演技だったのにルッツがシングルになってしまったのだけがもったいなかった。無良選手が好調なので表彰台に向けては厳しい戦いを強いられそうだ。
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